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声豚は羊宮妃那に夢を見るか?-新人女性声優選択会議2021

2021年10月16日(土)、新人女性声優選択会議2021が行われました。
指名一覧は以下の通りです。

2021指名一覧(事務所あり)-2

今年は例年通りの形式に戻し、参加者6名で指名人数は5+育成2名(ドラフト全体で42名)となりました。
コンテンツ単位では、セレプロ、プラオレ、スーパースター、俺ステに関する声優が多く指名されました。
私の指名は画像通り、1位からペイトン尚未、佳原萌枝、藤寺美徳、荒井瑠里、宮沢小春、深川瑠華、渡瀬結月です。

今回はある程度時系列に沿って、リストアップ過程を書いておきます。
まず開催を告知した夏頃、今年の候補の中での第1集団を想定しました。
伊達さゆりさん、佳原萌枝さん、ペイトン尚未さん、相川奏多さんです。

この4人の誰かに突っ込むと競合可能性がありますが、主観も客観も満たすなら誰かはいきたい。
4人の中で1位指名を悩んでいた際は、相川奏多さんにしようと思っていた期間が長かったです。
ミューレ3期の中では最年少なのに声質と演技がもう十分で、アイプラの成宮すずちゃんは可愛いし、
適度に物怖じしないトークを出来て、総合的に引っかかる点がありません。

この後、例年通り1年のアニメ出演や有力コンテンツの動きを追い、ボイスサンプルを聴きあさる、
新人女性声優選択会議で最も地味な作業に入り、順位を問わず候補を挙げていきました。
特に今年は開催時期の都合上10月スタートのアニメもチェックし、早い話数で見極める難しさがありました。

これと並行し、開催2週間前にウェーバー順が決定し、私は6人中6番目となりました。
2位指名が全体12人目となるので、分かりやすい?候補は獲られていると仮定し、先ほどの4人の後ろ、10人前後の第2集団候補に重点を置いて調べました。

その中でも、ポテンシャル重視で3人の上位候補をリストアップしました。
それが、増田里紅さん、藤寺美徳さん、羊宮妃那さんです。

増田里紅さんはプラオレの主役で声質が良く、プラオレのYouTube(※今回最もチェックしたYouTubeチャンネルです)
では相手の話に一言添えながら相槌が打てる聞き上手さが見え、良い子感がありました。

藤寺美徳さんは後述しますが、プリマジの放送前特番で中学3年生ながら責任感が強い人だと感じ、ざっくり言えば一目惚れしました。

羊宮妃那さんは声質なら今年の候補で最高、頭を撫でて欲しい癒される声をしています。
秋から担当している超A&Gの声ラブで「ドラッグストアの店員さんの笑顔が嬉しかった」話を語っていて、
人柄は優しく店員に感謝できる心を持つ、うってつけの候補でした。
セレプロでヒロインを演じていて、3人の中では客観的に他の方からの注目がしやすいと想定し、
1位でいくと決めたのはドラフト3日前でした。

ドラフトの見通しとしては、まず先の第1集団の間で競合するから、
羊宮妃那さんは単独1位指名で抜けて、増田里紅さんは何とか全体12人目なら残るだろう、
藤寺美徳さんは自分以外誰も注目していない可能性もあるけど、
今回のドラフトのシンボル(後述)としては絶対に欲しい。
この挙げた順で指名できれば最高という筋書きを描いて本番に臨みましたが、
今となっては甘っちょろい見通しでした。

ここからはドラフトの流れと指名声優の紹介をしていきます。
表の通り、羊宮妃那さんはタナトスさんも1位で指名し、抽選で外しました。
(※タナトスさんの羊宮妃那さん指名経緯はこちら)

ここで私は外れ1位で第1集団の1人、ペイトン尚未さんを指名します。
元々バトンリレーのイベント等で存じていました。
2年前は演技に強みがある感じはしなかったですが、
いまスーパースターを見ていても全く違和感はありません。
平安名すみれちゃんの弱さと、その裏返しの高飛車を愛したいです。
SMA内の序列が上がればスーパースター以外でも活躍できる期待が持てます。

そして増田里紅さんが2位の最初、イソロイシンさんにより指名された時点で、
私の事前の、フレッシュな人柄派声優で3位までを固める構想は崩れました。
ここからは各参加者の2位が発表されて自分の上位リストを線消しする時間でしたが、幸いまだ第1集団で残っている(予想を外しただけですが)、
佳原萌枝さんを2位で指名できました。

佳原さんを獲得できて、何とか自分の指名が締まった感があります。
直近や今後の出演数、演技等も含め今回のドラフト候補では最も堅い1人です。
昨年もサクラ革命があったので下位候補リストには挙げていました。
甘めからやや低めの声まで無理がないので、正統派のメインヒロインを担えると思います。
現実主義勇者の王国再建記の2期はもっと出番が増えると嬉しいですね。

3位は藤寺美徳さんを一旦下げて少し通りの良い方にしようかとも思いましたが、
幸い今年は豊作ですし、ここを変更して最悪の構想全バラシになるよりは、
当初の予定通り藤寺美徳さんでいこうと思いました。
もし羊宮-増田のラインで指名できていたら思い切った判断が出来たかもしれません。

藤寺さんはプリマジ声優オーデのグランプリを受賞した中学3年生です。
プリマジ事前特番でオーデの映像が流れ、受賞が発表された直後に、
「シリーズのファンや一緒に仕事する方を裏切らない」旨の責任感の強いコメントをしていました。
私は「この子を信じられなかったら誰も信じられない」と思いました。
中学3年生らしい飾り気のない可愛らしさも、責任感の強い心も変わらないで欲しいですね。
どんな風に伸びていくかは分かりませんが、成長を温かく見守りたい人が出てきて嬉しかったです。

少し本筋とそれますが、
元々私自身は指名にあたり、一般的な声優の技能と考えられるもの以外に、
「人柄が信頼できる」という要素を重視しています。

そして、このドラフト候補を絞っていく10月前半には、
とても声豚として耐え難い、現実を忘れさせてほしいニュースが次々に入り、
「声優を信じたい」、「信じられる声優を推したい」、
そんな思いが頭を占めていました。
先ほど藤寺さんに「今回のドラフトのシンボル」という表現を使ったのは、
今回の候補で最も信じたいし、きっと応えてくれると思える声優だからです。

さて、自分の4位指名までの間には、日向未南さんや南條ひかるさん、水野朔さんなど、
残っていたら中位で欲しいゾーンの方々が当然指名されるわけですが、
それは上位と違い割り切れるところです。

4位はそのゾーンから荒井瑠里さんを選択しました。
セレプロで演じている今鵜凪咲ちゃんの可愛らしさと、
裏に抱える計算高さをよく表現されていると思っていました。
荒井さんは今回の指名では恐らく最年長になりますが、
元々ライブレボルトにいた方ですし、今後も多く出てくるような、
歌がキーとなるコンテンツで活きるのではと思います。

5位では元々、Liyuuさんと宮沢小春さんで悩んでいたのですが、
幸いスーパースターではペイトンさんが獲れたので、
ミューレ3期の展開にBetする意味も込めて宮沢さんにしました。
IDOLY PRIDEでは高尾奏音さんと姉妹役で共演しており、
高尾さんが作品の通り姉のように慕っています。
ミューレ3期の中でも最年長の温かい目線を感じます。
Twitterに上げる写真も端々に育ちの良さが見えて安心します。

そして育成では予定通り、
D4DJおっさんとして抑えようと思っていた響の2人を指名しました。
1位の深川瑠華さんは可愛い声の高校2年生です。
声や演技の角が取れずにそのまま残ると嬉しいですね。
2位の渡瀬結月さんは響の中では演技こなせる印象です。
人柄も優しく、佐々木未来さんの様に頼られる存在になってほしいです。
2人のコンビ“ゆづるか”のやりとりは、見ていてとてもホッとします。

とても長文で申し訳ありませんが、今回の私自身の指名とドラフトの流れを振り返らせていただきました。
私としては羊宮さんと増田さんが獲れなかった目算の狂いは大きいものの、
高く評価をしていた上位の2人と期待先行型の中位下位で構成できたので、
攻めの駒は置けたドラフトだったと思います。

最後になりますが、今ドラフトで指名された計42名の声優の皆様が、
悲しいニュースになることなく、明るく活躍されることを願っています。
参加者の方も、見てくださった方も、本当にありがとうございました。


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