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ヒトカラが救世主

過去のトラウマ
罪悪感
自己憐憫
救世主ヒトカラ

自分の思いや考えは、自分のものではなく風景や匂いといったものと同じ外部からの信号みたいなもの。ふとそんなことを思ってからもう10年だったのだけれど、いまだにこれを否定できずにいる。それどころか賛成多数を占めている。結局私などどこにもいないのだ。
安穏とした生活、平和な毎日を心から望んでいた。しかしそれとは程遠い毎日を送っていた。自殺のことを考えるのは日常茶飯事といった具合だ。今考えてもゾッとするがよく耐えたなと思う。そんな自分を救ってくれたのは1人カラオケだ。うさを晴らすのに大酒を飲んだり家族に当たったりするなんて言う事はできない。1人でカラオケを何時間も歌い続けた。どうやったら上手くなるのかを考えながら何回も何回も歌えば嫌な事は忘れられる。上達を考えずにただ味わって歌い続けた時もある。いろんな本を読み、色んな先生に習い上達の方法を探った毎日。その結果自他共に認めるカラオケ愛好家になったのだと思う。自分で自分の歌を上手くなったと思えるのは凄いと思う。
基本的に1人でカラオケをするのだが、誰かと行く時もある。それは仕事で行く場合だ。カラオケのレッスンと言うよりも一緒にカラオケボックスに行って歌ってほしいと言う依頼だ。この場合依頼者は経営者がほとんどだった。カラオケの話だけではなく、人生の話や風俗の話など何でも僕はできた。だから結構引っ張りだこに誘われるようになった。
結婚式やステージでも歌ってほしいとか、カラオケ大会の司会をやってほしいとか依頼はたくさんあった。関西で1番大きな花火大会の総合司会なども何年もやらされた。すべて1人でカラオケをしたことが、つまりヒトカラが私を進化させたのだ。毎日死にたいと言っては川べりまで行き苦しんでいた私を救ったのはカラオケだ。ヒトカラが私を救ったのだ。まさに救世主だ。だから今僕は真剣に考えている。1人でカラオケを楽しむ環境作りをお手伝いできたら嬉しいなと思った。人生はなかなか終わらない。中高年になっても楽しめるだけでなく、上達し自分を導いてくれる趣味としてヒトカラをお勧めします。ありがとうございます。

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