Chrome OS Flexを日常で使う(1)
最近ではAmazonの新生活応援セールでも破格のノートパソコンとして数多く扱われているChromebookですが、OSがWindowsやmacOSとは異なるLinuxベースのChromeOSというところから買ってもいいものか、使い物になるのだろうかと二の足を踏む人もいるのではないでしょうか。
Chromebookはそれ自体がChromeOSで動作するように設計されているため省電力や本体の物理的な大きさや軽さに利点があります。
また、もしあなたが少々型落ちのノートパソコンを再利用したいというような希望があるのであれば、Chrome OS Flexを入れることで、お手持ちのノートパソコンをChromebook化することができます。
さて、古いノートPCのChromebook化については要望があればまた別途まとめるとして、まずは「ChromebookあるいはChromeOS(Flex)って使い物になるの?」という点についてまとめてみます。
ChromeOSを使うのに向いている人
パソコンで起動するアプリケーションはほぼWebブラウザという人
市販の有料ソフトはあまり使わず、OS標準かフリーソフトを使う人
自宅やオフィスなどWi-Fiが繋がる場所でパソコンを使う人
用意されているものを素直に使うことに抵抗がない人
Linux環境はDebian系に慣れている人
PCではあまりゲームをやらない人
ChromeOSを使うのに向いていない人
宗教的にとにかくGoogleが嫌いであるという人
仕事柄使用するソフトウェアが厳しく指定されているという人
テザリングもできない、あるいはWi-Fiのない場所でパソコンを使うことが多い人
ローカルマシンでハイパワーな処理や大規模な開発環境を構築したい人
Linuxコンソールをメインで使いたい人
PCでゲーム(Steam・EPIC等)をやりたい人
「向いていない人」という点で書きましたが、逆に言うとこの点を妥協できれば意外と誰でもChromeOSで困らない、ということになると思います。
特に昨今はクラウドベースのサービスが充実していることから、ブラウザ(Chrome)さえ動けばどうにでもなる、というケースが多くなっているので、毛嫌いしないでクラウドベースのサービスに触ってみる・乗り換えてみるだけで新たな恩恵にさずかることができるかもしれません!
Chrome OS Flex?
ChromeOSはChromebookにプリインストールされたものしかありません。
つまりChromeOSを手に入れるにはChromebookを購入するしかないのです。
しかしChromebook以外のノートパソコンをChromeOS化するためのChromeOS派生が「Chrome OS Flex」です。
Chrome OS FlexはChromeOSと同じくGoogleが正式にリリースしているものですが、汎用性のためかChromebookとの差別化のためか、ChromeOSから一部の機能が制限されています。
本サイトでは特別な断りを入れない限り、ChromeOSの表記で統一します。
結局使い物になるの?
ちょっと調べてみても多くのサイトではChromeOSが使い物になるか?という結論を「用途によっては」というぼかし方をしています。
気持ちはわかりますが、ここでは敢えて「日常使いできる」と断言して実践していこうと思います。
日常使いの前提条件として私の環境について簡単にふれておきます。
業務ではWindows、Mac、Linuxを環境構築から運用まで行うことができます。プレイベートではWindowsとMacの使用率は半々くらいで、職場および親族のコンピュータに関するサポートも遠隔で実施することが多々あります。
なおプライベートでもコードを書いたりはしますが、ChromeOSで簡単にできないものはあっさりと諦める方針です。どうしてもChromeOSにこだわるものではありません。
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