【小笠原着発ツアー】父島滞在4.5時間、島内を自転車で周る!
小笠原着発ツアーとは?
通常は週に1便の定期運航を行う小笠原行きの船“おがさわら丸“が、夏期便(7月8月)とゴールデンウィーク期間は着発便(午前11時に父島に到着しお客様下船後、午後15時半にお客様を乗せて出発する)として運航します。
※運航スケジュールは毎年異なるので、着発便有無は要確認。
この時期を狙えば3日間休みを取るだけで小笠原に行くことができるのです!
旅好きにはたまらない、移動距離だけでも"究極の弾丸旅"ではないでしょうか。
今回は、滞在時間4.5時間の過ごし方にフォーカスして体験談をお伝えいたします。
【事前計画】滞在4.5時間で何をする?
着発便を利用して小笠原諸島の父島に着いてから、滞在できるのは4.5時間のみです。最終乗船の時間等を考えると、実質4時間弱。この限られた時間で何をするのか?
今回は自転車で3海岸(境浦、製氷、大村)を巡るビーチホッピングを計画してみました。
Googleでは自転車移動で総時間40分、総距離7.6km表記です。滞在時間実際の時間も時系列でチェックしていきます。
ー実際のルートを時系列でみるー
11:05 父島到着
24時間の船旅を終えて、ようやく父島に到着!
まずは手荷物を預けるため、ターミナル内にある観光案内所に向かいます。当社の着発ツアーご予約の方には”手荷物預かりクーポン”がついているのでクーポンを利用して荷物を預けましょう。(預けられるのは1つまで。荷物が2つ以上の場合、別途支払いが必要なのでまとめておくと◎)
11:10 名物”島寿司”を堪能
到着後すぐに港前のお食事処「ボーノホライズン」さんへ。
今回は事前に”島寿司ランチ”を予約しておきました。着発ツアーはとにかく時間との勝負なので、お食事処は事前にご予約されることをおすすめします。(営業日時も要チェック)
本日はカンパチの島寿司、青パパイヤのサラダ、メカジキの焼き物、メカジキのお味噌汁、デザートにはパッションフルーツと、小笠原の地物食材を使ったお料理を堪能させていただきました。美味しいご飯も旅の醍醐味ですよね。
11:50 レンタサイクルを借りる
お腹いっぱい幸せになったところで、さぁいよいよ観光スタート!
「ボーノホライズン」から徒歩3分、レンタサイクルを借りるならここ!「小笠原観光」へ到着。バイクの貸し出しも行っていますが、今回は電動自転車を借りることにしました。
3時間コースから貸し出しOKです。
ちなみに小笠原にはタクシーが島に1台のみしかありません。そのタクシーは島民でもなかなか見ることができません。見つけた人はラッキーかも!
海岸巡りの旅スタートです!
12:20 境浦海岸
トンネルを抜けると程なくして、境浦海岸の美しい海が眼下に広がります。
あまりの美しさに思わず自転車を停めて見入ってしまいました。
周りの木々達が取り囲む雄大な自然美は圧巻です。
バス停前にある駐輪スペースに自転車を停めて、海岸までは急な坂道を下っていきます。
海岸周りには固有植物や戦跡であるトーチカも見ることができます。海岸沿いを散策、波の音を聞きながらしばし休憩することに。
癒しの時間を満喫して、次なる目的地である「製氷海岸」へ向かいます。
苦しかった行きと裏腹に、来た道を戻る為、下り坂で楽々です!
ところが、、、
※スコール発生※➡︎ルート変更へ
広がった雨雲から強い雨が襲ってきました。
急遽予定を変更して「海洋センター」へ駆け込みます!
13:00 海洋センター
到着した13:00はちょうどお昼休みの為、建物内の展示館は入れませんが、屋外にある水槽エリア(一部屋根あり)でウミガメ達を見ることができました。
ウミガメのおやつが無人販売で買うことができるので大人ガメにキャベツをあげることにしました。勝手がわからず、キャベツを持って立ち尽くす私に、島の女の子が「噛まれないようにこうやってあげるんだよ」とお手本を見せてくれました。
ウミガメちゃん達との癒し時間を満喫していたら、雨が止んできました。
今日はお天気が不安定だから気をつけてね〜と島の方からの言葉を受け、雨の日観光におすすめの「センター巡り」に切り替えることに。
13:40 水産センター
雨が止んでいるうちに帰り道途中にある水産センターへ立ち寄り、名物の「アカバの歯磨き」をするはずが、、あれ?なかなか歯を磨かせてくれません笑
1匹ずつお伺いをしても今は気分じゃないのよというご様子。沢山歯磨きした後だったのかもしれませんね。
アカバさん、いつか磨かせてください。
14:00 ビジターセンター
先にレンタサイクルを返却し、歩いてビジターセンターへ。
中には小笠原の固有種の植物や動物などのパネル展示が多数あり、詳しく説明されています。
職員の方も近くで見られる固有種情報などを丁寧に教えてくれました。
14:30 お土産購入
島野菜や植物なども販売するJA農協でお土産選び。昨年リニューアルされて新しくカフェが併設されました。出航前でカフェは満席だった為、テイクアウトでパッションシェイクを頂きました。
15:10 乗船
港には既に沢山の人が集まっていました。船へ乗船すると荷物を置いて、真っ先に甲板に向かいます。徐々に増えて行く人たち、島の人と別れを惜しむように言葉を投げ交わします。
15:30 出航
着発便は通常より30分遅い、15:30出航です。
雨が強く降る中、沢山の船がお見送りに来てくれました。「いってらっしゃい」「また来いよ〜」島に戻る船を見て号泣する子供達、そしてわたしももらい泣きしてしまいました。
まとめ
当初予定の計画とは大幅に変更となりましたが、4.5時間という限られた時間の中でも小笠原の自然に触れることができました。社会人になると6日間というお休みを取得するにはなかなか難しいですよね。弾丸ツアーでありますが、滞在4.5時間の中でも小笠原の島を魅力を伝えられていれば幸いです。
それでは、また次の投稿で会いましょう。