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【BPLS3 第7試合】因縁の対決、飛び交うストラテジー、激戦の末勝利したのはAPINA VRAMeS!!!

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 beatmania IIDX 第7試合はSuperNova TohokuとAPINA VRAMeSの一戦。両チームとも前試合で勝利しており、ここで更に連勝して勢いに乗りたいところである。同時に古巣のメンバーが両チームに所属しており、APINA VRAMeSには元SuperNova TohokuのWELLOW選手が、そしてSuperNova Tohokuには元APINA VRAMeSのNIKE.選手と46選手がいる。SuperNova Tohokuはこれまで所属していたメンバーが他のチームに移籍しているため、何かと因縁の対決が続きそうな予感がします。

先鋒戦:CHORD NIKE. VS KENTAN

NIKE.選手:beatAffection
KENTAN選手:SigSig

先鋒戦、まさかこの対決が実現するとは…APINA VRAMeSファンにとっては見たいと思う反面見たくないという複雑な思いがあったのかもしれません。何しろBPL2021、S2と共に戦ってきた仲間がS3では敵同士になっている訳ですから。それでも両選手いつも通りの表情をしていたのであまり緊張はしていなかったのかもしれません。
NIKE.選手の選曲はbeatAffection。ノーツが1341を多めではあるもののズレがいくつかある位でそれ以外は特に難所のない譜面で、NIKE.選手はこういう心臓勝負になりそうな曲に強いイメージがあるので、多分それを狙ったのかもしれないです。
KENTAN選手の選曲はSigSig。kors k氏の数ある名曲の中でも特に有名な曲で多くの機種に移植されています。トリルやスクラッチ複合が多い曲で終始油断の出来ない譜面となっています。

1曲目のbeatAffectionは開始から僅差の勝負が続いていたが、KENTAN選手がリード。終盤前の階段地帯でNIKE.選手が安定して光らせ逆転に成功する。その後も点差が縮まることなく最後は9点差でNIKE.選手が勝利した。
2曲目のSigSigも同様僅差の勝負が続く。サビに入ったときのテケテーが続く所でNIKE.選手が一気に差を広げNIKE.選手が主導権を握る。最後の3連スクラッチ地帯も光らせ、ラストのトリル地帯も崩れることなくフィニッシュを迎えNIKE.選手が2タテを達成した。
書くことがあまりなかったですが、それだけ両選手仕上がりが戦った先鋒戦でした。最後に2人で肩を組みガッツポーズをしていたシーンはよかったですね…

中堅戦:SCRATCH TATSU VS CHP*1E

TATSU選手:SPEED DEMON
CHP*1E選手:Midnight Drive → SWEET LAB

続く中堅戦は前試合気合の2タテでチームを勝利に導いたエースTATSU選手と、APINA VRAMeSのニューカマーCHP*1E選手との対戦。SuperNova Tohokuはここでストラテジーカードを使用し先鋒戦に続いて中堅戦でも2タテを決め大将戦につなげるのが狙いか。これに対してCHP*1E選手がどこまで対峙出来るか気になる中堅戦です。
TATSU選手の選曲はSPPED DEMON。レベル10のSCRATCHでよく選曲される曲で、連続スクラッチやスクラッチ+同時といったSCRATCHならではの要素はもちろん、細かいジャリもあるためスクラッチへの対応力だけでなく鍵盤力も求められる曲です。
CHP*1E選手の選曲はSWEET LAB。元は4th Styleに収録されていた曲でDistorteDで削除され、SINOBUZで復活を遂げたDJ SIMON氏の名曲です。この曲はスクラッチをしながら4つ以上同時押しを求められるレベル10の中でも厄介な曲となっています。

1曲目のSPEED DEMONは序盤のジャリ地帯を綺麗に光らせたTATSU選手がいきなり10点以上のリードでゲームは進む。途中の連続同時押し地帯やBSS(バックスピンスクラッチ)地帯は両選手互角の勝負をしていましたが、やはりジャリ地帯が来る度にTATSU選手が差を広げていきます。最後まで差が縮むことなく37点リードでTATSU選手が勝利しました。
2曲目のSWEET LABは序盤からTATSU選手がリードするが、中盤の5連スクラッチが続く地帯でCHP*1E選手が徐々に差を縮めていきます。そして終盤直前で1点差まで追い詰め、その後の前半と同じパートでついに逆転。ラストのスクラッチ+縦連の難所も崩れることなく光らせCHP*1E選手が逆転勝利した。
一見TATSU選手が有利に思えた中堅戦、しかしCHP*1E選手がストラテジーを跳ね除けTATSU選手相手に勝利しチーム勝利への希望を大将戦へと繋げました。CHP*1E選手の底知れぬ力を見せつけられた一戦でした。

大将戦:CHARGE TAKWAN VS WELLOW

TAKWAN:ABSOLUTE[L] → S!ck (Nhato Remix)
WELLOW:10000 MILES AWAY

そして食べ物対決となった大将戦。SuperNova Tohokuは1タテすれば勝利、APINA VRAMeSは2タテで勝利が条件。ここでAPINA VRAMeSは中堅戦の仕返し&流れをこちらに引き寄せるが如くストラテジーカードを使用。SuperNova Tohoku側が有利な状況とはいえ、確実に2タテを狙いたいところです。
TAKWAN選手の選曲はS!ck (Nhato Remix)。原曲のS!ckと比較すると特に難所と言える難所が少ない平凡な曲だが、ある意味心臓勝負を求められる曲でもあります。
WELLOW選手の選曲は10000 MILES AWAY。チャージノーツ、BSS特化型の曲でチャージノーツを押しながらの単押し、BSSしながらの同時押しといった難所が散りばめられているレベル11の中でも上位に位置する曲です。

1曲目のS!ck (Nhato Remix)はやはり両選手精度の高さを維持し僅差の勝負をしていましたが、序盤ではTAKWAN選手が4点リードしていましたが、中盤の連続スクラッチ、BSS地帯でWELLOW選手が4点をひっくり返し1点リードで逆転する。更にWELLOW選手が二重トリル地帯を綺麗に光らせ10点以上のリードを広げ、最後は22点リードでWELLOW選手が勝利した。
2曲目の10000 MILES AWAYは始まりは特に点差が開くことなく進むがその後のBSS地帯で差を10点以上広げる。それ以降特に点差が大きく動く場面はなかったが終盤でTAKWAN選手が僅かに点差を縮める場面があったものの、逆転のきっかけとはならずにWELLOW選手が2タテを達成した。
ここぞという場面でストラテジーが決まったAPINA VRAMeS、WELLOW選手がしっかりと勝利へと導きました。TAKWAN選手も前試合に引き続きKAC経験者との対決が続き、連敗とはなったものの精度の高さは維持されていたので今後の試合で化けてくる可能性は十分ありそうです。

対戦結果

最終獲得ポイントは4-2で、APINA VRAMeSが勝利しました。APINA VRAMeSは2連勝し、Bリーグでは一つ頭抜けた状況になりました。やはりUCCHIE&WELLOW選手のコンビの強さは恐ろしすぎますね…セカンドステージでも本試合の実力が発揮されればリーグ1位通過も十分あり得ます。一方SuperNova Tohokuは敗戦となったものの既に1勝していることと、秘密兵器46選手が控えているため現地点では不安要素は見当たりません。ですがこの先何が起こるか油断できない程今シーズンは全選手のレベルが高いので勝って兜の緒を締める気持ちで頑張ってもらいたいです。


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