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地域包括支援センターのマニュアルを作りたいというシサク

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包括職員になったけど・・・・  前職福祉と関係ない  高齢者福祉だったけど相談職じゃなかった   あと包括ってなに??という人のために なにかチカラになれればな、という無力な包括…
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#地域包括支援センター

ホストに学ぶ、アウトリーチ面接

この記事でいちばん重要なところ。 アウトリーチ面接は今日私が考えたえた造語である。 ●導入 包括で働くうえで、頻繁にあるのがアウトリーチ的な面談である。 例えば介護保険サービスであれば、本人なり、家族なりに介護保険を使いたいというモチベーションを持っている人がいることだろう。  アウトリーチの場合はそうでない場面が多い。 ・近所の人から心配と情報が寄せられたから。 ・虐待通報があったから。 ・どう見てもヤバそうだから  そんなこっちの都合で、その人との関わりをスタートさせ

包括職員の技能としての『高齢者の前で話すコツ(集団編)』

地域包括支援センターに勤めていると、高齢者の前で話す機会が結構多いです。 包括職員になったら、高齢者の集まりやら体操教室やらで、いろんなお知らせをする機会があります。 世の中には話し方講座や教材がいろいろありますが、「高齢者に向けた話し方」って、あんま教えてくれるトコないんすよね。 社福祉の学校でも教えてくれないしね。 ここでは、私の経験を元に、たくさんの高齢者の前で話す時のコツを語ってみたいと思います。 めっちゃ手短に、結論から話す 前述のように、私達が話す場所は高齢者

地域包括支援センターの職員に求められる基本姿勢ってなんだろう。

包括職員に求められる基本姿勢ってなんだろう・・・ 「基本的に、病院もケアマネも地域住民も包括に頼らなくてもやっていける。ただ包括は関係機関から相談をもらわないと仕事ができない。だからいつでも相談がもらえるようにしないとダメだ。」 これは、以前私がお世話になった人の言葉だ。 いまでもこの言葉が私の包括職員としての基本姿勢を形作っている。 私にとって、地域包括支援センターの基本姿勢とは、 ずばり 下手(したて)に出る。ことだ! とにかく下手に出よう。私は毎日ペコペコして

地域包括支援センターのマニュアルを作りたいというシサク

はじめに・・・・ ある日、新人職員のデスクの上に、一冊の本が置いてあった。 『地域包括支援センター運営マニュアル』と書いてある本だ。 聞くと、「包括職員の勉強のために買った。」とのことだ。 いやはや今の若いものは勉強熱心じゃのう・・・ しかし、買うのはその本ではない!基本的にそういうのは自治体から来ている委託の仕様書とかを読めばいいわけで、新人に求められる知識はそこには載っていないのである・・・・ ドヤ顔の新人に、私は少し過剰気味の称賛をしつつ、彼にあげられそうな資料は