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【BPLS3 SDVX 第5試合 感想】GiGO vs TAITO STATION Tradz、S2ファイナル以来の因縁の対決は引き分けに終わる

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 SOUND VOLTEX 第5試合はS2ファイナルの因縁の対決が早速実現しました。GiGOはリベンジを果たし初勝利をつかむか、TAITO STATION Tradzは2連覇に向けて白星スタートを切れるか。今シーズン初参戦のXD*LEVI.選手の初陣にも注目です。


先鋒戦 メガミックスバトル --H.R.-- VS XD*LEVI.

先鋒戦はいきなりドラ1同士の対戦となり、非常に熱い展開が予想されましが、ここで終始優位を保ったのが--H.R.--選手。EGをしっかりと決めるのはもちろんのこと、XD*LEVI.選手のEGをしっかりと防ぎ、相手のポイントを稼ぐチャンスをしっかりと潰してきました。この攻守のバランスの良さが--H.R--選手の強みだとよく分かる試合でした。一方のXD*LEVI.選手は初めての舞台なのか少し緊張している様に見え、所々CRITICALやNEARを出してしまう等、中々ポイント獲得のチャンスを得ることが出来ませんでした。

中堅戦 タッグバトル TSUMAMI SIRON.&DPE VS MURAKAMI&350BI

SIRON.&DPE選手:MilK
MURAKAMI&350BI選手:香港功夫大旋風

中堅戦1曲目のMilKは終始長いツマミと細かいノーツや局所難が多く降ってくる曲で、4選手とも前半までMAX-1桁台の安定したプレーを見せていました。後半になるにつれてTAITO STATION Tradzが徐々に点差を縮め逆転に成功するも直後崩れてしまい再度GiGOが逆転。最後はGiGOが両選手MAX-5でシンクロ率100%達成し勝利しました。
2曲目の香港功夫大旋風は序盤鍵盤、中盤ツマミ、終盤鍵盤&ツマミとパートが明確になっていますが、特に中盤のツマミ地帯はボルテの数あるツマミ譜面の中でも群を抜いて直角の数が多いことでも知られています。このツマミ地帯まではTAITO STATION Tradzがリードしていましたが、この後のFXと鍵盤で350BI選手が少し崩れGiGOが逆転。しかしこれを上手くカバーしラストで再度逆転しTAITO STATION Tradzが勝利しました。
しかしこの中堅戦、本当に最後までどうなるのか分からない展開が続いて心臓が全然足りなくなる程面白い試合が見られました。

大将戦 ONE-HAND SIRON. VS MURAKAMI

SIRON.選手:~仔羊のナヴァラン・クリシェを添えて~
MURAKAMI選手:イグノアザーズ → 東方妖々夢 ULTIMATE MEDLEY
新曲:群青纏う朱の槍 / めと(Metomate)

大将戦1曲目の~仔羊のナヴァラン・クリシェを添えて~はツマミを回しながら片手で鍵盤を処理するのはもちろんの事、配置を覚えていないと厳しいところが多くある曲です。両選手終始デッドヒートの中、終盤を制したのはSIRON.選手。僅か2点差という瀬戸際の勝負を制しONE-HANDを得意とするMURAKAMI選手から自選を守り切りました。
2曲目の東方妖々夢 ULTIMATE MEDLEYはBPM220の速さで片手処理が求められるため、どれだけスピードに追い付けるかが重要です。ここもストラテジーを投げたSIRON.選手がリードしていましたが、終盤でMURAKAMI選手が勢いづき逆転。ラストのトリルで更に点差を広げストラテジーながらPUCを決め勝利しました。
新曲の群青纏う朱の槍はONE-HANDながらBPM220-230のソフランがある曲。ただこのソフランはこのBPMの間で頻繁に揺れるため、判定がつかみ辛い曲にもなっています。最初にリードしたのはSIRON.選手でMURAKAMI選手が僅かな点差を負う展開になりましたが中盤でMURAKAMI選手がロングノーツを外し一気に30点差になりました。しかし後半またしてもMURAKAMI選手が追い上げラストに逆転。そのままリードを保ちMURAKAMI選手が勝利しました。

試合結果

結果は6-6で、DRAWとなりました。
S2から続く因縁の対決は決着つかず、引き分けに終わってしまいましたが、各選手の仕上がりの高さが見えた試合でもありました。特にSIRON.選手がMURAKAMI選手の得意ジャンルであるONE-HANDで自選を通したのは大きな成長ではないかと思いました。XD*LEVI.選手は初陣を悔しい結果で終える形となりましたが、むしろ今後の覚醒っぷりに期待がかかることが期待されます。



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