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ナッツの万馬券倶楽部 #43

今年もクラシックが始まりました。

先週の桜花賞は、まさかのレーヌミノルの勝利で幕を閉じました。

レーヌミノルは1200mまでの馬と吹いていた自分がとても恥ずかしい予想をしていた事に後悔していますw

気を取り直して今週は牡馬クラシック第一戦、皐月賞。

牝馬のファンディーナが参戦ということで、今年の皐月賞も盛り上がりそうです。

もし勝つような事があれば、48年ヒデヒカリ以来の69年ぶりの皐月賞牝馬制覇であり、歴史的快挙である。

ただ、牝馬が牡馬クラシックを制するのはどれほど難しいことなのか…。

過去30年で皐月賞に挑んだ牝馬は、1991年のダンスダンスダンス(5着)と2014年バウンスシャッセ(11着)の二頭のみ。

牡馬クラシックを制覇した牝馬は、過去60年遡っても2007年日本ダービーのウオッカのみ。

だが、ファンディーナも規格外の牝馬である事は間違いない。
3戦3勝の無敗であり、過去のレースを見ても、まだ本気を出しておらず、余力たっぷりの走り姿しか見せていない。
前走も勝ちに来たハナレイムーンを馬なりで突き放す内容で、相手は強くなかったとは言え持ったまま、相当強い勝ち方だった。
たしかにフラワーカップは追うところがなく大楽勝だったが、強い相手とここまで対戦しておらず、いきなりの牡馬一線級相手でどこまでやれるのかは謎。
だがしかし、今回は有力馬が後方待機する馬が多いので展開的には有利になる。
中山への輸送も前走で経験しているので当然だが逆らいづらい1頭。
ここでぶっちぎるような事があれば牝馬ダービーもあり得る。




皐月賞を予想するにあたっての参考レース

【弥生賞(G2)】
1着 カデナ
2着 マイスタイル
3着 ダンビュライト

【若葉ステークス(OP)】
1着 アダムバローズ

【スプリングステークス(G2)】
1着 ウインブライト
2着 アウトライアーズ
3着 プラチナヴォイス
4着サトノアレス

【きさらぎ賞(G3)】
1着 アメリカズカップ
3着 ダンビュライト

【共同通信杯(G3)】
1着 スーワヴリチャード

【京成杯(G3)】
1着 コマノインパルス

【毎日杯(G3)】
1着アルアイン

【アーリントンカップ(G3)】
1着ペルシアンナイト

【ホープフルステークス(G2)】
1着レイデオロ





レイデオロは皐月賞と同じ中山2000での2戦が圧巻。
後方から大外を回して立ち木を交わすかのごとく凄まじい切れ味で差し切り。
楽々と差し切ったコマノインパルスが京成杯(G3)で勝っているように、レベルの高さも実証されている。
ただ、ソエが悪化しており弥生賞を使えず直行になったため、4ヶ月ぶりのレースとなり調整過程がどうか。



サトノアレスは朝日杯を勝った2歳チャンピオン。
休み明けもあったかもしれないが前走のスプリングS(G2)は4着止まり。
今回のメンバー構成的にそこまで評価できないのと、切れ味で勝負するだけに、2000mに伸びてキレが鈍らないかがカギ。



弥生賞(G2)を勝ったカデナは、とにかく折り合いが良い馬なので、 どんな展開になってもきっちり折り合いそう。
今回はメンバーを見渡してもスローな展開が濃厚になりそうな予感なので、前回の弥生賞と同じような競馬が出来れば勝ち負けありそう。



スワーヴリチャードは、初戦の頃から素晴らしい末脚を持っているのは周知の事実。
その後、順調に勝ち上がってきて共同通信杯(G3)においては、四位騎手お得意の大外ブン回しではなく内目で溜めて突き抜ける競馬。
今回も同じような再現をして道中は好位中団ぐらいで脚を溜めて、そのまま馬群を割ってくるような競馬ができれば勝ち負けはありそう。



ペルシアンナイトは、シンザン記念(G3)で1番人気に支持されながらも3着で終わったが、次走のアーリントンC(G3)を難なく勝っているので強いのは確かであろう。
ただ、1600mの馬という印象があるが、2000mまで走れるかどうか。
手綱を掴むのが皐月賞男ミルコ・デムーロとなれば、デムーロマジックでどうにかしてくれそうな期待も。
正直な気持ちを言うと皐月賞よりNHKマイル向き。
母系を見ても距離延長がプラスになるかと言われると微妙だし、中山よりも東京コースの方が持ち味を活かせるタイプだと思う。
この陣営の判断が吉と出るか凶と出るか?



アメリカズカップはきさらぎ賞(G3)でサトノアーサーを破る大金星。
ただ、馬場と展開が味方した面はあった。
また、きさらぎ賞で大きく減った馬体が戻ってくるかどうか、初めてのツーターンの中山2000で力を出せるか、出遅れ癖は出ないかと課題は多い。
松若風馬騎手はクラシック初騎乗となるが、気負うところなく初勝利となるか。
ちなみに、ピースの綾部がアメリカに行くので、サイン馬券と考えると万馬券倶楽部的には面白い存在であるw



アルアインも同じく毎日杯(G3)でサトノアーサーを破っている。
今まで2番人気以下になった事もないが、今回のメンバーだと多少人気は落とすだろうから万馬券倶楽部的には面白い存在ではある。
2000mは未経験だが、1600mのシンザン記念(G3)で6着、1800mの毎日杯では1着と着順を上げているので、距離延長はプラス材料かもしれない。
今回は中山競馬場なので、初の関東遠征となり、問題は輸送の心配である。



スプリングS(G2)を5番人気で勝ったウインブライト、地味なので人気しないからこそ抑えておいても良いと思う存在。
過小評価は禁物。
鞍上も穴メーカーの松岡騎手なだけに3着までの期待はしてもよさそう。



スプリングSを2番人気で2着だったアウトライアーズは、伸びない内目を通ったが最後までしぶとく伸びて強い印象だった。
距離延長も歓迎のタイプだと思うので、能力も十分足りるはず。
今回もうまくハマれば万馬券倶楽部的には面白い存在。



皐月賞と同じ舞台の京成杯(G3)を勝ったコマノインパルスは、早い段階では期待をしていたが、前走の弥生賞(G2)が6着と敗け過ぎな気も。
ただ、今まで出走してきたレースは全て2000mで、その内、中山2000mを3回経験しているのは強み。
しかも、鞍上が穴男、江田照男に乗り替わりって所は脅威w



皐月賞トライアルレースである弥生賞(G3)で3着に入り出走権を手に入れたダンビュライトは、弥生賞こそ5番人気だったが、それ以外のレースでは全て2番人気以内。
朝日杯FS(G1)でも2番人気になるぐらいの注目馬(結果は13着だったがw)。
まだ1勝馬だが、朝日杯以外は成績も安定しているので、今回も3着までは可能性がありそう。
人気を落とすようであれば魅惑の穴馬となりそう。



皐月賞トライアルレースである若葉S(OP)を勝って出走権を手にしたアダムバローズは毎回人気こそしないが、7戦して5戦が2000mを使われているので、2000mに関してはどの馬より経験豊富である。
皐月賞と同じ舞台である中山2000mの京成杯(G3)では12着に敗れているが、京成杯以降は2000mを2連勝中なので軽視は禁物かも。
面白い穴馬となってほしい。





【ナッツの予想】
◎ファンディーナ
◯カデナ
▲スワーヴリチャード
△アメリカズカップ
△アダムバローズ
△ダンビュライト
△レイデオロ





差しが決まる流れになれば当然ですがレイデオロが抜けて強いと思う。
ただ、この馬は日本ダービーまで僕は◎を取って置きたい。

ファンディーナが勝つような事があれば、皐月賞を父娘制覇となり、父であるディープインパクトの以来の12年ぶりの無敗の皐月賞馬の誕生となる。

そこにロマンが詰まっているので僕はファンディーナを応援したい。

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