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ナス ~どうしてこの名前に?~

こんにちは。ナスです。

Twitterのリンクから飛んできてくれた人なら自己紹介をするまでもないであろうが、ウェブ媒体はどこから検索で読まれたりするのかわからないものだから、しっかりと名乗りはしておかないとである。
…こんなしっかりしたこと書いてるにもかかわらず初めての記事で自己紹介もなしにいきなり「ミスコンとは」なんていう偉そうな投稿からしている時点で冷静に考えてみれば「いやお前誰だよ」状態になるのも十二分に理解できる。それに「なんでナスっていうんですか?」という質問をよくされるが、ふたを開けてみるとTwitterの140文字に収まりきらない過去がしっかりあるので、この際に真実を赤裸々につづってみようかと思う。もしかしたら意外に思われる点も多々あるとは思うが最後まで読んでいただけたら光栄である。

1.きっかけは小学5年

語り始めるなら、さかのぼること小学5年生のこと。ここでの決断がナスという名前きっかけの分岐点である。当時の私は何事もなければ地元の公立中学に進学する予定だった。しかし親や小学校の友達の話を聞いていると、どうやら進学予定の公立中学はかなり荒れてるらしいといううわさを聞いた。当時ドラマ「ごくせん」の影響もあり、私は荒れているという実態にいい印象はなく出来ることなら行きたくなかった。そんな時に親からこんな提案がされた。
  『中学受験してみる?』
評判の悪いところに無理やり行かされるくらいなら今苦労して楽しい人生にしたいな…!そう思った私はこの一言がきっかけとなり、かなりの即決で受験を決意していた。そして何とか埼玉県の某中高一貫校に合格して6年間通うことになった。

2.中学1年 とある一言

晴れて私立中学に通うことになった私。周囲の大きな環境に変化に戸惑う暇もなくともだち作りも兼ねた一泊2日のオリエンテーション旅行に行くことになった。その旅行1日目の夜、夕食食べ終わった後である。(もう10年近く前のことだけどはっきりと覚えてる。)
クラスごとに集まって一人ずつ自己紹介をしていく時間がもたれた。私は名前の順だとかなり後の方の苗字なのでそわそわしながら待っていた。そして自分の番。名前を言った直後だ。
        『おまえ、顔がナスそっくりだな!!』
こんなヤジ(?)がいきなり飛んできた。当然周囲はいきなりの大爆笑。書きながら冷静に考えてみればほぼ初対面の人から相当なことを言われているわけだが、当時の私はその場では笑ってやり過ごしていた。
しかしまあ中学生というのはこの手のくだらない話題には食いつきがものすごくよくて、3週間もしないうちに学年全体に「あいつはナスそっくりだ」という事実であり何か誤解のようなものが広まっていた。勘のいい読者の方ならもうこの先の顛末を予想できたるかもしれないが、最後まで書かせていたきます(笑)

3.起点

さあオリエンテーション旅行でとんでもない爪痕をつけられた私。この頃はTwitterすら知らない超健全(?)男子中学生だったので、愚痴を漏らす場所もなく日々からかいのように「ナス」を連呼される日々。幸いいじめになることはなかったのだが、まあクラス全体に広まっている以上対象となる人数は多いわけで。1年生・2年生と過ごしていく中で友人もできたと同時に「ナスのからかいを相手にする」ちょっぴり疲弊もしていた。
そしてそのからかいを相手することに呆れ始めた私(これが今のアマノジャクのきっかけか?)は、二年生の三学期の朝(これもまあよく記憶に残っているものだ…)、いつものように言われた瞬間こう言い放った。

「もういいよ、ナスで」

当然クラス全体の視線が私に集まり「は??」という顔をしていたのは言うまでもない。今あの光景を思い出せばめちゃくちゃ面白かったのかもしれない。そしてその一言を言った瞬間自分の肩の荷がおりたような感覚になり、とてもスッキリできていた。
クラス内でいきなり言ったことであるから他クラスの人たちは当然知らないからいつものようにからかってきたが、認めた瞬間から見下すような言い方で「ん?呼んだ?」と返していた。性格の悪さが露呈しているのがよくわかる。

4.そして

吹っ切れてからは自分でも「ナス」という呼びやすさと響き(?)が気に入り愛用するようになったのは言うまでもない。高校3年の時にTwitterを始めたが、アカウント名は当然のように「ナス」。高校を卒業するころには友達だけではなく一部の先生からもナスと呼ばれることに。
そして大学に進学してからもナスをこれでもかと使い倒して、95%近い人たちからナスと呼ばれるまでに浸透させた。教授以外から名字で呼ばれたことなかったかも…?
そして過去に私とお会いしたことのある読者の方ならお分かりいただけるかと思うが私のキャラの濃さは並大抵のものではないので、一気に浸透した。中には本名を一切知らないで「名字がナス」という人が出てくるまでになってしまった(そりゃそうだといわんばかりだが)。

ナス と呼ばれるようになるまでにはこんな隠し球が潜んでました。もしかしたら「まさかこんな過去があったなんて」って思う人もいるかもしれないが、全然もう気にしてないのでこれからも今まで通り「ナス」と呼んでいただけたら嬉しい。
そしてここまで読んでくださってありがとうございます。

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