【BPLS3 SDVX 第2試合 感想】レジャーランドが昨シーズン準優勝のGiGOに逆転勝利!KAWACH気合いの3タテでチームを勝利へ導く

BEMANI PRO LEAGUE Season3 SOUND VOLTEX レギュラーステージ第2試合は全員継続契約を果たしたチーム同士の対戦。しかし、前シーズンからレベルが上がっていることは確実で、更にレベルの高い試合が見られることが期待できそうです。


先鋒戦 メガミックスバトル PICOLTEX VS DPE

先鋒戦メガミックスバトルはPICOLTEX選手はBPM変化があるリズム難の5曲を選曲、DPE選手はHAND-TRIPと呼ばれる手を逆側に持っていく5曲と両選手比較的覚えていなければ事故を起こしやすい曲で勝負を仕掛けてきました。
序盤は両選手ポイントを取り合うシーソーゲームが続き、前半は11-7でPICOLTEX選手がリードしていましたが、後半はDPE選手がEG LV3を決め逆転に成功。しかしPICOLTEX選手もEGを貯めつつ徐々にポイントを獲得し、最終ターンでEG LV3を発動。最終ターンをS-PUCで切り抜け逆転し、21-19でPICOLTEX選手が勝利しました。デッドヒートする中でも安定したプレーを見せる、長年公式大会を戦い抜いてきた実力がここで遺憾なく発揮されていました。

中堅戦 TRICKY KAWACH&PNT*EEB VS --H.R.--&SIRON

KAWACH&PNT*EEB選手:ENDYMION
--H.R.--&SIRON.選手:ウエンレラの氷華

中堅戦1曲目はDDRでお馴染みのENDYMION。本家DDRでのソフランをそのまま再現されており、BPM変化を熟知している必要があります。KAWACH選手の得意曲の一つではありますが、中盤以降のBPM変化が激しくなるところでGiGO側が大きくリードし、--H.R.--、SIRON.両選手がMAX-1桁台をキープし続けていました。最後の難所も崩れることなく切り抜け、GiGOが勝利しました。
2曲目のウエンレラの氷華はS2でもTRICKYのジャンルでよく選曲されていますが、こちらはENDYMIONとは違い縦連が多く占めています。それだけにCRITICAL以下を出してしまうと大きな失点に繋がります。ここで注目すべきなのは縦連地帯の押し方で、片手で処理するタイプと両手で処理するタイプの2つが手元カメラで見ることが出来ます。試合の展開としては前半レジャーランドがリードしますが、後半でPNT*EEB選手がツマミを外してしまいGiGO1が一気に逆転。ここもGiGOが勝利し逆転に成功しました。
TRICKYというジャンルはソフラン、視点変更、縦連と多くのギミックが存在しますがGiGOはここをしっかりと対策していた印象がありました。失点をどれだけ少なく出来るか、TRICKYではその点が重要になってきそうです。

大将戦 PEAK KAWACH VS --H.R.--

KAWACH選手:ちくわパフェだよ☆CKP
--H.R.--選手:Ice Fortress → Nostalgic Blood of the Strife
新曲:Double or Nothing / Tatsunoshin

大将戦1曲目のちくわパフェだよ☆CKPは文字ツマミにちくわを再現した配置が特徴的ですが、途中から降ってくる高速階段配置と24分トリルが驚異的です。序盤から両選手しっかりと対処しており、点差がつかない展開が続きますが、サビのトリルで--H.R.--選手が崩れ、KAWACH選手が一気にリード。ラストのトリルも綺麗に光らせPUCを達成し勝利しました。
2曲目のNostalgic Blood of the Strifeはレジャーランド側がストラテジーを使用したことにより変更になった曲で、BPM240に鍵盤が多めとPEAK譜面らしい特徴を持っており、更にツマミを回しながら片手で鍵盤を処理するONE-HANDの要素もあります。ここも序盤はほとんど点差がつかない展開となり、若干--H.R.--選手がリードしていましたが、後半でツマミを外し大きく失点。KAWACH選手が大きくリードします。ラストの螺旋階段でKAWACH選手がCRITICAL以下を出し--H.R.--選手との差が一気に詰まるも何とか踏みとどまり6点差でKAWACH選手が勝利しました。
新曲はTatsunoshinのDouble or Nothing。ノーツレーダーはNOTES、PEAKが大きく占めていました。ここでKAWACH選手が勝利すればレジャーランドの勝利、--H.R.--選手が勝利すれば引き分けになるため、レジャーランド側はこの勢いのまま勝利、GiGO側はなんとしてでも引き分けに持っていき勝ち点を得たい所です。試合の展開は両選手譲らず、その上CHAINを切ることなく初見とは思えぬプレーで僅差の勝負をしていました。しかし後半、KAWACH選手が追い上げ--H.R.--選手を逆転。最後は両選手UCを達成しましたがここはKAWACH選手に軍配が上がりました。

試合結果

結果は8-4で、レジャーランドが勝利しました。
レジャーランドはストラテジーカードを使用して確実に3タテを狙う作戦を成功させ、前シーズン準優勝のGiGOに逆転勝利しました。特にKAWACH選手は前半のミスを後半でしっかりカバーすることでしっかりと勝利への道筋を立てているなという印象がありました。
GiGOは中堅戦で2タテし逆転に成功しますが、大将戦で3タテを許してしまい非常に悔しい結果に終わりましたが、各々の持つポテンシャルの高さが垣間見えていたのでこれからの試合に期待です。

来週の試合

第4試合 APINA VRAMeS VS レジャーランド


APINA VRAMeSの初戦はGiGOに逆転勝利したレジャーランドとの対戦。そして大将戦はYU11選手対PICOLTEX選手という10th KACの再戦が見られます。

第5試合 GiGO VS TAITO STATION Tradz


TAITO STATION Tradzの初戦は前シーズンFINALで激闘を繰り広げたGiGO。2連覇を狙うTAITO STATION Tardzは新体制で初勝利をあげることが出来るか。またGiGOは前シーズンのリベンジを果たせるか?

第6試合 ROUND1 VS SILK HAT


ROUND1の初戦は開幕戦で圧倒的実力を見せつけ勝利したSILK HAT。ROUND1は前シーズンチームとして一度も勝利することが出来ないまま終えたが、S3で悲願の初勝利なるか?

※第3試合のTAITO STATION Tradz VS ROUND1は機材トラブルのため延期となり、第21試合の後に実施することになりました。


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