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人生の優先順位 2021

年の瀬がやってきた。クリスマスが終わり、街が急に年末モードに差し掛かるこの時期が一年で一番好きだ。

今回は、好奇心が湧くことについて書く。この文章は、自分のために書いている。自分の指針になる価値観を言語化しておくと、心が弱っているときにグラっとなりにくい。定期的に価値観をアップデートして、文章として残しておく。

前回、価値観を記したnoteがこちら。

今回は、これになぞらえて自分の現在の価値観を書くことにする。

目次
1. 人生の優先順位
  A: どんな人に時間を投下したいと思うのか?
  B: どんな仕事をしたいのか?
2. 去年の自分との比較

1. 人生の優先順位

去年の記事では、人生の優先順位を決める方向性は3つあり、それは以下のように分かれると述べた。

(1)自分タイプ
自分の幸せ、成長、富、名誉が一番に来るタイプ。これはわかりやすいですね。

(2)仲間タイプ
仲間の幸せ、成長、富、名誉が一番に来るタイプ。仲間というのは家族・親友・恋人のような信頼している身近な人、という定義です。

(3)世の中タイプ
世の中の幸せ、成長、富、名誉が一番に来るタイプ。世の中というのは、自分が知らない第三者という定義です。自然環境とか動物のようにヒト以外のモノやイキモノも含みます。

この中で、自分は(1)の自分タイプだと自覚した。この認識を掘り下げてみると、こう感じていた。

自分は「このヒトに自分の時間を投下する納得感があるか」を幸せの基準にしています。これって結局(2)の仲間タイプなんじゃね?と思うかもしれませんが、自分の幸せがどの仲間と過ごすかにリンクしているということです。つまり、もし仲間タイプなら、「自分を犠牲にしてでも仲間の幸せを優先する」ことをOKとしますが、自分はそれができません。(1)の自分タイプであるけれども、「仲間を犠牲にしてでも自分の幸せを優先する」こともできません。「この仲間に時間を投下することが自分の幸せになる」ということになります。

(※この認識をAとする)

また、上記の認識とは別で、このような認識もしていた。

自分は仕事が好きです。難しそうな案件を見るとワクワクしてしまいます。

自分は仕事を通じてアプローチできる社会課題や利益には幸せを見いだせません。「このヒトに自分の時間を投下する納得感があるか」を幸せの基準にしている(1)の自分タイプのため、幸せと社会課題解決や利益は切り離して考えています。

幸せを見出すわけではありませんが、ワクワクや面白さややり甲斐を見出すことができます。

(※この認識をBとする)

本記事では、AとBに分けて考えていきたい。


A: どんな人に時間を投下したいと思うのか?

まず、この問を考える際に、昨年のAを振り返りたい。「この仲間に時間を投下することが自分の幸せになる」という価値観は、一見複雑で分かりづらい。

そこで、少し俯瞰して考えてみる。「自分のために時間を使うことが幸せ」「時間を投下したい相手がいることが幸せ」という二点を繋ぎ合わせるものは、自分の中の好奇心だ。

この記事でも書いたように、好奇心は自分の行動の起爆剤になっている。好奇心を満たしたいという思いは、誰のためでもなく、単に自分のためだ。また、好奇心が湧く、非常に魅力的な人間には、自分の時間を惜しみなく投下したい。なぜなら、それによって自分の好奇心が満たされるからだ。

なぜ好奇心が自分の中でウェイトを占めるのか?それは、自分の好きな歴史が教えてくれた。人は、知らない間に目に見えない他者圧力を受けている。それは、国家であったり、資本主義であったり、宗教であったり、コミュニティであったりする。これらは、目に見えない分非常に厄介である。偉大な権力者も、この目に見えない敵に翻弄されて没落していった。

こういった事例を見て、人の人生を生きるな、自分の人生を生きろ。と思う。たまに、大きな力を持っているために、こうした目に見えない敵に打ち勝つ人間がいた。卒業論文では、その1人であるAndrew Carnegieという人物に目線を当ててみた。Andrewは、自分の人生を生きているように見えた。(その振る舞いは、他者から見るとまた違う姿に見えてしまっていたということが卒論の内容だけど、ここでは割愛。)

自分のやりたいことを好きなようにやった方がいい。この思いが、好奇心を重要視する理由だ。

とても回りくどくなったが、好奇心の赴くままに生きていたいからこそ、好奇心が湧く人に対して、自分の時間を使いたい。余談になるが、去年の自分は仕事と恋人がバッティングしたらどうなるか?ということを考えていた。これの答えは「どちらも好奇心の箱に入っていたらどちらも大事にすべき」だ。例えば、世界一の寿司職人になりたいという価値観の人が、仕事or恋人で迷ったときには、仕事を選んだほうがいいと思う。なぜなら、その人の価値観の箱にぴったり収まるのは「仕事をして寿司の技術を身につける」ことだからだ。「仕事or恋人」という答えには答えがないと言われているが、それは間違いだと思う。その人の価値観という部分まで抽象化して考えれば、自ずと答えが見えてくる。


B: どんな仕事をしたいのか?

ずばり、事業をつくりたい

事業は面白い。ある分野を探求し、好奇心を満たすプロセスと似ている。顧客自身が気づいていないような課題を洞察し、適切な解決策を提示することで、お金という最もわかりやすい対価が返ってくる。

しかし、このゲームは複雑で難しい。すぐには対価が返ってこない。だから、コンティニューが無限にできる今のうちに、何度もトライする必要がある。どれだけ下手なゲーマーでもプレイ時間がカンストするまで遊べば上手くなる。

せっかくなので、ゲームに例えたまま考える。ゲームをクリアするのに必要な要素は以下の3つだ。

(1)練習
「何事も実践」という言葉があるが、プレイの型を覚えることが先だ。「(練習ばっかりしているのはダメで)何事も実践」という枕詞がついている。実践だけで上手くなることもできるが、非常に効率が悪い。効率よく失敗学習をできる場所が練習だ。

事業づくりも一緒だ。事業を作る練習場所が自分には必要だった。今の会社は、事業づくりの前線に立てているため、その感覚に近い。
もちろん、ヒグトレのミッションを達成することにも本気だ。それは、ヒグトレに好奇心が湧いているからであり、それに時間を投下する納得感があるからだ。

(2)攻略本
失敗学習は大事だが、スキップできるorすべき失敗を飛ばすことは大事である。全部の落とし穴に落ちるには、人生が短すぎる。それを解決するのが攻略本だ。今ならネットにいくらでも攻略サイトが転がっている。

事業づくりという複雑性の高いゲームの攻略本は、ぶっちゃけ事業づくりをしていた人が一番強い。経験者への壁打ちという名の攻略本は効率も良いし効果も高い。本を読んだり、必要な記事を読んだり、人にインタビューするのも良い。分かった気になって情報が入ってこない状態が一番怖い。

(3)実践
練習や攻略本が大事だと散々言ってきたが、結局のところ実践が一番重要である。スマブラの試合をしたことない人が、大会で優勝できるはずがない。実践での失敗が、最も自分の血となり肉となる。

これは、会社内での事業づくりサラリーマンでは味わいきれない。自分の身銭を切って金を稼ぐのが一番良い。

2022年は(3)に力を入れたい。自分の好奇心を満たすためには事業を作ることが手っ取り早い。そのためには(1)から(3)のサイクルをフル回転させる必要がある。いくつも同時進行で仕込んでいきたい。もちろん、選択と集中は必要だが。


2. 去年の自分との比較

このnoteを書きながら、この一年は、去年の記事に書いた思考が洗練されていったなと感じた。

(1)の自分タイプ、ゲームのように仕事を捉えていた、という部分からは大きな変化はないが、その根底にある価値観に「好奇心」を発見した。「好奇心」は過去の自分の数々の行動とも一致するため、大幅にずれてはいないのだと感じる。

もう一点。自分の思考の言語化は、その後の自分の思考、そして行動に大いなる影響を与える。その上で書いてみるが、一年後は、こんな自分を目指したい。

好奇心を満たすために多くの事業を作り、その副次的な効果として、多額の金銭を手に入れる。その金銭は、自分の好奇心を満たすための体験、記憶、情報を手に入れるために使い、得たものを使って、さらに多くの事業を作る。

これがどこまで達成されているかは、来年の自分に期待したいと思う。


最後に

価値観のような抽象的な話を書くと、やはり堅苦しくなる。だが、やはりこのような価値観のアップデートは必要で、人に自分の思いを語るときのエンジンになったりもする。(この前提の思いを書くには短すぎるTwitterは苦手・・・)

もし最後までこの記事を読んでくれている人がいたら、僕がこのような考え方をしているんだなあと知ってもらえたら幸いです。

今、本腰を入れて作っている事業は絶賛採用強化中ですので、自分の考え方に共感してもらえる方がいたら、よければ一緒に働きましょう。(しっかりとPR 笑)

良ければ、こちらのnoteもどうぞ。

それでは、また。良いお年を。

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