さよなら、松本。

今日で4年間住んでいた松本を離れる。
社会人1年目。大学卒業したての私は、夢を叶えてこの街に来た。

どこに行っても見られる美しい山々、川には鴨が優雅に泳いでおり、サギが飛ぶ。
春には全体が桜に覆われた山が、桜餅みたいにピンクに染まって、
夏はカラッと涼しく、夜はカエルの大合唱。
秋は最高だ。おすそ分けされた大きな松茸や、美味しいリンゴを毎日食べる。
冬は、スノーボードでふかふかのパウダースノーを思いっきり楽しんだ。

思い返すと全てが充実していて、
自然を満喫した4年間。
長野の空気、水の美味しさ、食べ物の豊富さに心がたくさん満たされた。

田んぼの一面が緑に染まった新緑の時期、どこまでも続く道路を窓を開けて運転しながら何度も
「ここが故郷と呼べたら、どんなに幸せだろうか」と感じた。

今日から、それが出来る。
松本は、長野は、私の故郷だ。

それはこれから私がどんな場所で何をしようとも、変わらない。
一生に残る、私の大切な長野での日々。
ありがとう、長野。
さようなら、松本。

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