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SnowMan目黒蓮さんのIGライブで心を打たれてしまった話

昨日10/24に配信されたSnowMan目黒蓮さんのInstagramライブにて、目黒くんが一生懸命に紡いでくれた言葉に心を打たれたので、残したくて、記録。
東京ドラマアウォードにて「silent」で助演男優賞を受賞した話しからの流れで、ひとつずつ言葉を選んで、丁寧に話してくれた内容でした。

《目黒蓮さん Instagramライブより》

なんかこうやって今日みたいに、ありがたいことに受賞させてもらって、嬉しい報告をみんなに出来たのがすごく嬉しかったです。
なんか今って、色々さ、なんか、ファンの人達も、不安な気持ちだったり、そういうのすごい抱えていると思うから、そういう時にちょっとでも明るいニュースを送れたのが嬉しいし、自分も、なんか毎日こう自分の人生、色々葛藤しながら生きてるけど、今みんなが抱えてる不安、不安なことだったりって、すごいなんか難しい問題だと思うんだけど、難しいよね、うん。でもなんか俺がひとつ思うことは、何か、ごめんいきなりだけど、何かなんかここにその、じゃぁ物事があったとするね、ここに。その物事があって、それをここから俺がこう見ると、この物事のこっから見た角度の例えばいいこと、あとは悪いことが見えるけど、じゃぁそれをはたまたこっちの角度からこう見たとしたら、また違うこの物事のいいところ悪いところが見えると思うのね。見てる位置が違うから。それはもう360度どこから見てもちょっとずつ違うと思うし、この物事の見え方って。でそれはまた、じゃぁこの物事のこの中、中でも自分がいる位置によってまたさっきと同じように360度、ここから見たらこう見えるとか、それって絶対自分がいる位置によって見え方って違うと思うから、俺が、俺のこの角度からこの物事を見てる、じゃぁその反対側からこれを見てる人の意見っていうのも、俺は絶対に聞きたい。聞きたいし、耳を傾けたいし、絶対に否定したくないなって思う。だからね、だって違うからさ。見え方ね。自分のいる位置によって。
だから、そういう意味で言うと、これって今こうやって見てくれてるさ、みんなの生きてる人生の中でもあると思うんだよね。例えば、自分が働きに行ってる会社での出来事だったりとか、家族での出来事だったりとか、なんか家族もお父さんから見るとこう見えてるよって、でもなんかまたお母さんから見る角度もあると思うし、みんなの日常でも全然こういうことってあると思うんだよね。見え方だね、だから。

だからこそ、その逆、僕と逆から見てる人の意見を僕は絶対に否定したくない。プラス、だから、俺から見えてる俺の意見というか、俺らの意見にも、耳を傾けてほしいなって思うかな。聞いてほしいなって。俺は反対側の人とか違う角度の人の意見も俺は聞くし、だから僕らの意見も聞いてほしいって思う。とか、なんかそういうようなことを日々、思いながら、色々葛藤してるかな。最近とかは。うん。

でも、なんだろう、なんかこういうようなことを、普段考えて、まぁ葛藤したり悩んだりしてて、最終的に行き着くところって、そのみんな人間なんだなっていう。みんな人間だもんな同じっていう。みんな生まれて、ねぇ、同じように生まれて、でそこから、楽しいことだったり、辛いことだったり、悲しいことだったり悔しいことだったり嬉しいことだったりとかを、各々が経験していって大人になっていく。みんな、同じ人間。平和がいいよね。って思う。

あの、例えばよく、じゃぁ誰かと、友達誰かと喧嘩しちゃいましたとか、俺からはこう見えてるからこうだって思うけど、で、なんかイライラっとしてしまっても、でも相手から見たら、相手の立場になって考えてみたら確かにそう思うよな、とかって大事ですよね。そういうのをこう考えられるのいいですよね。
あの人も、あの人もこうだったからお前もそうなんだろうとかじゃなくて。俺はなんかそういう風に決めつけられるのは嫌で、いや俺はそうじゃなかったけどなぁって思ったりすることもあるじゃん。あの人のだから角度と俺の角度は違って、とかさ、いっぱいあるよ。でも、みんな、同じ、人間。平和がいいよ。

目黒蓮さん 2023/10/24 Instagramライブ配信より


どんなかたちでどんなに丁寧に伝えたとても、彼らが何かを発信する場合、そのままの想いが届いて受け取ってくれる人もいれば、否定的にしか受け止められずに攻撃してくる人、傷ついてしまう人もいる。
その上で、できるだけ自分の言葉で、自分の声で、自分が考えていることを伝えたいという、真摯で誠実な人柄が伝わってきて、なんというか、感心しました。

彼らのようないわゆる"アイドル"と呼ばれる存在は、ただ消費されていくエンタメコンテンツなどではなく、ひとりひとりが人格を持ち、しっかりと自分の人生を自分の考えで歩んでいる立派な大人の集団だと、当たり前ですが思います。

けれど、なかなか本当の思いや考えを自分の言葉で発信出来る機会は多くなく、媒体を通じて少なからず変換されて発信された言葉や姿は、時に思わぬかたちで切り取られ、意図しないかたちで届いてしまうことも多くある。
結果的に、誰かを傷つけてしまうかもしれない。自分が傷ついてしまうかもしれない。リスクを取らずに多くを語らず発信を控えることだって、正当な手段であり権利だと思います。

それでも伝えてくれるのって、なかなか勇気が必要なこと。きっとそれだけ彼らが、真剣に自分の人生を選んで生きているからこそだと思います。
また、伝えた上で、それに対して360度さまざまな立場や価値観からの反応を受けることを承知した上で、自分はこう思うしどんな意見も価値観も否定しないと言い切ること。人として素敵だなと思いました。

どうか彼の、彼らの言葉や想いが、出来るだけそのままで多くの人に届き、出来るだけ不当な扱いやいわれのない批判を受けることなく、彼らが彼らの思うこと、決めたことに従って幸せに健やかに生きていってほしいなと願ってしまいます。
そして、どうか彼らのそばに、時には弱音や本音を吐きだせる場所があり、やるせない気持ちごと抱きしめてくれる人、守ってくれる人たちがいて、やさしい世界で生きていてほしいなと思います。