見出し画像

ホットケーキの1枚目は焦げる


今日もホットケーキの1枚目を焦がし、火力が強すぎたと反省する。
残り2枚は焦さずに焼くことができた。

冷蔵庫からバターとシロップを取り出して上にのせる。

生地にヨーグルトを加えたおかげか、期待以上のフワフワに感動した。

上手く焼けたホットケーキ2枚を完食。
今まで食べたホットケーキあるいはパンケーキの走馬灯がみえる美味しさだった。しかしその走馬灯のフィルム数はわずかで、思い出せないホットケーキたちの存在を知ることになり、しょんぼりした。


人の身体は食べたもので出来ている。

今の自分が「記憶にないホットケーキ」たちが存在した証になっていると考えるとちょっと救われた気になる。いま食べたホットケーキもゆくゆくは、皮の一部になるのか、骨になるのか、液体か臓器になるのか。

1枚目のパンケーキの焦げの部分を少しはがし、ラップで包んで冷凍庫の中へ仕舞う。

生きるために生きているようにも感じる日々を、いつかそんなこともあったとホットケーキを口に入れながら思い出せたらいいなと思う。



追記
どのくらい美味しいと感じるか、食べるときのコンディションはとっても重要。美味しいって何だろう。同じ食べ物でも同じ感動は2度とないのです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?