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【にっぽん丸チャーター】阪急交通社東日本様小笠原クルーズ〜硫黄島・西之島周遊〜

11月3日夕刻、この日は快晴にも恵まれ、にっぽん丸は東京国際クルーズターミナルより出航いたしました。
今便よりクリスマス仕様にデコレーションされた船内は煌びやかで、客船クルーズの気分をより高めてくれます。

船内のクリスマスツリー


今回の阪急交通社東日本様の75周年記念チャータークルーズでは、硫黄島・西之島をはじめ限られた船でしか航くことができない島々を巡ります。
少しばかりですが、各島の写真を交えてレポートさせていただきます。

〜鳥島〜

2日目の昼時、海上より「鳥島」を捉えます。

ー島名の由来は、国の特別天然記念物のアホウドリが多く生息することとされ、絶滅危惧種にされてからは保全活動が続けられていますー
船内の鳥島に関するガイダンスに耳を傾けながらアホウドリを探していると、頭上にはカツオドリが遊びにきてくれました。

様々な角度から鳥島を眺める
私が一番好きな角度はここ!
廃墟となった気象庁観測所
多くのお客様がデッキに出て鳥島を鑑賞されていました
周辺にはカツオドリが悠々と飛び回ります


〜孀婦岩〜

夕暮れ時には孀婦岩へ。
「孀婦岩を見る為に客船に乗った」そんなお客様がいらっしゃいました。見れば見るほど不思議なです。岩が何故ここに、、海の下はどうなっているのか、、

夕陽を眺める孀婦岩
なんとも言えない哀愁が漂います

〜父島〜

3日目の朝、父島 二見港に入港予定でしたが湾内は風が強く、安全を確保することが難しい為に入港を断念する形となりました。
急遽、船内講演の為に乗船されていた現地ガイドの竹澤様より父島観光のガイダンスが船内放送で行われることに。沖合から島を眺めながら小笠原諸島について学びます。

南下し、客船から見る千尋岩(ハートロック)
南島もはっきりと見ることができました

〜西之島〜

昼過ぎより船は西之島へ向けて舵を切ります。
火山活動が活発な為、安全を配慮した距離から、いたる所から立ち昇る噴気を観察します。ふと海を見ると海の色が所々違っています、、
火山ガスなどの影響によって一部海域が変色していました。
まさに活動する現場を目のあたりにすることができ、船上からでも自然を感じた貴重な体験です。

火山活動が活発な西之島
変色海域により海の色がグリーンに

〜硫黄島〜

太平洋戦争末期、激戦地となった硫黄島。
戦没者の供養と、平和に祈りを捧げる時を過ごします。各人様々な想いを込めて供養の為のお供え物を海に放ちました。

硫黄島は西之島同様に火山活動真っ只中で、摺鉢山の横に新陸地がまさに噴煙を上げながら形成されている瞬間に立ち会うことができました。

噴煙が上がる硫黄島新陸地
北硫黄島
上空をガスで覆う南硫黄島


東京のロストワールドと言われる島々を巡った今回のクルーズ。
残念ながら今回は天候によって父島上陸は叶いませんでしたが、「小笠原旅行絶対リベンジするわ!」そんなお声も聞けたことがとても嬉しく思います。
阪急交通社東日本様より催行の「にっぽん丸チャーター 小笠原 硫黄島・西之島周遊クルーズ6日間」は2024年の5月6日発便が既に発売中です。

読んでいただきありがとうございました。
それでは、また次の投稿でお会いしましょう。