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【BPLS3 セカンドステージ 第7試合】ただ勝つだけではダメなんだ

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 beatmania IIDX セカンドステージ第7試合、レジャーランドとGAME PANICの試合は両チームにとって重要な試合であります。レジャーランドは引き分け以下で敗退決定…と思っていましたが、レジャーランドアドバイザーであるべあー氏のポストを見かけて盲点だったなと思ったのがあったので、勝手ながら引用させて頂きます。

どういうことかと言うと、第7試合が始まる地点での両チームのptは、レジャーランドが14pt、GAME PANICが28ptとなっており、仮にここでレジャーランドが8pt取って勝利(GAME PANICは4pt)したとすると、レジャーランド22pt、GAME PANIC32ptと10pt差になり、次の試合結果によってはQF進出も可能です。しかし。7ptで勝利(GAME PANICは5pt)してしまうとレジャーランド21pt、GAME PANIC33ptと12pt差となり、獲得ptでGAME PANICを上回ることが出来ない上に直接対決ではGAME PANICが獲得ptが多いため、7ptで勝利したとしても敗退が決定してしまうということです。そのため、レジャーランドにとっては勝利は当然のこと、大差での勝利が必須になるということです。


先鋒戦:NOTES 1-PIN VS FRIP

1-PIN選手:VJ ARMY
FRIP選手:BLO§OM

1-PIN選手は今シーズンも幅広い難易度帯を担当しており、そこでもエースらしい活躍を見せるのがこの選手の強みです。FRIP選手ももちろん負けてはいませんが、今シーズンは勝ちに恵まれずずっと苦しい試合が続いています。
1-PIN選手の選曲はVJ ARMY。ファーストステージでRIOO選手(TAITO STATION Tradz所属)が投げています。BPM変化があるため、それに合わせて判定を合わせる必要があるだけでなく、縦連もあるのでハマらないように鍵盤を叩くスキルが求められる譜面です。
FRIP選手の選曲はBLO§OM。これで『ブロッサム』と読みます。特徴的なものとしては曲中に3回くる高速トリルで、これを綺麗に光らせられるかが勝負の決め所になりそうです。

1曲目のVJ ARMYは両選手落ち着いた指捌きで点差が付かない状況が続きますが、1-PIN選手が僅かにリードします。最初のソフランでBPMが141→145に変化した時には5点リード、2回目のソフランでBPMが145→160に変化した時は13点リードと、1-PIN選手が大きくリードします。3回目のソフランでBPMが160→135と減速し、ここでFRIP選手が上手く対応し、点差を6点に縮めます。更にそこから同点に持ち込むも、1-PIN選手が精度を取り戻し、最後は8点リードで1-PIN選手が勝利しました。
2曲目のBLO§OMはこちらも同様点差が付かない状況が続きます。1回目の高速トリルも問題なく光らせていました。中盤は1-PIN選手が3点リードしますが、2回目の高速トリルで1点リードに変わります。サビに入ってからはFRIP選手が細かい所で光らせ2点リードと逆転するも、再度1-PIN選手が逆転。ラストの高速トリルも全く崩れることなく光らせ1-PIN選手が2タテを達成しました。

1-PIN選手が2タテを決めたことにより、良好なスタートダッシュを決めたレジャーランド。上手い具合に試合の流れを作ることに成功しました。FRIP選手も自選曲をあと1歩の所で勝ちを逃してしまい、3試合連続で2タテをされるという非常に苦しい結果となりました。

先鋒戦 SCORE


中堅戦:PEAK DINASO VS MIKAMO

DINASO選手:Ganymede
MIKAMO選手:セロトニン

中堅戦は実は未だ勝ちなしのDINASO選手となんだかんだ好調のMIKAMO選手との対戦。DINASO選手にとってはここで2タテを決めて望みを繋げたいところ。MIKAMO選手にとっても2タテを決めて大将戦を控えるTAKA.S選手につなげたい所です。
DINASO選手の選曲はGanymede。GiGOにとっては胃が痛くなるようなトラウマ曲と化していますが…今回はどんな勝負を見せてくれるのか。最後の減速まで油断禁物の譜面です。
MIKAMO選手の選曲はセロトニン。レベル11の中ではノーツ数1194とかなり低密度の譜面となっていますが、32分のノーツや連続スクラッチが厄介な譜面で、それと同時に精度をいかにキープ出来るかが重要です。

1曲目のGanymedeは序盤DINASO選手が少し崩れてしまったため、MIKAMO選手が4点リードの展開になりますが、すぐさま同点に持ち込みます。後半のガニメデのガニメデ???地帯でDINASO選手が8点リードしますが、終わり際でMIKAMO選手が徐々に差を詰め同点になります。そしてラストの減速、DINASO選手がしっかりと光らせ2点リードで勝利しました。
2曲目のセロトニンは序盤はMIKAMO選手が4点リード。しかし中盤の32分の鍵盤が絡むところでDINASO選手が5点リードと逆転します。その後連続スクラッチとBSSが多く降ってくることろでMIKAMO選手が一瞬同点に持ち込みますが、すぐにDINASO選手の1点リードに変わります。ラストの密度が少し高くなるところでDINASO選手が一瞬逆転しますが最後まで精度をキープしたMIKAMO選手が勝利しました。

DINASO選手は今シーズン初勝利となり、なんとか望みをつなげることが出来ました。MIKAMOが惜しくも2タテを成し遂げることは出来ず、少々苦しい展開になったものの、まだまだ勝利の目が途絶えた訳ではありません。そして全てを決める大将戦へと進みます。

中堅戦 SCORE


大将戦:NOTES G* VS TAKA.S

G*選手:dica dica → IX
TAKA.S選手:Smashing Wedge → Shooting Fireball

大将戦、G*選手は1タテすればチームの勝利になりますが、冒頭でも話した通り、8pt獲得しないと敗退が確定してしまうため、実質2タテしないといけません。TAKA.S選手は未だ勝利なしの状況で2タテを決め、チームの勝利へ導けるか重要なこの試合ですが、ここでなんと両チームストラテジーカードを切り両選手の選曲が変更になりました。
G*選手の選曲はIX。これで『ナイン』と読みます。連続スクラッチとトリル、高速乱打が終始続く物量譜面となっており休憩箇所が少ないため最後まで体力をキープ出来るかが重要になってきそうです。
TAKA.S選手の選曲はShooting Fireball。後半の縦連地帯、その後の高密度になり難易度が徐々に上がっていく譜面となっています。

1曲目のIXは序盤の連続スクラッチとトリルでG*選手が一気に20点リード。更にそこからG*選手は精度の高さを見せつけ更に44点リードに広げます。後半以降はTAKA.S選手がG*選手との差を徐々に詰め、一時は20点差に詰めるもそこから逆転には至らずラストで引き離され、G*選手が勝利しました。
2曲目のShooting Fireballは序盤からTAKA.S選手が11点リード。その後もG*選手に逆転を許さず徐々に差を広げていきます。しかし中盤の密度が少し高くなる所でG*選手が徐々に差を詰め6点差にします。後半からTAKA.S選手が縮まった分の差を取り戻し一気に22点リードへ。そしてラストの高密度地帯も難無くクリアし23点リードでTAKA.S選手が勝利しました。

レジャーランド初勝利、TAKA.S選手が初勝利と、初勝利尽くめの本試合。TAKA.S選手が勝利したことにより、全32選手が今シーズンptを獲得したことになりました。一方のレジャーランドの初勝利も非常に喜ばしいことなんですが…

大将戦 SCORE


対戦結果

最終獲得ポイントは7-5で、レジャーランドが勝利となりました。

…が、レジャーランドはここで敗退が決定、敗北したGAME PANICはQF進出が確定しました。冒頭でも話した通り、レジャーランドの獲得ptが7ptだと、GAMR PANICの獲得ptを上回ることが出来ず、直接対決でも負けているので、敗退が確定してしまうのです。なんか喜んでいいのかどうか分からない感情ですが…ポジティブにとらえるなら、一矢報いることが出来たと考えればいいでしょう。試合はまだ1つ残っているので、最後も勝利して笑って終われればいいなと思っています。GAME PANICはセカンドステージ2連敗と首位争いから脱落はしてしまいましたが、ひとまずQF進出は確定しました。後は残り1試合のROUND1戦で勝利すれば、2位通過の可能性もあるため、最後まで頑張って欲しい所です。


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