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【BPLS3 セカンドシーズン 第4試合】PEAKマスター46選手、初の大将戦PEAKで本領発揮 自身初の2タテ達成でSUPERNOVA Tohoku2勝目!

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 beatmania IIDX セカンドステージ第4試合、ファーストステージでは最後の最後で捲った46選手擁するSUPERNOVA Tohokuと最後の最後で初勝利を逃してしまったGiGOの対戦。本試合の注目ポイントとして、BPL史上初の4巡目同士の大将戦、しかもレベル12ということでどんな曲を投げるのか非常に楽しみです。


先鋒戦:NOTES TAKWAN VS CYBERX

TAKWAN選手:かげぬい ~Ver.BENIBOTAN~
CYBERX選手:アルストロメリア

ファーストステージでも先鋒戦で同テーマで戦った2人が再選です。前回は自選を取り合う形で引き分けになりましたが、今回はどんな試合展開になるのか。

TAKWAN選手の選曲はかげぬい ~Ver.BENIBOTAN~。全体的に跳ねたリズムとズレが特徴的で、レベル9でありながらもスコアが取りづらい譜面となっています。
CYBERX選手の選曲はアルストロメリア。jubeatからの移植曲でTAG氏のブルームシリーズの中の1曲です。16分連打や難しい階段配置、縦連が多く存在する譜面で、ノーツ数も1254あるため体力を維持出来るかが需要です。

1曲目のかげぬい ~Ver.BENIBOTAN~はTAKWAN選手はMIRRORを、CYBERX選手はS-RANDOMを選択しました。解説のEXITさんによると、非常に細かい配置(24分や32分)がある譜面については、S-RANDOMを設定しても24分以上の鍵盤は縦連にならない仕様になっているそうです。そのため、全体的に譜面を崩すことによって押しやすくなるというメリットがあるということかもしれません。しかし、序盤からTAKWAN選手がリード。跳ねたリズムをしっかりと光らせCYBERX選手との差を広げていきます。中盤以降もTAKWAN選手が崩れることはなく安定した精度を見せ17点リードでTAKWAN選手が勝利しました。
2曲目のアルストロメリアは序盤から両選手の精度が拮抗し1点差が入れ替わるゲームが続きます。後半の地点でCYBERX選手が2点リードしますが再度TAKWAN選手が逆転、ともえば再度CYBERX選手が逆転というシーソーゲームが続く中で終盤はCYBERX選手が精度をキープし2点リードでCYBERX選手が勝利しました。

ファーストステージと同様、お互い自選を勝ち取る形で引き分けになりましたが、アルストロメリアについてはTAKWAN選手の黄グレがもう少し少なければTAKWAN選手の2タテもあり得た試合でした。CYBERX選手は僅差の試合で勝つことが多いため、中々侮れない選手です。それだけに先鋒戦からレベルの高い試合を見ることが出来ました。

先鋒戦 SCORE


中堅戦:SCRATCH TATSU VS CORIVE

TATSU選手:Overload Frontier
CORIVE選手:Digitank System

続く中堅戦、共にスクラッチを得意としているという部分で共通点がありますが、実はもう一つ共通点があって、それは共に3巡目から1巡目に成り上がった選手という点です。TATSU選手はS2はTAITO STATION Tradz3巡指名からS3ではSUPERNOVA Tohoku1巡指名に、CORIVE選手はBPL2021ではSUPERNOVA Tohoku3巡指名からS2ではGiGOから1巡指名に、前シーズンの活躍を見込まれた上で一気にジャンプアップしました。そんな2人の対戦はかなり注目されていること間違いありません。

TATSU選手の選曲はOverload Frontier…ん?
CORIVE選手の選曲はDigitank System…ん???
これ先週のRIOO選手対CHP*1E選手と全く同じじゃねえか!!!!!!!
再放送かよ!!!!!!

1曲目のOverload FrontierはTATSU選手が正規譜面、CORIVE選手がRANDOMを選択しました。しかし、CORIVE選手のRANDOMの配置があまりよろしくなかったのか、非常に精度を保つのが厳しそうに見えました。その隙を突きTATSU選手が序盤から20点以上のリードをつけます。後半以降もTATSU選手の精度が崩れることなくCORIVE選手との差を広げ逆転を許しません。最後はダメ押しで36点リードしてTATSU選手が勝利しました。
2曲目のDigitank System両選手ともS-RANDOMを選択しました。序盤の鍵盤主体の地帯はCORIVE選手が2点リードの状態が続き、両選手精度をしっかりキープした状態のまま後半の連続スクラッチ地帯に入ります。ここでCORIVE選手がTATSU選手との差を少しずつ広げていき、連続スクラッチを鍵盤が同時にやってくる地帯で32点リードします。終盤の鍵盤主体に戻るところでもCORIVE選手が崩れることなく勝利しました。

やはりこの2人は自選曲の仕上がりが非常に高いですね…特にTATSU選手に至ってはS2から参加でしていますが未だに自選曲を落としたことはありません。CORIVE選手もBPL2021から非常にスクラッチ力が上がっている様に感じます。今後の2人の活躍に期待ですね。

中堅戦 SCORE


大将戦:PEAK 46 VS LOOT

46選手:疾風迅雷[L]
LOOT選手:廿[L] → お菓子の王国

遂にやってまいりました46選手のPEAKレベル12、S2ではQF中堅戦でPEAKで出場していましたが、レベル12は初。本人もPEAKを最も得意と言っていたため、どんなプレーを見せてくれるのか注目です。対するLOOT選手は自身初の大将戦ということで、脱法PEAKの廿[L]を選曲するもSUPERNOVA Tohokuからストラテジーカードを使用されお菓子の王国に変更。46選手は大歓喜、LOOT選手はその場で崩れ落ちる程絶望していました。

46選手の選曲は疾風迅雷。LEGGENDARIA譜面は不規則なスクラッチと24分の階段+二重乱打が厄介で、発狂に慣れていないと取りこぼしが多くなり多量失点しかねない譜面となっています。
LOOT選手の選曲はお菓子の王国。総ノーツ数は2109、BPM190で24分の二重乱打、そして32分の鍵盤とPEAKの要素モリモリの譜面で、作曲者のSnail's House氏が本配信で謝罪スパチャを送る程には恐ろしい譜面となっています。曲はカワイイんだけどな…

1曲目の疾風迅雷は序盤は連続スクラッチが何回が降ってくる箇所がありますが、ここでなんとLOOT選手がそこを上手く光らせ13点リードします。しかしこれは序の口に過ぎず、曲が進むにつれて密度が高くなっていくと同時に46選手が逆転します。中盤の連続スクラッチと16分が混じる鍵盤地帯、16分の高速連打を経て120点のリードに。そして24分の発狂で一気に248点リードとし、46選手が勝利しました。
2曲目のお菓子の王国は序盤の8分の同時押しが主体の地帯では差はつかず、両選手非常に高い精度をキープしていましたが、途中で16分とスクラッチが絡んでくると46選手が徐々にリードしていきます。中盤の密度が高くなる地帯も46選手の強みが発揮され一気に55点リードになり、終盤の16分の鍵盤とスクラッチが絡む難所で更に82点リード。ラストの32分もしっかり光らせ46選手が2タテを達成しました。

遂に本領発揮した46選手、ストラテジーをしっかりと成功させ、RANDOM譜面でも当たりを引いてみせ、全ての要素を味方につけ勝利した大将戦。これら全て噛み合ったことにより自身初の2タテ、そしてチームの勝利へと繋げました。LOOT選手は2タテされましたが、非常に難易度の高い譜面を正規でプレーするその強さは正にLOOT選手だからこそ出来るものだと思います。

大将戦 SCORE

対戦結果

最終獲得ポイントは9-3で、SUPERNOVA Tohokuが勝利しました。

SUPERNOVA Tohokuは低難度帯に強い選手が多く揃っているため、レベル12が不安要素なのでしたが、本試合での46選手の活躍ぶりを見れば、杞憂に終わりそうで安心しました。SUPERNOVA Tohokuはこれで2勝目となり、まだ確定ではないですがQF進出は濃厚になってきました。残り2試合、UCCHIE&WELLOWのダブルエースを擁するAPINA VRAMeSと、破壊神KKM*選手擁するTAITO STATION Tradzとの試合が待っていますが果たして本試合の勢いで勝利することは出来るのか注目です。
GiGOはまたしても初勝利を逃し、Wリーグ最下位のレジャーランド同様、負けが許されない状況となりました。次のTAITO STATION Tradz戦で敗北してしまうと、TAITO STATION Tradzの勝ち点を上回ることが出来ないのでその地点で敗退が確定してしまいます。逆に引き分け以上ならまだ進出の目はありますが、S2で魅せた大逆転劇をS3でも実現出来るか、今後の展開が気になります。

次回の試合

次回は順位争いが注目の2試合となっています。

第5試合 SILK HAT VS ROUND1
先鋒戦:CHORD KIDO. VS U*TAKA
中堅戦:PEAK LICHT VS NAGACH
大将戦:CHORD SEIRYU VS KUREI

第6試合 APINA VRAMeS VS SUPERNOVA Tohoku
先鋒戦:PEAK KENTAN VS NIKE.
中堅戦:PEAK UCCHIE VS TATSU
大将戦:NOTES WELLOW VS 46

第5試合は共に勝ち点9で並んでいるチーム同士の対戦。ここで勝ったチームがリーグ1位に王手をかけることになります。SILK HATはSEIRYU&LICHTコンビで大差での勝利を狙いたいところですが、ROUND1は中堅戦にNAGACH選手、大将戦にKUREI選手を配置。どちらが勝つか分からない試合になりそうです。
第6試合はリーグ1位のAPINA VRAMeSと2位のSUPERNOVA Tohokuの上位同士の対戦。APINA VRAMeSはこの試合に勝利するとリーグ1位が確定、SF進出も確定するので絶対に負けられません。SUPERNOVA Tohokuが勝利すると暫定的に1位になりますがQF以上の進出は確実になります。そして何よりS2のAPINA VRAMeSメンバーが全員終結。絶対に涙なしでは見られない試合になりそうです。


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