2007年15歳の石川遼くんが優勝した2つの理由
当時ラジオのニュース速報で石川遼くんの優勝を聴いた。耳慣れない名前に「伊藤涼太くん」(当時アマチュアで最強だったジュニア選手)と勘違いしていた。
その後色々な彼にまつわる情報に接してきた。使用していたゴルフクラブは地クラブ的なものや素人に近い父親のコーチしか受けていないことなど。しかし、この2つの情報だけで石川遼くんの優勝を証明出来てしまう。
まずは地クラブのこと。その名は「ソリッドコンタクト」というメーカー。縁があってそのメーカーを取材することが出来た。面白いことにシャフトの内径の中に固形物を装着したりその位置を変えたりしてそのクラブを試打させている。ヘッドを外して方向を変えるカスタムクラブ的な所作をしている。それと違うのはその位置を数ミリ単位で変えられることで既存のカスタムクラブとは大きく違う。2箇所くらいしかヘッドの位置を変えられないクラブとは雲泥の差がある。シャフトというのは内径の肉厚が均一で無いからその硬度が保証されている。しかしその反面振動させた時に一定の方向にしか安定振幅しない。それを知らずに「クソミソ」に安定振幅しないクラブが販売されている現実がある。それを知ってか知らずか石川遼くんの父親は地クラブに目をつけたことになる。内径の肉厚部分を作為的に増やすことでクラブフェイスが正確にターゲット方向ヘ向いてくれる。ならばゴルフスイングの回転運動でクラブフェイスが常時スクエアに向いてくれる物理的回転運動にするだけでボールの直進性は人力でコントロールを付けるより100倍も正確性を持ったボールコントロールが達成されるわけだ。ゴルフの無駄な知識を持つよりロースコアを保証してくれる科学的方法論を選んだ方がツアー優勝しやすいことになる。
この2つを選択すれば石川遼くんでなくても誰でもツアー優勝が出来るのだ。結局優勝の絶対条件であるロースコアは「物理の結果」でしか無いことを日本人プロゴルファーが理解すること。それさえ分かれば日本人プロゴルファーがメジャーで連戦連勝になること科学が証明しているのだ。