藻類から燃料

藻類からバイオマス燃料を抽出して、2030年には航空機燃料を作り出す。

東大が抽出技術を、東京ガスがメタン発酵の研究を分担して、光合成で石油に近い炭化水素を生成する微細藻類「ポツリオコッカス・ブラウニー」を培養液の中で濃縮、加熱後水分を残したまま溶媒で抽出して90%の炭化水素を得た。単位当たりの投入エネルギーは従来の1/2.抽出残渣を醗酵させてメタンガスを取る。ただし、現在は1Lあたり109円と高いのでコストを下げて85円を目指す。コストもあと2割下げれば実用になる段階なら、実現はもう目と鼻の先だろう。化石燃料の枯渇に対する有益な研究である。農場で作るバイオ向けの作物と比較しても有利な予感がする。少なくとも、日本の場合は農地が少なくて海ばかりだから、水で育てるという点では合っていると思われる。

#バイオマス #藻 #コスト #化石燃料 #先端技術


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