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アナトミー研究1日目

人物の描き方がいまいち定まらないままここまできてしまった、という思いがいつもあります。こうやってEverything Everythingを好きになってしまった今、彼らを思う様描きたい、しかし理想と現実の画力のギャップに泣きたくなる。
そんな現状にけりをつけるべく、何度目の決意かはわかりませんが「そうだ絵の練習をしよう!」と思い立ってアレを買ってきました。

ソッカの美術解剖学ノート

税込7000円以上というあまり見ない金額にビビるも、図鑑の絵とか描かれてる方がおすすめしてたので買ってみました。いわゆる「デッサンの描き方」みたいな本はたくさん買って挫折してきた私。これも使いこなせるのかなと心配だったのですが

杞憂でした!

模写やデッサンってとにかくじっくり観察しないといけないのだけど、せっかちな私はそれがなかなかできずにめんどくさくなって挫折するのですが、ソッカ先生の本は生物学的になぜこの機能が必要で、なぜこの形になったのか、という説明から丁寧にしてくださるのでじゃあ描いてみよう!!て気にさせてくれます。もうほんとに導入がひたすら丁寧。9年間作るのに時間を費やしたとありましたが、そりゃそうだろうな〜という情報量。合間にはいる先生と生徒のやりとりのイラストも面白くてかわいくて、一緒に進んでるんだなという気持ちにさせてくれます。10pくらい読み進めたあたりで「これが7000円は安すぎでは…」と気づきました。本当にこれは、安すぎる!濃いし、自分のためになる。この私が腰を据えて骨盤をあらゆる角度から描くってそうとうすごいですよ。

それにしても骨盤の形おぞましいくらい複雑です。こんなのが入ってるのか、と気づくだけでも体の機能がすべておさまって働いてる奇跡みたいなのを感じます。
うまく描けない理由のほとんどはその対象についてよく知らないからで、中にこういう筋肉がありそれぞれはどう作用してるか、をわかればいいというのはずーーーーっと昔から理屈でわかってはおりました。でもめんどくさかったんだよ。。こうやって一から学べてちゃんとわかってきたってのはとにかく嬉しい。これをコツコツ続ければ私の絵もとうとう変われるのでは。

とにかくページ数も多いので、きょうは骨盤までをやるので精一杯でした。それでもほぼ1日中やっていた笑

で、最後にかるく模写した結果よくなりました。

しかもこの模写1時間もかかってないです、いつもなら引いた補助線がまったく頼りにならずにちょっとずつバランスを調整してなんとか見かけを似せる、みたいな苦しいステップを踏むのですが、今回は簡略化した肋骨と骨盤をアタリで描いたら、あとはそのとおりに肉付けするだけで形にすることができました。

ルーミス先生でもヒトカクでもなしえなかった成果が1日で!本当にうれしいです。今回は頭、胴体までしか学んでないので足のあたりとか適当です。それでもちゃんと様になるんだからすごい。

これからもコツコツ続けよう。ギターもモジュラーシンセも描ける絵描きになるんだ…

 


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