頑張れ、友よ!

以下は、個人の感想です。やもすると不快な箇所があるかもしれませんがご容赦ください。


歌には大きく分けて2種類ある。

あの曲でなければ、あの気持ちになれない歌。

あの歌詞でなければ、あの気持ちになれない歌。


Black Sugarは、大好きな「中毒性 悶絶 制御不能 過敏性 胸内 炎症 もっと蝕んでくれ」という歌詞がランララランララララでも、曲だけで十分にBlack Sugarなので前者にあたる(堂島さんごめんなさい)。

頑張れ、友よ!は、この歌詞があってこそ伝わる歌なので後者にあたる(ミライショウさんごめんなさい)。

大サビの歌詞、編曲はどれも素晴らしいのだが、本当の最後、「頑張れ俺よ!君への歌が俺の力に」の構成はどう浮かんだのか、この発想というか才というか、悔しさや嫉妬を越えて喝采しかない。

「頑張れ俺よ!」は、それまでの「友よ!」の対比として出てくるが、「君への歌が」って...「君の歌」ではなく、「君への歌」は出てこない。勝手な想像だが、エガちゃんは今回の歌詞を依頼されてからA.B.C-Zの過去作を全て見たのではないだろうか。

最後の歌詞は、完全にA.B.C-Zの視点ですよね?

友情や恋の歌なら「君の歌」で十分なのに、「君への歌」、あくまで相手に与えることが自分達の力になる、つまりA.B.C-Zを支えているファンへの歌が自分達の力になると堂々と宣言しているのである。

TVやYouTubeで映像として見てはいるが、聴覚のみで受け止めるCDは、そこから新たな世界を想像(妄想)し没入できるからいいなと改めて感じた。映像があるとどうしても視覚中心になり、ここでこの動き?あら顔が良い?とか、視覚8割•聴覚2割ぐらいで捉えてしまう。

さてそんな、「頑張れ、友よ!」のTV歌唱だが、個人的にはMステがどの番組よりもパフォーマンスとしてはまっていたし、赤で統一した衣装も似合っていた。

嵐、NiziUという注目度が高い出演者が並び、歌唱順は、Mステ初パフォーマンスのNiziUの前という、いやがおうにも視聴者の注目が集まる順番。事務所のプッシュなのか、ポニキャンさんかはわからないが、画面の向こうの不特定多数に向けて考え得る限りのベスポジだった。

あくまで個人視点なので、当事者であるA.B.C-Zがこの歌唱順をどう捉えていたのかはわからないが、どの順であろうと、どの場面であろうと、A.B.C-Zは常に真摯で前向きに向き合ってきているから、自分如きが考えることすら失礼なのかもしれない(...あんたに何がわかるという声はそっと閉じていただいて)。

結局、何が言いたいかというと、1分50秒過ぎぐらいからの橋本良亮くんダンスソロパートのステップが好きすぎてどうしょうもないから、皆んな見て見てということだ。なんといってもスタイルが良いこと、最高にアイドルしてることは以前にも散々書いたが、ソロステップ中の笑顔は最高のご褒美...それだけで今年の漢字は「橋本良亮」と満場一致で決定してしまう。

ソロからの五関くん&塚ちゃんを両手に従える→2人バック転の振り付け考えた人...百歩譲って天才!

そんなこんなで、「頑張れ、友よ!」は、予想外に視覚、聴覚の体験型アトラクションだった。


公式PVだとステップわかりづらいな...よく見るとバック転のパートはTV限定なんだな











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