小さいうちは、小さいほうがいい

新婚当初、夫にはよくこんなお願いをしていた。
「おじさんみたいなことしないで。おじさんみたいなことは、おじさんになってからすればいいから」

よく「うちの子、成長が遅くて」みたいな話をされることがある。うちの息子はとくに問題がないので、そういう方には何言っても嫌味になってしまう気がして、とても気をつかう。夫が「同僚の子、まだ歩いてないらしいよー」なんて言ってくると、無神経な男親同士の会話が相手の奥さんの耳に入らないかヒヤヒヤしてしまう。

ちなみに「無神経な男親同士の会話」って書いたけど、男親は子どもが生まれても視野にあまり影響がないからこういう会話ができるのであって、悪いことじゃない。むしろ気をつかわないでいいのでうらやましい。母親って、ことに第一子のことになると、産んだ瞬間視野が超狭くなる。「首がすわらない…」「寝返りできない…」「おすわりができない…」「歩かない…」「身体が小さい…」「しゃべらない…」などといちいちYahoo!知恵袋に不安を吐露したりする。

で、冒頭の話に戻るんだけど。でもさ、小さいうちは、小さいほうがよくない? と思う。ハイハイするかわいらしい姿は、そのうち見たくても見られなくなっちゃうから。小さい期間が長けりゃラッキーなんて思うくらいがいいんじゃないかなあ。

といいつつ、早く息子の奥歯が生えないもんかな…と思うカーチャンであった…。

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