アリエル

人魚のように華麗に最期まで生きてほしいと願って名ずけた猫ちゃんです。

出会ったきっかけは依頼の電話でした。
「足を引かれてしまい動けない猫がいる」
こんな電話をもらい、すぐに駆けつけると
交番に段ボールが置いてあり、中に彼女がいました。
膝から下がぐちゃぐちゃでしたが目はキラキラ輝いていて、生命力が満ち溢れていたので
生きれる!と思い助けました。

かかりつけの病院に急いで電話をして、営業時間より前に開けてもらいその日から入院。
肝臓と腎臓も悪く、歳も取っていたのですぐには手術できませんでした。
回復してからと思い見守っていたのですが、一向に良くならないまま。
このままではどんどん足が腐ってしまうので
一か八か手術をしてもらいました。

今日無事に退院してきたアリエル。

いい意味での退院ではないです。
肝臓の数値は安定したものの、腎臓は相変わらずだし、ご飯も食べてくれないので
このまま食欲が出なければ数日の命だと言われています。

とても懐っこくて赤ちゃんみたいに可愛らしい子です。
足が無くなっても立ち上がって歩こうともしてました。
手術だけでもかなり頑張ったのに、今も頑張って生きてくれてます。
この子のお世話ができて本当によかった。
なんとかして回復させたくて強制給餌も行っていますが、なかなか食べてくれないです。

なんだかチャーミーに似てるなあと思って
チャーミーみたいに頑張って欲しいなあと思いながら見守っています。
低体温、低血圧、ご飯も食べない、腎臓も悪い。
正直だいぶ弱気になってしまうような状況なのですが、彼女にそれを悟られないようにずっと声をかけてます。

ビー太郎にもこうやって声をかけていたら
わかってくれた気がするし
チャーミーに声をかけていたときもそんな気がしたから、アリエルもわかってくれるかな。
私の大事な子の介護ならなにも苦じゃないし
むしろ嬉しいです。
どうか元気になりますように。