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2度めましての初任給

去年(2022年の4月末)新卒入社した会社を辞めて、今年(2023年2月)から元々学生時代にアルバイトをしていた会社に再就職してから最初のお給料が振り込まれた。

 僕にとって社会人になって2度めの「初任給」だ。
 初めてもらった給料はコロナ禍の影響を受けて6割になったなぁ。そこからなんやかんや引かれて12万円くらいだった。休業扱いで自宅待機させられ実際に働いてなかったとはいえ本当に生活も精神的にも苦しかったのをよく覚えている。
 
今回振り込まれた額は前職を辞める前もらってた額より少ないけれど、その何倍も嬉しく感じた。

元アルバイト先で勝手知ったる環境とはいえ求められるスキルも違えば、前職はテレワーク中心だったのでお客さんと直接名刺を交わしてご挨拶するのも、社内政治のあれやこれやも初めての経験だった。
また去年の4月から何ヵ月と働いていなかったので、毎朝起きてスーツや作業着に着替えて出勤するのはさすがに身体を適応させるのに苦労した。
徐々に「働くってこういう感じやったよな」って自分の脳みそと身体に言い聞かせながら、教えてもらうこと以外にも上司同士の雑談に耳を傾けて情報を集めながら、なんとか乗り切った2ヶ月間だったと思う。
とはいえ毎日異なるスケジュールが埋まっていることに忙しくも充実感を得られる日々だったので、
この2度めの初任給はひときわ感慨深いものがあった。

思えば前職からは「逃げた」形で退職をしてしまったが、今考えればあの時決断した俺ナイス過ぎるなぁと。マジでグッジョブやったなぁと思う。(仕事は辞めるのだが)

 お客さんから心ない暴言やクレームをほぼ毎日浴びせられ、数字を追い求めても自分の給料に反映されない、本部に異動できたとしてもその先が描けない環境に身を置くことに限界を感じた。

いや、限界を感じつつだましだましやり続けたら、とうとうデスクトップの画面を見るのが億劫になってしまい、そこでやっと自分の心がもう無くなりかけていることに気が付いたのだ。

初めて"体調不良"以外で仕事を休んだその日の夜、かかってきたオカンからの電話で思わず泣いてしまったこともあったなぁ。

そんな環境からはこっちから願い下げや!撤退撤退!
って東京から引き上げて地元関西に帰ってこれたのもよかった。やっぱり深夜に6チャンネルに合わせれば千鳥がちょっと待てぃ!!とボタンを押し、やすとものお二人や今田さん、なるみ姉さんや岡村さんがべらべら喋ってる番組が見れるのはいい。

振り返れば東京で友達と会ってる時以外、家に1人でいる時はほとんど笑えてなかったなと思う。


自分の力と存在を求めてくれて、期待してくれて、信頼して仕事を任せてくれる人がいる環境は本当にありがたいと感じる。
全て上手くいってるわけではないしまだ経験不足が否めないけど、今のところなんとかやっていけそうである。

年末年始にロンドンに旅行に行った時はまだ仕事が決まってなかったけど、自分で自分の尻に火を点けるために本場ロンドンのブランドであるMARGARET HOWELLのネクタイを買った。(一目惚れしたのもあるが)
そうしたらあれよあれよと1ヶ月後くらいに早速出番が回ってきて、ラッキーアイテムってこういうことなのかと思ったり。

ちょっと今日は忙しかったから行けなかったけど、また月曜日の帰りにお花と甘いものでも買わないといけないなと思う。




まだ3月終わってないけどひとまず自分お疲れさんということで少し振り返っての雑記とさせていただいてここらへんで。

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