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キングジム ポメラ DM200購入してみた

 『文章を書きたい』そう常々考えてはいたものの、なんだかめんどくせえなあという気持ちに押されてやる気を無くしていた期間は3年ほど。はい、それが僕です。
 ですが『今が一番人生で若い時だよ。今やらないといつやるの?』という己が心のマイエンジェルの囁きにはっと気づき、一念発起して文章を再度書くことにしました。そのためには最高級のツールを使ってモチベーションをアゲアゲ↑(*゚∀゚*)↑(平成の死語)でやっていかねばならないのです。弘法筆を選ばずとも言いますが、一般ピーポーである僕は選びに選んで最高級の筆を探し出しました。そんな訳で、買ってみました。

ポメラ DM200
https://www.amazon.co.jp/%E3%82%AD%E3%83%B3%E3%82%B0%E3%82%B8%E3%83%A0-KINGJIM-DM200%E3%82%AF%E3%83%AD-%E3%83%87%E3%82%B8%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%A1%E3%83%A2-DM200%E3%83%96%E3%83%A9%E3%83%83%E3%82%AF/dp/B01LXQZ4WI


 発売からもうかなり経過しているため、一体このレビューのどこに需要があるのかは全くもって未知数ではありますが、文章を書くためのガジェットとしてポメラ DM200のレビューしたいと思います。

僕のポメラ歴

 かれこれ10年ほど前に、DM20を買って小説や思考メモなんかを書くのに2年間ほど使っていました。が、スマホの台頭もあって、なんとなーく使わなくなってしまい、ただのガラクタに、、。久々に開けたらゴムが溶けていてベトベトになっていたため、やむなく廃棄しました。

 当時はデータ移行したりするのがSDカードやPCに繋いだりする仕様で、ちょっと面倒だったりしたんですよねえ。ハード的にも折り畳み式というコンパクト性と引き換えに、機構的には壊れやすい構造でもあったので、結構ガタついたりしていました(キングジムさんの名誉のために言っておきますが、可動する部分があればあるほど壊れやすく、これは仕方ないところだと思います)。

 それから5年くらい、ポメラから離れていましたが、文章を書くために何かしらの新しい動機も必要だなあと思い立って購入しました。使うのに三日坊主にならなければよいのだが、と内心ビクビクしてますが。
 しかし、発売されてからもう4年以上経ってますが、ある意味コンセプトとしては初期の頃から確立されているし、機能面ではもう拡張するところがあまりないので、商品サイクルもあまり回らないんですね。このところは、毎年新製品が出るapple製品とは大違いですね。

形状

 当初の観音開きスタイルから一転、DM100からストレート型に変化しました。機構上安定性が増した一方で、デカくて重くなりましたね。ストレート型は別にいいけど、やはりもっと軽かったら良かったのにと思います。筐体の剛性を考えたりするとこれが一つの解なのでしょうが、もっと薄かったりしたらApple製品に負けないカッコ良さが出るのに、、、と思わなくもない。うーん、ちょっと残念です。

 ちなみにマット仕様にもかかわらず、手の脂がやたらと目立つのはどうにかならんかったのだろうか。個人的には気になりポイントです。

ディスプレイ

 画面サイズは7インチ。それほど不便さは感じないのですが、ディスプレイの左右のスペースはボタンも何もなく、なんだか無駄な感じがします。とは言え、ディスプレイが横長だとそれはそれで見づらい気がするし、コストアップになるだろうから特に今のままでも良いんだけど(なら言うな)。

ATOK変換

 天下のATOKですが、個人的には可もなく不可もなくって感じです。昔使っていたDM20の時に『おおこれがATOKか』と、ロトの剣を装備した勇者よろしく胸を弾ませながら文章作成していましたが、正直なところ『馬鹿ではないが、変換が天才的に賢いかというと、それはどうなん?』って感じで期待値を裏切られた過去あり。そんな昔のトラウマもあっての今回のDM200ですが、その時から比べると良くなっているしストレスもない気がするけれど、2倍良くなったという感じでもないなあという感想です。その昔、IMEはクソと思っていたけれど、最近は結構よくなってきているので相対評価としては、まあ変換ソフトの中ではいい方かなくらいです。何事も期待し過ぎると良くないね。

打鍵感

 キーボードは小型で打ちづらいかなと思っていましたが、全くの杞憂。手が大きい人はあまり合わないかもしれませんが、僕みたいな手がそれほど大きくないジャパニーズにはそれほど苦労もなく打てます。軽い打鍵でタイピング出来るので、ここはさすがポメラと言ったところ。ここの部分のコダワリは、やはり唯一無二の出来栄えですね。

電池

 電池が乾電池からバッテリー形式になりました。「コンビニに行って電池を買えれば電池切れに困ることなかったのに」と、不満をいう方もいらっしゃるみたいですが、個人的にはそこまで不便さを感じません。このご時世、どこか行くのにもモバイルバッテリーを持ち歩くのが一般的だし、カフェでもどこでも充電できるような環境にはなってきたので不便な感じはしないです。

 それよりもmicro USBのTYPE Aのケーブルと充電器がご丁寧に付属品として付いていて、まあ必要なのはわかるけれどもう要らねえ、、感が強かったです。もう発売されてから4年ほの経っているので仕方ないですが、TYPE Cじゃねえんすねってとこも少し萎えました。

便利機能

 bluetooth機能が付いていて、スマホとペアリングさせればスマホ用のキーボードとして早変わり。あら、意外と便利ねえ。この機能(どこかの優雅なマダム風)。スマホを立ててこの原稿を書いてみましたが、違和感なくすらすらと書けます。

 あとは辞書が付いているのは良いですね。物書きにとってインターネットに接続されたPCなどは誘惑の塊なので、ほんとそのあたりは良くわかってるなあって感じでした。ただ、類語辞典はweblio様をミュウツーに例えるとポメラのはポッポです。

値段

 もうこれは爆高と言っていいほど高い。Amazon 3万5千円でipadの廉価版に迫る価格ってどういうことよ、、ってくらい高い。でも、悔しいけど唯一無二の商品だから買っちゃうってのが、キングジムさんの商売が上手いところですよね。物書きのためのツールとしてのオンリーワン製品の地位を確立していて、ホント凄いところだと思います。


 これで、この半年後とかにDM300とかが出たらどうなるんやろうとか思いつつレビューを終わりたいと思います。全体的にあんまり褒めてなかったですが(笑)。全然悪くないですよ、文章を書くのが好きな方には間違いないオススメ商品だと思います。
 それでは、長文お読み頂きありがとうございました。

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