銅地金の需給

2015年は世界の銅地金需給は2300万トンの供給に対して2280万トンの需要で、20万トンが余剰になる。

その後は東南アジアの消費が2桁の伸び、中国、欧米が堅調に推移すること、中国で環境意識の高まりから精錬所の建設が遅れもでることから、需給はタイトのままである。またもともと鉱山開発は何年もかかる事業であり、現在は遅延・中止があいついでいるので、すぐには生産に結び付かない。

ジム・ロジャーズが指摘するように、今から鉱山を掘るとしても「むこう何年間は供給不足」になる。今後何年も銅価格は下がらないとのことである。

ちなみに、俗説かもしれないが、5%の法則というものがあって、デモ参加者が人口の5%に達した場合は、警察でも軍でも抑えることはできないと言われる。10万人の町なら5000人、東京なら65万人のデモを想像すれば分かる。60年安保の時に国会を取り囲んだデモ隊は17万(主催者側の数字)だった。商品の需給では、供給が5%減るとパニックになると言われる。米も電気も「無い無い」と緊張した時でも5%には達していなかった。

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