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「何も持たない無名のおっさん」がただの「無名のおっさん」になるまで

ナリシゲ(@nari_104)です。
今日は「コンテンツ力(りょく)」の話。Jリーグ・栃木SCのマーケティング戦略部長のえとみほ(@etomiho)さんのツイートを見て思ったことを。

今でこそ「キタキュースタイル」という地域メディア的なものを生み出して運営していますが、昔は私も何もコンテンツを生み出せない「何もない無名の僕ら」のひとりでした。しかも年齢は40代。SODで執行役員を務めたという話もすっかり過去のものとなり「何も持たない無名のおっさん」と化していました。その間、ブログを不定期に更新しており、時折バズることもありましたが、「何も持たない」状態であることには変わりなく悶々とした日々を過ごしていました。

何も持たない無名のおっさん」ってのは、この世の中でも最下層に近いんじゃないかと思うんです。何も持たないから人の役に立たない→人の役に立たないから自己肯定感が上がらない→自己肯定感が上がらないから…完全に負のスパイラルです。
でも、当時はそのスパイラルからいつでも脱出できる、と思っていたんです。根拠ですか?「自分が蓄えてきた知識とスキルがきっと誰かの役に立つ」と思い込んでいたんですよ。「場所さえあれば、今目立っている連中には負けない」とも思ってました。

「自分が蓄えてきた知識とスキル」なんて形にしなきゃ誰にも伝わらないこと、「場所」なんて「何も持たない無名のおっさん」には誰も用意してくれないこと、こんな当たり前のことが、当時は全く理解できていなかったんですよね。いや、分かっていてその現実から目を背けていたのかもしれません。

そんな中、あまりの腹立たしさに勢いで書いたブログ記事が運よくバズり、その流れに乗って「キタキュースタイル」という自分の生まれ故郷をテーマにしたサイトを立ち上げたのが今から約14か月前のことです。
以降、地元・北九州市の方々にご協力いただきながらぼちぼちとサイト運営をしています。

「自分が蓄えてきた知識とスキル」を形にし、「場所」も自分で用意したことで、身の回りでいろんなことが起こり始めました。特にこの数か月、この「キタキュースタイル」経由でいろんな方にお声がけいただいたり、コミュニティに参加させていただいたり、行政のイベントのお手伝いをすることになったりと、何かが大きく変化していることを強く感じています。

私は、この「キタキュースタイル」のお陰で「何も持たない無名のおっさん」から(「何も持たない」ではなく「何かを持っている」)ただの無名のおっさん」になりました。

そして、コンテンツ力をより高めるために来年のUターンを計画中です。

来年の私は、戦う場所を変えることでコンテンツ力が大いに上がることでしょう。

何も持たない無名のおっさん」が「ただの無名のおっさん」になった話でした。
行き詰まり気味でも、行動次第でなんとかなる。

いただいたサポートはローカルWebメディア「キタキュースタイル」の取材費用に充てさせていただきます。