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【5分でわかる】物販ビジネスとは? 主な種類とメリット・デメリットを詳細解説

「副業で物販ビジネスを始めたい」

と、副業で物販ビジネスに興味を持つ人は多いです。

副業に興味のある人は、商品を安く仕入れて高く転売するせどりや転売ビジネスをイメージしている方が多いですが、実際にはせどりや転売に限らず様々な種類があります。

そこで、今回は物販ビジネスとは何かについてお伝えし、主な種類とメリット・デメリットについて解説します。

副業で物販を始めようという方は、最後までご覧ください。

物販ビジネスは様々な種類があり、各々メリット・デメリットがあります。

【この記事を読むことで得られるメリット】
・物販ビジネスの概要がわかる
・物販ビジネスの主な種類と特徴、メリット・デメリットがわかる
・自分がどんな物販に取り組んだらいいかがわかる


そもそも物販ビジネスとは?

物販ビジネスとは、一般的に商品を仕入れたり、作ったりして販売して収益を得るビジネスです。

ブックオフやヤマダ電機などの実店舗やオンラインショップから商品を安く仕入れてAmazonやメルカリで高く販売するせどりや転売は、あくまで物販ビジネスの一部です。

せどり・転売についても、仕入れ先によって細分化すると様々な種類があります。

  • 電脳せどり

  • 店舗せどり

  • 中国・欧米輸入ビジネス

  • eBay輸出ビジネス

  • 無在庫転売

  • ジャンクせどり

また、せどりや転売だけでなく、上記の定義に合わせれば、次のビジネスも物販ビジネスの一種になります。

毛色がかなり違うので本記事では詳しくは紹介しませんが、自分で商品を作るハンドメイド作家も、一種の物販ビジネスです。

このように、物販ビジネスと言っても様々な選択肢があります。

あまり情報を調べすぎて、ノウハウコレクターみたいになり行動しないのは問題ですが、最初は様々な情報を広く得てみるのもいいでしょう。

そこで、上記の物販ビジネスの特徴やメリット・デメリットを解説します。


主な物販ビジネスの特徴とメリット・デメリット

では、早速主な物販ビジネスの特徴とメリット・デメリットを解説します。

このなかで、自分が興味を持ったものに取り組んでみてください。

電脳せどり

電脳せどりは、オンラインショップなどネット上に商品を仕入れて、Amazonやメルカリなどで転売する物販ビジネスです。

おそらく、せどりや転売のなかでは最も知られた手法で、仕入れから販売まで在宅で完結するので、多くの人が取り組んでいます。

※サンコー通販公式サイトより抜粋

しかし、転売目的の仕入れを禁止するオンラインショップが増えてきている点は注意が必要です。

※ノジマオンラインより抜粋

ノジマオンラインの転売禁止は有名ですが、他の家電量販店のオンラインショップも規約で転売を禁止しています。

【メリット】
・仕入れから販売まで在宅で完結する
・24時間いつでもリサーチや出品作業が可能
・仕組みがシンプルなので、誰でも取り組める
・即金性が高い

【デメリット】
・参入者が多くてライバルに埋もれやすい
・ライバルが多いので価格競争に陥りやすい
・無理な仕入れをすると過剰在庫を抱える
・安定仕入れができず、常に商品リサーチを続けないと利益が安定しない
・利益率が比較的低い
・転売目的の仕入れを禁止するオンラインショップが増えている
・Amazonやメルカリなどの規約が厳しくなりアカウント停止リスクが高い
・高額転売など、購入者からのイメージが悪い

店舗せどり

店舗せどりはネット上ではなく、直接近くの実店舗に行って商品を仕入れて、Amazonやメルカリなどで転売する物販ビジネスです。

昔からの手法ですが、ネット上で見つからないお宝商品が見つかることもあるので根強い人気です。

ブックオフやドン・キホーテで、バーコードリーダーを片手に何かいろいろ調べている人を見かけた方もいるかもしれません。

これは、商品のバーコードを読み取って価格差のある販路や売れ筋などを調べています。

堂々とバーコードリーダーでリサーチすると店員の視線が怖いので、スマホ装着型のバーコードリーダーを使っている人が多いです。

そして、価格差があって売れそうな商品を見つけたら仕入れをして、売れそうな販路に出品をします。

最近は転売規制が厳しく、店舗せどりを禁止する店舗が増えているので、今後は厳しくなっていくでしょう。

基本的には、国内にある近所の実店舗から仕入れることが多いですが、なかには韓国や東南アジアなど海外に買付けに行く人もいます。

【メリット】
・ネット上では手に入らないお宝商品を見つけることができる
・利益率が比較的高い
・商品の状態をその場で確認できるので中古品でも安心して仕入れができる
・エリアが限られる分、電脳せどりよりはライバルと差別化できる

【デメリット】
・転売禁止の実店舗が増えている
・1点モノの仕入れになるので、常にリサーチし続けないといけない
・キャンペーンが全国一律で行われるのでエリア関係なくライバルが群がる
・有利な地域と不利な地域がある
・Amazonやメルカリなどの規約が厳しくなりアカウント停止リスクが高い
・実店舗のリサーチ時に後ろめたい気持ちになる
・高額転売など、購入者のイメージが悪い

輸入ビジネス

輸入ビジネスは、欧米や中国からの商品を仕入れてAmazonやメルカリなどで転売する物販ビジネスです。

とは言ってもネットで完結するので、難易度は電脳せどりと大きく変わりません。

欧米輸入ビジネスは、eBayや欧米のAmazonから並行輸入品を仕入れます。

並行輸入品は、正規ルートより安く仕入れができるものの、商品の品質に不安な点が多く、偽物も少なくありません。

実際に並行輸入品のレビューを見ると、「不良品だった」「すぐ壊れた」などの悪評も目立ちます。

日本の正規代理店を通していないため、日本と規格が合わない場合もあるので注意が必要です。

中国輸入ビジネスで仕入れるのは、基本的にノーブランドの中国商品です。

しかし、中国商品も安い仕入れができるものの、偽物や不良品が数多く、多くの物販プレイヤーを悩ませています。

安い仕入れができるので利益率が高い一方で、Amazonなど販路のアカウントリスクが大きいところが難点です。

【メリット】
・商品を安く仕入れることができるので利益率が高い
・在宅で完結するので誰でも取り組める
・Googleの翻訳機能などを使えば英語や中国語が読めなくても問題ない

【デメリット】
・参入者が多くてライバルに埋もれやすい
・ライバルが多いので価格競争に陥りやすい
・無理な仕入れで過剰在庫を抱える可能性がある
・安定仕入れができず、常に商品リサーチを続けないと利益が安定しない
・不良品や偽物を仕入れてしまうリスクが高い
・日本の規格に合っていない商品も存在する
・販路のアカウントリスクが大きい
・品質上問題ある商品が多く購入者からのイメージが悪い
・関税や消費税、海外送料がかかる

輸出ビジネス

国内商品などを海外に輸出して収益を得るのが輸出ビジネスも、人気の物販ビジネスの1つです。

eBayなどを使えば在宅で完結できるので、輸出といっても難易度は高くありません。

円高だった頃は、輸入ビジネスの方が人気でしたが、円安傾向にある現在では輸出ビジネスの人気も高まっています。

扱う商品は様々ですが、海外の人に人気のある商品を販売することがポイントです。

【メリット】
・円安なので、以前より商品が高く売れる
・在宅で完結するので誰でも取り組める
・Googleの翻訳機能などを使えば英語や中国語が読めなくても問題ない

【デメリット】
・参入者が多くてライバルに埋もれやすい
・ライバルが多いので価格競争に陥りやすい
・常に商品リサーチを続けないと利益が安定しない
・販路によっては規約の理解が困難なことがある
・カスタマー対応を英語で行わなければいけない
・海外送料がかかる

無在庫転売・予約転売

有在庫の転売ビジネスで、過剰在庫を抱えてしまったり、キャッシュフローが苦しくなったりした人の多くが興味を持つのが無在庫転売です。

無在庫転売は、注文売上金が入金された後に、仕入れ代金を支払うので、資金繰りに困ることがありません。

そもそも、商品が売れなければ仕入れをしなくてもいいので、過剰在庫で損失を被ることもなくなります。

しかし、商品の発送遅延や検品がしづらいなどトラブルが多い手法で、メルカリやヤフオクなど禁止するプラットフォームが少なくありません。

また、Amazonは無在庫転売を禁止していませんが、制約があるので注意しましょう。

無在庫転売の一種で、まだ発売されていない新商品を消費者が予約して、発売前に売り切る予約転売という手法があります。

こちらも、無在庫転売同様に発送遅延などのトラブルが起きやすいので十分注意してください。

【メリット】
・商品が売れなくても損失がない
・キャッシュフローが改善する

【デメリット】
・無在庫転売や予約転売を禁止する販路が多い
・商品の発送遅延が起こりやすい
・検品不十分で不良品を販売してしまう可能性がある
・Amazonなどのアカウント停止リスクが高い
・トラブルが多いので社会的な信用が低い
・注文があったタイミングで仕入れができない可能性がある
・注文があったタイミングで仕入れ値が上がり赤字になることがある
・Amazonの場合はFBAが利用できない

ジャンクせどり

ジャンクせどりは、その名の通りジャンク品を転売する物販ビジネスです。

安価な仕入れができて利益率が高い分、修理やメンテナンスの知識が求められるので難易度が高いです。

また、利益率は高いものの検品に時間がかかることが多く、決して効率的な物販ビジネスとは言えません。

もともとメンテナンスなどが好きな人でなければ、あまり向いていないでしょう。

【メリット】
・利益率が高い
・運が良ければ不具合がほとんどない場合がある
・他のせどり・転売ビジネスと比べるとライバルが少ない

【デメリット】
・修理やメンテナンスの知識が必須
・1点モノでメンテナンスに時間がかかって非効率である
・消費者からのクレームが多い
・販路のアカウント停止リスクが高い

メーカー仕入れ

メーカー仕入れは、メーカーに「仕入れさせてください」と交渉して、取引が成立したら仕入れてAmazonなどに販売するビジネスです。

小売店から商品を仕入れるせどりや転売と違って、メーカーとの交渉が必要となります。

メーカーから商品を継続仕入れできて収入が安定しやすく、メーカー保証も効くのでアカウント閉鎖のリスクがほとんどありません。

社会的な信用が高い手法であることもあり物販界隈で一大ブームとなり、多くのせどらー・転売ヤーが参入してきました。

しかし、最近はライバルが増えてメーカーと取引する難易度が上がっています。

実際に多くの販売者と取引をしてしまうと価格競争が起きてしまうので、難色を示すメーカー担当者が増えているためです。

ライバルの増加とともに、メーカー仕入れも以前のように稼げるビジネスではなくなってきているのが現状です。

【メリット】
・Amazonで新品として出品できる
・偽物や不良品を仕入れるリスクがほとんどない
・メーカー保証が効くので、初期不良があっても交換対応してもらえる
・メーカーから直接Amazonに送ってもらえば出品の手間がない
・メーカーと交渉することで、相乗り出品者を絞ることができる
・商品の安定的な仕入れができる

【デメリット】
・近年ライバルが増加している
・Amazonの売れ筋商品を扱うメーカーにライバルが集中する
・メーカーとの交渉力が必要となる
・販売者を増やしたくないメーカーが取引に難色を示すことが多い
・最低仕入れ個数や仕入れ値で強気の姿勢を示すメーカーが増えている
・独占契約がほとんどできない
・出品者を絞らないと結局価格競争が起きる

物販クラウドファンディング

物販クラファンは、OEM商品やメーカーと独占契約して仕入れる新商品をクラファンサイトで出品して、PRとテストマーケティングをする手法です。

クラファンで大きな支援が得られれば、それだけでも数十万~数百万円の大きな利益です。

例えば、上記のパターのプロジェクトは、支援額が3,400万円の大ヒット商品でした。

物販クラファンはだいたい30%前後の高い利益率なので、1,000万円以上の利益となっています。

もちろん、毎回数千万円の支援を得られるわけではないですが、数百万円程度の支援であれば、十分目指すことはできます。

しかし、物販クラファンの本当の目的はクラファン後の一般販売です。

クラファンで成功すれば卸の引き合いがありますし、一般市場でもヒットする可能性が高くなります。

一般販売でも独占的な販売ができるので、ヒットすれば継続的に安定収益を得ることができます。

支援金を得たあとに、商品の仕入れをして在庫リスクを抑えることができるので、資金繰りに悩まされることもありません。

メリットの多い手法ですが、せどり・転売やメーカー仕入れとはタスクが大きく違うことが特徴です。

メーカーと独占契約を交渉するので、交渉力が試されますし、新商品を販売するスキルも身に付ける必要があります。

そのため、「メリットは多いけど他の物販ビジネスと全然違う」と感じる人は多いですが、ビジネスで必須のスキルが身に付く点は大きなメリットです。

思考力を伴う作業が嫌いな人には不向きですが、新商品を市場に出す面白さを感じることができるなら、リスクもないので取り組んでみるといいでしょう。

【メリット】
・在庫リスクがほとんどなく、仕入れ代金を用意する必要がない
・独占契約が前提なのでライバルが不在
・支援者都合のキャンセルや返金がない
・利益率を自分で設定できる(30~40%)
・クラファン1回で大きな利益が得た後、一般販売で継続的な収入を得られる
・自社ブランドを育てることができる
・大型のB2B取引ができることがある
・すべて自宅で完結する
・海外メーカーとの取引でも英語力は不要
・社会的信用が高い。後ろめたさとは無縁
・ビジネスで必須の交渉力と販売力が手に入る

【デメリット】
・せどり・転売やメーカー仕入れより即金性がない
・作業タスクが多く、特に思考するタスクが多い
・メーカーとの交渉力が必要となる
・商品を魅力的に伝える販売力が必要となる
・広告費が発生することがあるので、十分な利益を見込んでおく必要がある


【まとめ】自分に合った物販ビジネスを選ぼう

物販ビジネスとは何か、そしてどんな種類があるのかを解説しました。

物販ビジネスと言っても様々な種類があり、特徴やメリット・デメリットが大きく違うので、自分に合った物販ビジネスを選ぶようにしましょう。

特に物販クラウドファンディングは、一般的にイメージされる物販ビジネスとは大きくやることが違います。

物販クラウドファンディングのやり方については、拙著「物販×クラウドファンディング実践大全」に詳しく解説しています。

また、物販クラファンについては、無料相談を随時受け付けています。興味のある方はお問合せフォームより気軽にご連絡ください。

最後までご覧いただきありがとうございました。

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