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2023/11/18 朝

先週押入れから出したばかりの薄い毛布を体から剥がしながら体を起こす。

胃もたれの余韻を感じるが、このままおとなしくしていれば正常に戻る予感がする。

寝起きの脳はあまり良くなかった夢で充満しているので、尿意で夢を押し返しながら階段を降り、トイレに向かう。

じゃこん、と扉を閉める音以外は無音で、トイレの窓の外は真っ暗だ。

今が夜中なのか朝方なのかわからないまま便座に腰をおろす。

トイレを出る頃には、もう夢はすりガラス越しのイメージになっていて、無意識にベッド脇から持ってきたスマホを起動すると、ただの6時52分だった。

トイレットペーパーが切れかけていたが、補充してしまうと目が覚めそうだったので再びじゃこん、と扉を閉めて階段をのぼり自室に帰る。

めくれあがったまま冷えた薄い毛布を体に巻き付けながら、ベッドに倒れ込みそのまま二度寝した。

「さっきの夢の続きじゃありませんように」と少しだけ願いながら二度寝をした。

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