月ノ美兎が可哀そうだろ

また一つ歳を重ねてしまいました。かつての天皇誕生日であり、クリスマスが目前であるということもあってか、この日を迎えると、ギャル系雑誌の表紙に煌びやかに踊っていた「ハピバ、神!」という不敬の天元突破みたいなフレーズを思い出してしまいます。私もそれくらい軽率に祝われたい……いや、そうでもないか。それはともかく、どうしてタイトルの脈略が死んでいるのかというと、もともとそういうタイトルでnoteを書こうと思って放置していたからです。後でついでにその話もします。

この一年は特段大きな変化はありませんでしたが、次の一年に向けては、ありとあらゆるタイミングが「ここだ!」と叫んでいて、何かと清算を迫られているような気持ちでいます。方々で断片的に話していることの具体化というか、主にはアニメの感想周りのことになってしまいますが、謳い文句に怠惰せず心を健全に保つためには、どうやら「断捨離」を敢行したほうが良いっぽいのではないか、と思い始めました。

誰にも言っていないので実際のところどうなるかはわかりませんが、「奥行きのあるラジオ」の「終わったよ編」は、次回の「2022年秋アニメ」回で一旦休止しようかと考えています。理由は「始まったよ編」をしなくなったのとほぼ同じと捉えていただいて構いませんが、もし本当にそうなったら一応どこかで説明はさせてもらうつもりです。

4年あったら小学生も高校生になってしまいますが、ましてやそれ以上に続いてきたものですから、それだけあれば当然一貫して同じではいられないでしょうよ、と自分を擁護しておきます。渕上舞さんもこんな風に歌っています。「石の上にも3年 まだ継続しとんね(´ε`;)」と。


さて、冒頭の話でもしましょうか。

にじさんじ所属のバーチャルライバーである、委員長こと月ノ美兎のチャンネル登録者数が100万人を突破しました。

大変おめでたいことです。私が登録したときは確か3万人くらいだったか、とここぞとばかりに古参面を晒しつつ、思えば遠くに来たもんだ、としみじみする権利くらいはあるのではないかと思います。

確たるバーチャルの概念が存在せず、そのなんたるかが揺らぎまくっていた当時、キャラクター設定が先にあり、オーディションで選ばれたことが公然であったにじさんじ1期性は少し珍しい色合いを帯びていました。

そして、ガワを破って「色濃い中身」が漏れ出てきたことを面白がられていた「月ノ美兎」を巡る中で見かけたのが、タイトルのようなコメントだった、というわけです。

魂のレイヤーが重なって見える状態は、今でこそぼんやりと捉えられるような気がしますが、コメントをした当人にしてみれば、もともと存在していたであろう「清楚な学級委員長」を乗っ取って、どこの馬の骨とも知れない奴が好き放題しているように見えたのでしょう。

この話にさしたるオチはないのですが(だからこそ放置されていたのですが)、かつて魂の定着がまだ不完全であった頃が存在し、そしてそれらを大いに塗り替えて今なお厳然と「月ノ美兎」が存在していることが、なんだか面白いな、と思ったのでした。

継続を巡ってのあれやこれやと乱暴にまとめることもできますが、とまれ、「奥行きのあるラジオ」がなくなるわけではない、ということは明記しておきます。いろいろ雑多に跳んで申し訳ないですが、お祝いの意を寄せていただいた方には改めてお礼申し上げます。

毎度のことながら、気が付けば年の瀬。少し気が早いかもしれませんが、来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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