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私がキャリアチェンジをしようと決心した理由 – 自分の「やりたいこと」に蓋をしていませんか?

私は最近キャリアチェンジを目論みながら、転職活動を始めました。ポッドキャストでも時折お話ししています。

アメリカで2006年に大学院を卒業してから得た製造業系の会社での仕事。
同じ会社に九年勤めて、社内を渡り歩いて辿り着いた生産効率の向上や、プロセス改善などの仕事は、給与水準も高く、私はお金を追いかけるようにキャリアに邁進してきました。

数回転職してお給料も格段にアップして、家事は外注しまくり、子供はこの辺りで一番学費が高い私立の学校に通い、三人家族にはあまりある家を購入して好きなようにリフォーム、本当に気に入った家具だけを買い、毎年日本に里帰りし、その他にも年1-2回の旅行、必要だと判断したもの、そうじゃないものでも欲しいと思ったらお金が原因で我慢することはなくなりました。

私は大学院で勉強していたあの頃、こんな風になりたいなと思っていた所に到達した。
あの頃、「10年後、このくらいの収入があったら最高!って言っていた収入に、今、なっています。

だけど、ここにきて、葛藤がはじまりました。

むなしい
仕事が面白くない
毎日仕事に行くのが苦痛

『会社が火事で焼けちゃえばいいのに』とまで思い始めたので、こりゃヤバイと自分の気持ちと向き合ってみました。

最初は、今の会社の形態や新しく入ってきたボス、この組織のあり方が嫌なのかなと思っていたのです。どこにいったって、小さな不満はつきものです。

だけど、転職サイトをのぞいて、今の仕事の次に行くべきであろう、おそらく500万円くらい給料が上がるであろう仕事のポストをみてもまったく興味がわかない。

お金じゃないんだ

自分が納得のいく「お金」を得て、初めてきづいた。
お金のために、自分の幸せ、興味、好きなことを犠牲にするのは本末転倒。

ステップアップするような仕事以外にも、今の自分ですぐにでもPerform出来るような仕事のポストを見ても、めまいしかしない…
それで、やっぱり、もうこの仕事自体をやりたくないのだなと気づいたのです。

Great. Just great.
(ああー、もう最高だわこれ ←皮肉)

アメリカで働き始めて15年、今まで、なんの疑問も持たずに突っ走ってきた道が、もしかしたら間違えていたのでは?と初めて気づいたもんだから、さあ、大変。

15年の中で、要所要所で、「ああ、あの仕事楽しそうだな」とか、「あれ、私が得意そうな仕事じゃない?」と思う仕事がけっこうあったが、金に目が眩んで蓋をしていた自分を思い出した。

アメリカで有名な金融機関の大会社に勤めて億単位のお金をうごかしていたけど、そういう暮らしに嫌気がさして、アート系のキャリアにチェンジしたひとのブログが好きでよく読んでいたことも思い出した。

点と点が、つながっていくのを感じた

仕事を探す時には、「自分がやりたいこと」を探すんじゃなくて、「自分にできること」がなるべく募集要綱にいっぱいある仕事を探した。「仕事にありつく事」が目的になっていた。

それが、間違いだったなと気づいた。

そして、そんな折に、周りが、キャリアをスローダウンしたり、この間久しぶりに会った友人は、大会社の支社のCレベルエグゼクティブなのだけど、「俺は、妻と子供と楽しく暮らせたら、UBERのドライバーで食っていってもいいって思ってる」とまで言っていた。

ミシェルオバマは自叙伝の中で、満たされない弁護士としての仕事を離れ、半分以下のサラリーで市役所で働き始めた事を語っていた。

そう、そうなんだよ。優先順位って、あるよね。

私は宗教とかスピリチュアルとか一切信じないんだけど、きっと、タイミングがきたんでしょうね。色々な事がものすごくいいタイミングで重なって現れ、私に、そういう気持ちの変化をもたらしてくれた感じ。

そういう経緯で、キャリアチェンジをしたいと思い、転職活動を始めたのです。幸い、アメリカに住んでいるから、あからさまな年齢差別はできないし、能力があれば雇ってもらえる。

だけど、これから、新しいフィールドで仕事を得るのは厳しいとは思いますよ。まずね、サラリーは半額覚悟ですから。毎週来てもらっているお掃除のお姉さんにはさよならを言わなくてはいけないかもしれません。

JoyをSpark

とりあえず、まずは、今まで少しでも私のJoyをSparkした職種には応募しています。色々応募してみて、もし今までの私の経歴に敬意を表し、せめて30%オフくらいで雇ってくれる会社があったらラッキーじゃない?と考えて、探しています。

こんな私の転職活動ですが、これから、音声ノートとかでも紹介していきたいと思っております。

40も半ばにさしかかってやっと、自分の好きを追求し始めたワーママなっぱをどうぞよろしくお願いします。

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