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【BPLS3 セカンドステージ 第11試合】Wリーグ最後の試合は引き分けで閉幕!両チーム本気の選曲を見よ

BEMANI PRO LEAGUE Season 3 beatmania IIDX セカンドステージ第11試合、Wリーグ最後の試合はSILK HATとレジャーランドの一戦。SILK HATはここで8pt以上で勝利すると1位浮上、同時にSF進出が確定、7ptで勝利もしくは引き分けで2位通過、負けると3位という様に、決勝トーナメントの進出は確定していますが、ここは大勝して決勝トーナメントを有利に進めたいところ。レジャーランドは既にレギュラーステージ敗退が確定しているため、試合結果によって何かが変わるということはありませんが、最後の試合は勝利して終えたい所です。


先鋒戦:SOF-LAN VELVET VS U76NER

VELVET選手:era [step mix]
U76NER選手:op.31 叙情

まずは先鋒戦、S2でも同じテーマで対戦経験のある2人が先鋒SOF-LANに登場。両選手このフィールドを得意としているだけあって、選曲は試合前から色々予想されていましたが…果たして結果は?

VELVET選手の選曲はera [step mix]。通称『エラステ』とも呼ばれるこの曲は、元々3rd styleに収録されたera [nostal mix]のDPA譜面の音源として作成され、4th styleで独立した曲となりました。低速地帯に入ってからの高密度の鍵盤、更に加速後も譜面の密度は変わらないのでBPM変化すときに事故を起こさないようにギアチェンすることが重要になります。
U76NER選手の選曲はop.31 叙情。もはや多くは語るまい低難易度のソフランと言えばこれ。目まぐるしく変化するBPMに対応しながら、どれだけ精度をキープできるかが重要です。

1曲目のera [step mix]は序盤からVELVET選手が少しずつリード。安定した精度でU76NER選手との差を離していきますが、中盤の減速からの16分の鍵盤でU76NER選手が逆転に成功。加速時のギアチェンも問題なクリアしましたが、ここからVELVET選手が追い上げ、終盤間近で逆転。ラストまで崩れることなく逃げ切りVELVET選手が5点リードで勝利しました。
2曲目のop.31 叙情は、序盤からBPM変化が激しいですが両選手共に綺麗に光らせほぼ点差がない状況が中盤まで続きます。しかし中盤過ぎのBPMが最高値の350になった時にU76NER選手が一気に10点以上のリードに成功し、ラストまでその勢いのまま勝利しました。

S2の再戦となった先鋒戦はまたしても引き分けという形に。しかし最後の試合でera [step mix]とop.31 叙情を見ることが出来で良かったです。U76NER選手も今シーズン初のSOF-LANを担当しop.31 叙情を投げることが出来て満足そうでしたね。

先鋒戦 SCORE


中堅戦:CHARGE SEIRYU VS 1-PIN

SEIRYU選手:Perfect Plan
1-PIN選手:Psycho Sheep Riddim[L]

中堅戦、SILK HATにとってはここで2タテを決めSF進出への道を楽にしたいところですが、相手は1-PIN選手。オールラウンダーとして様々なレベル帯で2タテを決めてきたこの選手から2タテを取れるか?

SEIRYU選手の選曲はPerfect Plan。Dirty Androids氏の曲によくあるズレ譜面が特徴的で、CNが時間差で降ってくる他、CNを押しながら短いCNを処理するといったテクニックが求められる譜面となっています。
1-PIN選手の選曲はPsycho Sheep Riddim。CHARGEに分類されていますがどちらかというとSCRATCHの要素が多めの譜面ですが、CN、BSS、MSS全ての要素が盛り込まれています。一定のリズムをキープしながらスクラッチやCN絡みの鍵盤を適切に叩くことが重要です。

1曲目のPerfect PlanはSEIRYU選手が序盤のCNとズレた鍵盤をしっかりと光らせ1-PIN選手との差を10点以上広げます。しかし中盤の鍵盤主体のパートで1-PIN選手が4点差まで追い詰めますが、後半の難しいリズムが続く地帯でSEIRYU選手が再度点差を広げ、最後は10点リードでSEIRYU選手が勝利しました。
2曲目のPsycho Sheep Riddimは序盤CNを押しながら難しいリズムの鍵盤を叩く地帯が続きます。そこでは両選手ともに大きいミスはなく同点のまま進みますが、スクラッチと同時押し主体のパートで1-PIN選手が10点以上リードします。そして終盤、序盤と同じCNと鍵盤主体の地点で1-PIN選手が少し崩れ点差が迫るも、最後のCNと連続スクラッチはしっかりと光らせ5点リードで1-PIN選手が勝利しました。

やはり1巡目に指名されているだけあって自選曲のみならず相手の選曲も勝ち取ってしまうかもしれない程のハイレベルな試合が展開されていました。ここまで両チームとも同点ですが、大将戦で2タテした方が勝利となるこの展開、最後の最後まで目が離せません。

中堅戦 SCORE


大将戦:CHARGE LICHT VS DINASO

LICHT選手:共鳴遊戯の華
DINASO選手:ディスコルディア

大将戦、前述した通りSILK HATは2タテでリーグ1位とSF進出確定、1タテで2位通過、2タテされてしまうと3位通過となり、一瞬の油断も出来ない状況となっています。一方のDINASO選手も今シーズンは思うような成績を残せず苦しい試合が続いていましたが、最後は2タテを決めて終わりたいところです。

LICHT選手の選曲は共鳴遊戯の華。ノーツ数2000と物量譜面であるのと同時に、CNを押しながらの乱打が非常に難しいレベル12の中でも上位に入る譜面です。
DINASO選手の選曲はディスコルディア。こちらもノーツ数2073と物量譜面で、CNを押しながら16分の鍵盤を叩く地帯が多いため非常に光らせるのが難しく、最大の難所は中盤の同時押し縦連からのデニム地帯が最も光らせるのが難しいと言われています。

1曲目の共鳴遊戯の華は序盤の8分の同時押しと16分が混在する地帯では点差はつかず、その後一気に16分が主体となる地帯でLICHT選手が僅かにリードします。その後のCNが混じるところでDINASO選手が逆転。しかしすぐさまLICHT選手が逆転し、終盤まで僅差の勝負が続きます。しかしDINASO選手が大きく崩れ、LICHT選手が50点以上の大量リードを得ることとなり、LICHT選手が勝利しました。
2曲目のディスコルディアは序盤は長いCNを押しながら減速していき、終わった時に元のBPM280に戻るところでDINASO選手が11点リードします。CNと16分の鍵盤もしっかりと叩き更に40点以上リードを広げますが、中盤の同時押し縦連で一気に12点差にまで詰められるもDINASO選手が上手くリカバーし逆転を許さず点差を35点とします。その後はDINASO選手が精度をキープしLICHT選手との差を大きく広げ、最後は68点リードでDINASO選手が勝利しました。

最後の試合は物量&物量で体力勝負となった大将戦は引き分けという形で終わりました。SILK HATは惜しくも2タテは逃してしまいましたが、決勝とオーナメントに向けて課題を克服し次の試合へと繋げて欲しい所です。DINASO選手も最後は本気の選曲で勝利し有終の美を飾ることが出来ました。

大将戦 SCORE


対戦結果

最終獲得ポイントは6-6で、DRAWとなりました。

Wリーグ最後の試合は初のドローという形で終わりました。それでも両チーム共に良い所をたくさん見ることが出来たと思うので、SILK HATは決勝トーナメントに向けて、レジャーランドはもしあればS4に向けて頑張っていって欲しいところです。
SILK HATはこれでリーグ2位となり、QFからのスタートとなりました。そんなQFの対戦相手はBリーグ3位のTAITO STATION Tradz。前シーズン共にレギュラーシーズン敗退を経験したこの2チームが激突します。


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