◆いつでも上機嫌
もうすぐ4月になり、新社会人になる人もいるのかな、と思ってこんな話を書いてみようと思います。
みなさんのモットーはなんですか?
私は幾つかモットーを持っていますが、社会人として働く上でいちばん大事にしているのが、「いつでも上機嫌」というものです。
これは、田辺聖子さんのこちらの本を読んだときから大事にしています。
上機嫌な言葉 366日 (文春文庫)
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会社という組織には、いろんな人がいます。
いつもニコニコしていて話しかけやすいオーラを出している人。
物静かだけど、話しかけたら丁寧にコミュニケーションを取ってくれる人。
常に忙しそうで話しかけるタイミングが難しい人。
そして、突然イライラし始め、話しかけてもそっけない態度を取り、仕事にまで支障をきたす人。
前の会社でも今の会社でも、こんな感じでいろんな人がいます。
きっと、みなさんの中でも、当てはまりそうな人が思い浮かぶのではないでしょうか。
ちなみに私は、4人目のような人がとても苦手です。(そもそも得意な人はいないと思うけど)
私は基本的に、「他人は他人、自分は自分。他人のことはどうでもいい。」という精神で生きるようにしているのですが(仕事中は特に)、あまりにもイライラを表出されると、さすがにこちらのこころにも悪影響を及ぼし始めます。
こうなると、相手になんとかして変わってもらいたい!と思ってしまいがちですが、イライラを表に出してしまう人は、もともと感情のコントロールが下手なんだと思います。
だから、それについて他人がどれだけ注意しようと、簡単には治らないのです。
それならば、どうやって対処すればよいか?
そういう人には最低限のコミュニケーションしか取らないようにして、自分を守るくらいしかできないのです。
あまりにも目に余るときは上司に言っちゃいますが、上司から注意してもらったところで、やっぱり相手は治らないんですよね。人の性格はそう簡単には変わりません。
来月から新社会人という人もいると思いますが、相手の感情や言動に振り回されすぎないように、自分のことは自分でしっかり守って、新生活を楽しんでほしいな、と思います。
さて一方、自分が不機嫌オーラを発していないか?ということも、定期的に客観視しています。
自分はできるだけ、「忙しい」「イライラする」「落ち込んでる」みたいな、ネガティブな感情は表に出さないように気をつけています。
そうは言ってもまだまだ私も若いので、きっとイライラしちゃってるときもあります。
そういうときは、なんでイライラしているのか?を落ち着いて考えるようにしています。
学生の頃は、イライラの原因をゆっくり考えるようなこともなく、あんなことやこんなことをして周りの人に迷惑をかけていたな…という恥ずかしい記憶があります。あの頃に比べたら多少は成長しました。
前置きが大変長くなりましたが、だから私のモットーは「いつでも上機嫌」なのです。(だからとは?)
ちなみにこれは、いつでもハイテンションでいるとか、そういう話ではありません。
無理にテンションを上げたりパリピのように振る舞ったりする必要はありません。
私が心がけている「上機嫌」は、職場のみなさんに、「かるどれさんと一緒だと働きやすいな」と思ってもらえるような、前向きなオーラを静かに放ち続けるようなものなのです。
決して、「私、一緒にいて働きやすいでしょ!」とか自己主張を強くしてはいけません。
静かに、だけど確かにオーラを放つのです。
「私にはいつ話しかけても大丈夫ですよ。余裕があればどんな仕事も手伝いますよ。」という雰囲気を纏うのです。
実際、前の職場では、この心がけが功を奏して、年上の方々とも上手に働けていたと思いますし、今では同じ部署の別チームの人に、「かるどれさんこっちのチーム来てくださいよ〜」と言ってもらったりもしています。素直に嬉しい。チームは異動できないけど。
この「いつでも上機嫌」という心がけは、続けているからと言って、何か目に見える成果が出るような心がけではありません。
だけど、ずっと続けていくことで、きっと未来にまで続く素敵なご縁に恵まれるだろうと信じています。
もしかしたら、すでにそういったご縁に出会えているかもしれません。
人間だもの、泣きたくなるときもあるし、怒りに震えることあります。
そういった負の感情を、周りの人に気づかせない・悟らせないように隠せる大人って、最高にかっこいいと思いませんか?
だから私はそんな大人になれるように、これからも「上機嫌」に生きていきたいと思います。
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