表紙_-_コピー

The Life in Jakarta #8-Exploring The Slum Area 2

2015.11.22

【ジャカルタのスラム地域に行ってきました#2】

 ジャカルタのスラムの記事2個目です。今回行ったスラムはジャカルタのど真ん中の駅、Mangarrai駅の周辺にあります。(下のマップを参考に)電車マップの真ん中で色々な路線が交差しているとこなのですが、駅周辺はとても貧しくてミスマッチな気がします。前の記事で紹介した国内最大のモスクとか、国家独立記念塔とかはちょっと上のGambir駅周辺にあり、左側には、キラキラのビジネス街があります。すごい貧富のコントラスト。

前回の記事に書いた通り、川沿いを離れていくとスラムっぽくなくなっていくのでもう一度川の側に戻ることにしました。前回の場所から近くにある川沿いを歩くことにしました。向こう側の岸で、若者たちが鶏や鳩を扱って何かしていました。

今歩いている川沿いは、道がコンクリートで固められていて、泥の上に立つトタン屋根の家家とはまた違う様子でした。ずんずん歩いていくと、人がいっぱい出て来ます。どうやら民家の裏側みたいです。子供たちがわらわら出てきて遊んでます。痩せた猫を追いかけてます。ここもやっぱり貧しいけど最貧のスラムではないなと感じます。(後でまた軌道修正します。)

(上の写真)子供が「何この人?」みたいな顔で見ています。大人の人は珍しそうに見てきます。もっとどんどん進んでいくと1人のおじさんがインドネシア語で話かけてきました。でも理解できないので、ずっとにこにこしてました。きっと道に迷ったのだと思って道案内しようとしたのかも。「Japan」と言ったら「あーあ!」という感じでにこにこしていて、周りの人に「Japaneseだ」と教えている感じでした。そのあとまた同じ道を引き返したのですが、そのおじさんが何か言ってくれたおかげでみんなにこにこしてくれました。ということで写真。↓駄菓子を売っているお店ですね。左のおじさんが優しかった。

↑左下の写真は、ムスリムがお祈りをする部屋です。貧しいところにもちゃんとあるんですね。右下は歯医者さん?入れ歯屋さん?本当にこんなところで大丈夫なのかな?

途中で春巻のようなものを売っているお店があります。お腹すいたし、買って見ようかなと思いました。すごく汚い小屋みたいなところで調理しているのですが、揚げているから大丈夫かなと思い、買いました!値段が分からなかったので50円出して「One!」と言ったら、結局5個くれました。1個10円なんですね。この店前にいたおばさんがインドネシア語で話しかけてきたのですが、分からなかったので、「This is good!!」と春巻を褒めたら喜んでいました。みんなフレンドリーですね。

中にはビーフンとニンジンのようなものが入っていて、ビニールにチリソースが入れられてました。かけなくてもおいしいです。お腹は壊しませんでした。


やっぱりまたスラムから逸れてしまったので軌道修正して下の写真の場所の近くに行くことにしました。道路沿いの家家の間の細い小道を入っていけば内部に入れると思うのですが、勇気が湧きません。それに変な顔で見られるだろうし、どうしよう。

と思っていたら、若者のストリートミュージシャン達が現れました。彼らは音楽を演奏することでわずかなお金を集めています。もらえて10円とか20円とかの紙幣です。この人達の音楽は、ジャカルタのある特定の地域にいる民族の伝統のものらしいです。その音楽隊が家家の間の細い小道に入っていこうとしていたので、これに乗じて中に入っていくことができました。その時に撮影した映像です↓人がわらわら出て来ます。子供たちが音楽隊についてきてます。後半には、チェスのようなことをしているおじさん達もいます。


 撮影後も音楽隊についていくと、、家家の裏からまた表の道路の方へ出て来ることができました。彼らに撮影代としてお金を渡そうと思いましたが、そのまま道路に沿ってどんどん進んでいってしまいました。

 今度はこの川沿いのスラムを離れてMangarrai駅の西側に行くことにしました。西側に川はなく、お店などもきちんとしていて、少し整備されている印象を受けました。でも歩いていると用水路の近くに貧しい家家が並んでいるのを見つけたのでそちらに入ってみます。

↑用水路沿いにトタンでできた家が並んでます。橋がかけられており子供たちが糸を垂らして何かをしていました。アンモニアの匂いがしています。こんなところに住んだら洋服が臭くなるだろうな、と思いました。

見づらいけど、子供が遠くの屋根の上で何かやってます。家崩れそう。


この家の表側の道路のほうには子供がすごいたくさんいます!自転車乗ってる。この道の先では子供がわらわら出て来ました。きっと大家族なんだろうな。


子供たちが遊んでいました。近よってみたりしたら、「はいこれ使って」という感じで木の枝を渡してくれました。

鳩をいっぱい飼ってるみたいです。何に使うのかな。私の姉は大の鳩嫌いなのでここに来たら絶叫するだろうな…と思いながら歩きます。


このあとは、行き止まりになっていたので引き返りました。大きい道路に出るとバイクがいっぱい。駅周辺を歩きまわって4時間が経過。疲れたのでMangarrai駅に戻って、スタバに入り甘いフラペチーノをいただきました。この日のお昼御飯(春巻)の倍の20倍の値段です。(春巻2個半食べてお腹一杯になったから。)

ちょっと贅沢な場所や、貧しい所を行き来できるということが、もうすでに恵まれていることなんだなぁと思います。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?