【BPLS2】BPLS2を終えて各チームの印象を語る

2023年7月1日、この日BPLS2 DDRのセミファイナル、ファイナルが終了し、この日をもってBPLS2全ての日程が終了しました。思えばBPLS2が始まった昨年の6月29日から今日まで、とてつもない熱い戦いが繰り広げられ、自分はその度に熱狂していました。そこで本記事では、BPLS2に参戦した8チームの印象を語っていきます。

※この記事にはBPLS2 DDRセミファイナル&ファイナルのネタバレが含まれている部分があります。

APINA VRAMeS

APINA VRAMeSはBPL2021の時から応援していて、全体的に主人公感のあるチームだと思いました。IIDXではUCCHIE選手、SDVXではYU11選手、DDRではMAMURU3選手のドラ1の選手に安定さがあり、プレーを見ていてとても安心感がありました。この他にもNIKE.選手がドラ1相手に2タテを達成、KND*48TE選手がメガミックスバトルで確実な勝利をもぎ取る等、どの選手にも誰にも負けない強さがありました。BPLS2では3機種ともファイナルに進出することは出来なかったが、来シーズンは更に強さに磨きがかかったAPINA VRAMeSを見せてくれること間違いなしでしょう。

GiGO

GiGOは今シーズンから参戦したチーム。IIDXのドラフト会議ではSuperNova TohokuのCORIVE選手をドラ1指名した時は驚きと同時に大丈夫か!?と思いました。しかしそんな不安は杞憂に終わり、シーズン中はSCRATCH、SOF-LANで強さを見せつけセミファイナルまで進出、急成長を感じた今シーズンだなと思いました。この時からGiGOといえば『戦いの中で急成長する』というイメージがつくようになり、SDVXのSIRON.選手のVFの伸び、DDRのTSUYOSHI選手の低難易度帯の精度の高さ等、気が付けば恐ろしいまでに成長してきた選手を見てきました。そんなGiGOは3機種全てでSF以上は進出しており、SDVXは準優勝を果たしています。来シーズンはもしかしたら3冠狙えるかも?と個人的に期待しています。

GAME PANIC

GAME PANICは正念場で実力を発揮するチームという印象があります。というのも、IIDXでの第27試合の対ROUND1戦、負ければレギュラーステージ敗退確定の状況で、大将戦を任された54GAYA選手がKUREI選手相手にSWEETEST SAVAGEを勝ち取り叫んだシーンは印象的でした。SDVXではCH.選手がインターリーグの対レジャーランド戦で大将戦3タテしDRAWになったことでQF進出、そのQFでも大将戦3タテしSF進出、いずれも1タテされたら敗退確定のところから大逆転を成し遂げました。DDRではHO4-KETI選手がQFの対レジャーランド戦で足を負傷しかけた状態から執念で勝ちを取りに行き、SF進出を決めたシーンは印象的でした(でもあれはあまり美談には出来ないと思いますが…)。
と言ったように、GAME PANICは簡単には倒れないチーム、そして正念場で実力を発揮するという印象です。

SILKHAT

SILKHATは皆カッコいい、後ミニキャラみたいなやつも可愛い、BPL2021の時からファンミーティングやグッズ販売等ファン向けに色々積極的に企画していて、そのおかげなのかファンが多いチームの一つという印象です。特にドラ1の選手の人気っぷりは断トツで、IIDXのSEIRYU選手、SDVXのDAIKI.選手、DDRのKANAME選手は人気が強いと個人的には思います。この3人はほぼ確実に自選は勝ち取っており、自選曲の完成度の高さはトップクラスだと思います。今シーズンはDDRが機種を通して初めてファイナルに進出し、優勝が期待されていましたが、惜しくも準優勝、それでも間違いなく優勝を狙えるチームだと思いました。来シーズンはどんなマジカル・ミラクル・イリュージョンを見せてくれるのか、今から楽しみです。

SuperNova Tohoku

東北地方のみに展開しているゲーセンでありながら、ドラフトでは予想を裏切るようなことをしてくる、しかし確実に強い選手は採るよくかわらんチームでした。今シーズンはあと一歩が届かなかったシーンが多く、IIDXはSF敗退、SDVXはレギュラーステージ敗退、DDRはQF敗退、どれも惜しい試合が多くありました。しかし、各選手の活躍では目立ったところがありました。特にSDVXではLEON、TORIDE、KIKの3選手が全員個人賞を獲得したのは全機種通しても快挙だと思います。3機種とも他チームに負けないほどの本番力があれば、間違いなく優勝を狙えると信じています。

TAITO STATION Tradz

個人的に応援しているチームの一つ。このチームは選手をテーマにしたクレープの販売や毎週木曜日にYouTubeで配信しているTradzラジオ、そして毎週水曜日はEXBARでパブリックビューイングを実施する等、所属選手を全面的にプロデュースする能力が非常に高いです。その結果、IIDX、SDVXではシーズン中に行われた『サポーターズイベント』で所属選手全員がTOP10にランクインするという快挙を成し遂げています。このことから、所属選手の人気の高さ、ファンの多さはどのチームにも負けていないと思います。試合の方はSDVXの活躍が目覚ましく、インターリーグをQF進出ラインギリギリの6位で通過し、その後圧倒的な力強さでQF、SFを勝利し、優勝を果たしました。そして気が付けばTAITO STATION Tradzは山賊という印象が広まるようになり、来シーズンは山賊らしく、BPLをいろんな意味でぶっ壊してくれるのではないでしょうか。

ROUND1

ROUND1はスター選手の集まりだと思ってます。ドラ1の選手が全員KAC等の公式大会で優勝経験のあり、その他の選手も公式大会出場経験豊富な選手を揃えている、実力に安心感のあるチームの印象があります。そしてシーズン中に成し遂げた数々の実績も凄いものです。特にIIDXのU*TAKA選手は出場した試合全てで勝利、個人賞3冠達成し、タイトルを総嘗しています。この他にもSDVXのXD*POTE.選手がレギュラーシーズン第11試合の対SILKHAT大将戦で新曲を初見PUCをするという快挙も成し遂げています。今シーズンはIIDX、DDRの2機種で優勝しており、SDVXを制すればBPL史上初の3機種を優勝したチームになります。IIDX、DDRは現メンバーでも十分に優勝を狙えるメンバーではあるが、SDVXはS3どのようなメンバーで挑むのか注目です。

レジャーランド

今シーズンはレジャーランドの活躍が一段と目覚ましいシーズンだと個人的には思いました。IIDXはBPL2021ではレギュラーステージ敗退したものの、BPLS2では初戦でBPL2021優勝チームのAPINA VRAMeSから勝ち星を挙げ、その後も順調に勝利を重ねレギュラーシーズンを1位で通過し、ファイナルでは惜しくもROUND1に敗れ準優勝に終わったが、前シーズンの成績を考えれば大躍進とも言える活躍ぶりでした。SDVXではリーグ戦全勝&大将戦で24KW、PICOLTEX選手がUC達成、QFでは先鋒戦でPICOLTEX選手がS-PUC達成し、数々の偉業を成し遂げました。DDRではNAYU選手がリーグ戦で出場した試合全てで1位を獲得するといったように、各選手が圧倒的実力を見せつけた今シーズンのレジャーランドは完全に覚醒したなと思いました。来シーズンもこれを上回る勢いで優勝してくれることを期待しています。

終わりに

こうして書いてみると、どのチームにも魅力があり、応援したくなるような面がたくさんあることが分かりました。IIDXプロ選手32名、SDVXプロ選手24名、DDRプロ選手24名、合計80名のBPLプロ選手一人ひとりにその人にしかない強さ、魅力があることを実感しました。BPLS3も変わらず応援し続けます。BPLS3 IIDX開幕は7月12日、どんなドラマが生まれるのか、その日が待ち遠しいです。

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