「幸せな暗さ」

 明けましておめでとうございます。

本当に2020年が来てしまった。オリンピック東京開催が決まった頃は、2020年なんて遥か遠い未来で、その頃には自分も自分の置かれている環境も、大きく変化しているのだろうと想像していた気がする。

せっかく新年になったので、私もよくある新年の抱負とやらを書いてみようと思う。note書き初めですね。

今年の私自身の1年間の流れとしては、

・就活

・大学生活4年目

の二本柱になる。就活については以前noteにも少し書いたような気がするが、これは今年の抱負というよりも単なる予定である。大学生活4年目で、来年卒業を控える身としては卒業後の進路を決めなければいけないわけで、そういう意味での予定としての就活である。

最近就活に関しての捉え方も少し変わってきた。今までは、着たくもないスーツを着て、髪を黒く染め、ヒールを履いて歩き回らなければならない憂鬱な期間と思っていたのだが、もう少し前向きに捉えてもいいような気がしてきている。

というのも、以前より自分のやりたいことや生きたい人生の方向性が少しずつではあるが定まってきて、そこに照準を合わせてやるべきことをやっていけば、むしろ自分の人生をより楽しくするための環境の変化にもなりうるのではないかと思えてきたからである。

何はともあれ、自分が納得いく企業に就職が決まれば嬉しい。このご時世、就職したからといって将来安泰というわけでもないのだろうが。

では今年の抱負は何になるのだろう。

少し話がずれるが、最近しいたけ占いを毎月読むのが日課になっている(日課というか月課?)。しいたけ占いとは、占い師で作家のしいたけさんがVOGUE GIRLにて連載している占いのことである。女性を中心に人気で、私の周りでも読んでいる人が多い。

私はもともと占いというものをあまり信じない方だ。なんだか胡散臭いような気がするし、自分で決める人生なのに、他の人に「こういう風にしたらいいよ」「これをすると運気が下がるから注意!」と言われてその通りにするというのもなんだか不気味に思えるからである。

しかしそんな私も、しいたけ占いだけは参考にしている。占いの内容が当たっていることももちろんだが、しいたけさんの語り口によって占いがスッと入ってきやすく、他の占いと比べて納得感が全く違うからだ。

(これはあまり関係ない話なので割愛しようとも思ったのだが一応書いておく。日本人に占い好きが多いのは、日本が無宗教である事に関係している気がする。宗教を信じる人であれば、毎週ミサに通ったり何かしらの行事に参加していることで心の拠り所を確認することができるが、日本では多くの人がそのような機会を持っておらず、自分が心の拠り所とできる場所を見つけづらい。そこで占いを信じることにより、その結果に従って行動することができるし、何か背中を押して欲しい時には占いを読んで(いい意味で)それを都合のいいように捉えて行動を起こすきっかけにもできる。そういった背景で日本人は占い好きが多く、雑誌などでも占いが必ずと言っていいほど連載されているのではないかと思う、という何の根拠もない話、、)

そんなしいたけ占いで2020年上半期の運勢について書かれていたので、それをちょうど今日読んでいた。

そこで私はかなりの衝撃を受けることになった。

私はふたご座なのだが、上半期の運勢について触れているところで、ふたご座の人の幼少期について書かれているところがあった。

”双子座は人生の一時期に「集団に溶け込んでいくために、自分の性格をかなり厳しく訓練してきた過去」を持っています。
少しデリケートな話として耳に入ってしまったら申し訳ないのですが、双子座は幼少期や学生時代において「あ、浮くってこういうことなんだ」とか「目をつけられるってこういうことなんだ」など、そういう気配や、実際に「はぶられる」という経験をした人がかなりの割合でいます。” 
-双子座(ふたご座)- 2020年上半期しいたけ占い より

ここの部分を読んで、私にとってひどく身に覚えのあることだったので、それだけでしいたけ占いに全幅の信頼を置くことを決めた(単純)。

いじめられていたとかではないのだが、私は特に小学生の時にしいたけさんが書かれているようなことを経験した。

周りはみんな外に遊びに行っているのに、私だけ教室で絵を描いたり読書をしたりしている。周りはみんなかいけつゾロリを未だに読んでいるのに、私だけ赤川次郎作品を血眼になって図書館で探している。周りはみんな真面目に言うことを聞くのが格好悪いとでも言うように先生に反抗しているのに、私だけコツコツと日誌を書いて毎日担任に提出している。普通に生活しているのに、なぜか「真面目だね」と言われたり、先生に気に入られたりする。かと思えば、気がついたら仲良しと呼べる友達がいなかったりする。

こういう環境に置かれることが多かったため、私は「あ、私ってみんなと違うんだ」と悟り、中学生になってからは多少は周りの空気やテンポ感を読んで合わせていくようになった。高校に入ってからは話の合う友達が増え、自分らしくいられるようになった。

が、小さい頃に自分と周りのレベルが違う(これめちゃくちゃ言い方悪いけど、、)ことがあるということに気がついてしまったため、いい意味でも悪い意味でも話す相手のレベルを考慮して話す内容を選ぶようになってしまった。

”「会う人ごとに、自分のレベルを合わせる訓練」をしてきた双子座は社交的と見られる面もあるのですが、すごく暗い面もあるのです。”
-双子座(ふたご座)- 2020年上半期しいたけ占い より

この部分で、私は首が取れそうなくらい心の中で頷いた。

私は人見知りだというと驚かれることが多いくらいには初対面でもコミュニケーションが取れる方だし、人と話を続けることは得意ではある。

が、自分では決して社交的な方ではなく、むしろ割と自分と対話することが多い人間だと思っている。幼少期の経験から、そのような「暗い面」を持っているということが書かれていたことに非常に納得したし、しいたけ占いすごいなと素直に感じた。なんでわかるんだろう、、

占いを読み進めていくと、今年は「幸せな暗さ」を持つようになる一年だと書かれていた。これはどういうことかというと、自分の専門性を高めていくような時間をもっと持つようになったり、自分の好きなことを突き詰めていく時間を増やしたり、自分自身の幸せを追求していくようになったり、内なる自分、本来の自分を大事にする一年になる、という意味なのだと思う。そういう風に自分と向き合い続けることは、はたから見たら地味な作業で暗く見えるかもしれないが、マニアックに自分と向き合っていけることは同時に幸せなことでもある。そういう一年になるそうだ。

そういう感性を磨き続けることで、一見孤独に見えるかもしれないが、長い目で見れば自分のためになる大事な時間を持つことができ、結果的に自分の幸せにつながっていくことになるらしい。

私はしいたけさんの「幸せな暗さ」という言葉がとっても気に入った。暗いこと、孤独なことって幸せに結びつかないことが多いと思っていたけれど、しいたけさんの言うように、暗さはいずれ自分の成長に昇華していくのだろうし、他の人に理解されないそういう幸せがあってもいいな、と思う。

ということで、ほぼほぼしいたけ占いの紹介になってしまったが(PRではない)、これを踏まえて今年の抱負を決めたいと思う。

まず、去年は環境の変化が大きかったり、忙しかったこともあって体調を崩しやすかったので、今年は体調を常に万全にしていきたい。体調マジ大事。体調悪いとうまくいくはずのこともうまくいかなくなる。体調第一。

そして、就活も含め今年は自分と向き合い今後について考えることが増える一年になると思う。そこで何より自分の「好き」を大事にしたい。他人からとやかく言われることでも、まず自分の感性を大事にして、やりたい、好きだと思えることをやっていきたい。もちろんアドバイスをもらうことは大事だけれどもそれが全てだと思わないようにしたい。

最後に(キリがいいので抱負は三つ!)、周りの人を幸せにできる存在になりたい。私は前にも書いたように周りにあまり興味がない人間なので、良くも悪くも自分の幸せを考えて生きてきたような気がするのだが(大変利己的に聞こえる、、)大学生活も最後になり、来年はもしかしたら会えなくなる人も出てくると考えると、今自分の周りにいる人を大事にしたいなと思う。
方法はいろいろあると思うのだが、例えば会いたいと思ったら素直に連絡をして、会って話をして美味しいご飯を食べるとか、この人にこれをプレゼントしたい、と思ったら気持ちに従って見返りを求めずそうしてみるとか、そういうことをしてみたい。多分それで自分も幸せになれると思う。
そこで自己犠牲の精神を働かせるのではなく、自分と相手が両方とも幸せになれる方法を見つけたい。みんなで幸せになる!

今年の終わりに振り返った時に、全部叶ってるといいな。願望で終わらせず、貪欲に幸せを追求していくぞー!

あ、あとこれは抱負とかではなくマジで実現させることなのですが、今年は22歳になるので年相応の美しくキュートなおねえさんになります。頑張ります。

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