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人生の優先順位 2023

2年ぶり4年目の振り返りnote。激動の1年だったし大きな節目になる年末年始なのできちんとこの1年を振り返って来年の方向性をビシっと書きたかった。

2023年は確実に今までの人生で最もHard Thingsな一年だった。大好きだった祖父が亡くなり、精神を壊して休職し、彼女と別れかけ、上司が急に辞め、本業の事業が消滅し、、、、、これ以外にも山程しんどい出来事があった。

2022年の振り返りnoteも下書きだけは書いており、見直してみると、やはりしんどいことが多かったとのこと。笑
確かにしんどかったなと思う。

とはいえ、大きな苦難を乗り越えた一年だった。乗り越える過程で大切な財産を手に入れることもできた。忘れないように書いておこうと思う。

1. 人生の優先順位

「なんのために生きてるんだろう」と考える時間がかなり多かったように思う。「自分のため」に生きるのが正解だと頭ではわかっていながら「周りの人」に振り回されることで疲れてしまった。

なんのストレスもなく、まともな意思決定ができる状態だと「自分のため」に生きようと選択できるが、疲れている状態、弱みを握られている状態だとそうもいかない。

  • ストレスがかかるけど、自分さえ我慢すれば・・・

  • 自分のやりたくないことでも、周りの大事な人がやりたいことは応援しなきゃ・・・

  • 自分がやりたいことじゃないけど、お金を稼ぐためにやらなきゃ・・・

  • 自分が嫌だと言ったら、周りの大事な人に嫌われるかも・・・

こういう思考が頭の中を支配すると、一発で精神を壊す。ある日突然ベッドから起き上がれなくなって、ご飯が食べられなくなり、全てが怖くなる。感情はコントロールできないし、すべてがモノクロに感じる。

ギリギリで社会からドロップアウトすることは免れたけど、ドロップアウトして戻ってこれなくなっていた可能性はかなり高かった。自分と同じような症状になった人は、5~10年戻ってこれないケースも普通にあったし、「あ。もう20代終わったかもな。キャリア詰んだな。」と思っていた。無意識に「死にたい」と思っていたことに気づき、自分が怖くなって涙が止まらなくなるときもあった。これが4月くらいの話。8月くらいから心が回復してきたが、本当に奇跡だと思う。

よく、臨死体験をした人が、生きていることが当たり前じゃないと気づき、人が変わったように心を入れ替える話を聞くことがある。自分もそれに近い体験をすることができた。

「自分のために生きる」という言葉の重みが痛いほどわかる。うっかり「他人のために生きる」ことをしてしまうと、取り返しのつかないことになる。他人の人生を生きて心を壊した結果、多少の名誉や金銭を手に入れたって本末転倒だ。自分の生死のコントロールを他人にまかせているようなもの。死んだら終わりなのにね。

まじでこれ。自分の生死を他人に握られるな。

心から、自分のために生きようと思った。自分が幸せで満たされていれば、余った心の余裕を周りのために使えれば良い。

2. 今年やったこと

自分のために生きられないことから手を引くことにした。

まず、会社を辞めた。というかストレス源の大半が会社だった。幸いにも事業づくりに詳しくなっていたので、起業家にジョブチェンジできた。お金で他人に握られない状態をつくることができた。

そして「自分のために生きること」に理解がある人だけに時間を投下するようにした。すべての悩みは人間関係。会社を辞めることで、合わない人間と距離を置けるようにした。

結果として、自分の弱みを他人にコントロールさせないしくみを作ることができた。

自分の幸せって何か?を考える時間も増えた。ある友人と話しているときに「美味い酒がいつでも飲める状態」が幸せだよねとしっくりきた。

「美味い酒がいつでも飲める」ためには、金がたくさんあればよいのか?金がないと美味い酒は買えないが、金さえあれば酒がうまく感じるわけではない。一緒に飲む仲の良い仲間、美味しいと感じる健康状態、じっくり酒に向き合える時間。これらが全部揃っているときに「美味い酒がいつでも飲める」と思える。

2023年の最後に会社を退社することができ、無事にジョブチェンジもできた。いまは「美味い酒がいつでも飲める」という気持ちになっている。

3. 来年やりたいこと

ズバリ、一緒に美味しい酒を飲む仲間がほしい。今年は孤独を感じる時間が多かった。いま支えてくれている周りの人たちを大事にしつつ、まだ見たことのない世界を見に行きたい。

仕事だけで言えば、たくさんの事業をつくりたい。シリアルアントレプレナーになりたい。事業(プロジェクト)を作る仕事は自分の天職だと思う。面白さに気づいて約5年。マーケットの目利きをする力。プロジェクトをマネジメントする力をずっと蓄えてきた。蓄えが結果に転換できつつあり、やっとメシを食える水準になってきた。

2024年の前半は、時間もお金も余裕ができるプライスレスな時間になると思う。そういう余裕が生まれてはじめて納得感のある意思決定ができる。自分の生き方に沿い、来年うまく弾みがつくように、いまはこのプライスレスな時間を楽しみたい。

ひっそり書いたこのnoteを見てくれたレアなあなた、いろんな話を聞いたり話したりしたいので、ぜひご飯誘ってください!

それでは、良いお年を。

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