コロナ禍明けのタイ 勢いと懐の深さ
会社を設立して2週間のタイミングでの、タイ視察旅行。
コロナ禍明け4度目のタイ訪問で、ここ数年私が感じていたことと同じことを発言している人が増えてきている。
それは「タイはもはや日本を追い越していったのではないか」ということ。
全てにおいてとは言わない。
日本は清潔さ、勤勉さに長けているし、「ちゃんとしている」という言葉に集約されるありとあらゆることが「ちゃんと」出来る国民性である。
それでも。
タイを未だに「安い国」「発展途上国」と思っている人が多いのではないだろうか。
今回私が10日間滞在して感じたのは、「日本よりもお金の減りが早い」ということ。
世界的に有名なビックマック指数は、タイの方が価格が上。
カフェではコーヒー1杯500円以上平気でする。
一昔前のタイでは、スターバックスと同価格帯のカフェは、外国人か富裕層の行く所だった。
それが今や中流階級層が増え、郊外のおしゃれカフェでも500円する映えドリンクがバンバン売れる時代。
これが何を意味するか。
相変わらず屋台や食堂ではリーズナブルに美味しい食事が食べられるのは嬉しい。それでも、屋台のぶっかけご飯は10年以上前は30バーツほどだったが、今回ついに100バーツを超えてしまった。
しかもスクムヴィット中心部ではなく、シーナカリンでである。
円安も手伝って、日本から旅行でタイに行くのになんでも安い!と感じるのは厳しくなってきている。
こんな急成長をしているタイでも今なお、日本旅行は一番人気だ。
タイ人の友人に会うと必ず日本旅行の話になるが、彼ら彼女らが挙っていうのは、「日本は何度行っても飽きない」というお褒めの言葉ばかり。
タイ人にとってまだ、日本は憧れの国と思ってもらえている。タイ人の懐の深さに甘えることなく、これからはタイ人に助けてもらいながら、相互成長が出来るようになると良いなと感じた、今回の視察だった。
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