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ぼっち・ざ・ろっく!が面白かったという話

遅ればせながら、人の勧めもあり、
2022年10-12月に放映されていた、ぼっちざろっくを観た。
話題になることもあり、面白かったので、読後の感想を置いてみる。

あらすじ

コミュニケーションが苦手な少女「後藤 ひとり」。
友だちを作るためにギターを始めるが、誰にも誘われないまま中学三年間が過ぎ、ギターの腕前だけがやたら上達してしまう。
そして、ネット上でギターヒーローという名で動画をアップロードし、そこそこ有名になる。
高校デビューを目論むものの、誰からも話かけられることがない。
そんなある日の帰り道に、公園で黄昏ていると、「伊地知 虹夏」という少女に話しかけられる。
そこで、急きょ抜けたバンドの助っ人メンバーとしてバンドを組むことになる。
そこから、バンドを始め、メンバーとともに、夢を追いかけるようになっていく物語。

改めて、物語というのは特定の人物の成長の物語なのだと思う。
道中にさまざまな出来事があり、物語の始まりと終わりで、変化・成長していく。
その姿に共感だったり、応援の気持ちが生まれ、気がつけば最後には良かったね、と感情移入できるのが良い物語なのかなと思う。

その点で、ひとりという少女は作中でしっかりと変化が見られた。

そして、コメディとシリアスなメッセージがブレンドされていた。

■成長の物語である


●序盤
道端で酔っ払いの女子大生ベーシスト「きくり」と出会い、
初の路上ライブを行い、ライブハウスのチケットが売れる

6話 八景

●中盤
大事なライブの日の天気予報は、大雨。
ライブ前にてるてる坊主をつくろう、と意思表示できるようになる

7話 君の家まで

●終盤
文化祭の演し物にエントリーしようとする。
エントリーしたライブ中に機材トラブルに見舞われるが、
ギターボーカルの、「喜多 郁代」がアドリブしているのを観て、
機材トラブルをアドリブで乗り切る


12話 君に朝が降る より


12話 君に朝が降る より

もちろん、完全にコミュ症を克服できたわけではないが、
すこしずつ、まわりのメンバーと関係を構築し、
バンドメンバーとともに夢を追いかけるようになる。

人を成長させるのは、同じく人であるし、何かしらの窮地なのだ。

■コメディである

本編ではパロディネタも多い。
パロディがなぜウケるのかというと、「知っている」「わかる」というのが大きいのだろう。

6話 八景より

■メッセージがある

今目の前にいる人たちは
君の闘う相手じゃないからね

6話 八景より

緊張し、目の前のことを「やり過ごそう」とするひとりに対して、
きくりからのアドバイス。

全12話なので、見やすいのもポイント。
Amazon Prime Videoで見れるので、おすすめ。

原作はこちら。Prime会員なら無料(Kindle Unlimiteじゃないので別料金なし)


ここまで読んで下さり、ありがとうございました! サポート頂いた分は、新しい記事を作成時の参考書籍や、 勉強代に充てさせてもらう予定です。