【雑記】夏空SUN! SUN! SEVEN!のコード進行

※あたまに【雑記】と書いている記事については、真面目に推敲しません。ご了承ください。

ポピパの『夏空SUN! SUN! SEVEN!』という曲のコード進行と転調がなかなか面白かったので残しておく。

サビ入りの転調は嵐の『Happiness』と似た方式で、「HEADS UP! CLAP YOUR HANDS !」でまず全音上げ(これを勝手に「単純な転調」と呼んでいる)し、その後GからCへと解決するのだが、これは見せかけの解決である。実際このCはIVであり、キーはGメジャーとなっている。さらに、このサビ手前の単純な転調は、のちにサビ終わりで単純な転調を利用して元のキーに戻すための伏線となっている。

サビ終わりの「君に今すぐ会える」では、サビの初めから出てきているC→Dの流れからIIImであるBmに行くと思いきや、C→D→Eとマリオ進行でEに転調。ここが秀逸である。こういう自然な転調は、どのコードがキーの変わり目なのかが曖昧という点が素晴らしい。シンプルにEが転調のタイミングという見方も、Cを♭VIとみなしてここを転調のタイミングという見方もできる。そして、E→Fという半音の単純転調は前述の通りサビ前に張ってた伏線により無理やり感が無い。ここは「Happiness」方式ではなく、FはVとみなし、イントロのキーであるB♭メジャーに転調。全てに脈絡のある完璧な転調だ。本当は私が気づいていない細かい仕掛けがまだまだあるのかもしれない。


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