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朗読

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今まで朗読した作品の紹介と感想を投稿しています。
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2023年7月の記事一覧

【朗読】富士に就いて(太宰治)

読んでみた感想私の中の太宰治ってこういうエッセイ的なものを書くイメージがありませんでした。(私が文学作品を読まなさすぎというのもあるかもしれませんが) 話に出てくる「天下茶屋」は今もあるそうです。HPには『富嶽百景』の舞台になったと書かれているので、『富嶽百景』の執筆中にこの作品も書かれていたんですかね。 太宰治は、皆さんもよくみるあの富士山の風景について「私は、この風景を、拒否している。近景の秋の山々が両袖からせまって、その奥に湖水、そうして、蒼空に富士の秀峰、この風景

【朗読】あったかい気持ち

夜咄頼麦様の「あったかい気持ち」を読ませていただきました。 よんでみた感想この作品はとてもぽかぽかするくまさんのお話です。絵本みたいでとても読みやすかったです。 夜咄頼麦様は「おやすみポポ」という作品で知りまして、2作連続寝かしつけはどうやろか?と思って。 だって、連続は飽きられるような気がして…(笑) なので夜咄頼麦様の作品で違うものを読もうと思いましてブログ内を徘徊しました。 その中で「あったかい気持ち」がとても良くて… この作品はくまさんの「ぽかぽか」がへびさん

【朗読】古街(漢那浪笛)

よんでみた感想 漢那浪笛(かんなろうてき)は沖縄新聞によく掲載されていた方なのだそうです。 …wikiとか検索してみたんですけど出てこなくて、どういう方なのかは作品でしかわかりませんでした。 詩の中にでてくる「仏相花(ぶっそうげ)」は、沖縄では赤花と呼ばれハイビスカスのことだそうです。 この詩が発表されたのが1911年1月だそうで、この時に何が起こったんだろうと調べてみました。 1909年に大きめの地震があったそうですね。各地の石垣が崩れる程の。 その事について書かれた

【朗読】夜の霞が晴れたら

須藤水波様の夜の霞が晴れたらを読ませていただきました! よんでみた感想「朗読するなら、寝る前に聞けるのにしよう!!」と思ってた時期がありまして。 ひたすら、「寝かしつけ 朗読 台本」と検索をかけて調べて見つけた作品です。 ミーティアという町に住むフレッドという 男の子と、旅でミーティアに訪れたアルヴィールのお話。 とてもあたたかいお話です。 アルヴィールは男女不明の旅人ということで、女性にしては低めの声で読ませていただきました。 低くしすぎたせいか、聞き取りづらいかも

【朗読】変わってしまう

ポチ子様の「変わってしまう」という詩を読ませていただきました。 よんでみた感想ポチ子様の「pochinote」というサイトでは、1~5分のフリー台本がおかれいて、読みやすいものが多くあります。 この時期は私の仕事で受け持っている生徒が修了する時期でしたので、成長をテーマにした「変わってしまう」を読ませていただきました。 生徒に向けての内容ではないですが…私の仕事にも変化があったので。 変わったところって、良いところよりも悪いところが目立ってしまいますよね… 良いところ

【朗読】人魚物語

ライカ様の「【初版】御伽話「人魚物語」」を読ませていただきました。 よんでみた感想noteでフリー台本をよく探してまして、そこでみつけたお話になります。 冒頭部分の で心掴まれてしまいまして、 「絶対このお話読む!!」と決めました(笑) 元々、人魚姫のお話はバットエンドです。 確か…人魚姫は最後に泡となって消えるんですよね。 ですが、このお話は安心して下さい、ハッピーエンドです! このお話は人間になった人魚が物書きとして生きていくお話です。 私は特に、人魚が脚本のク