FSHDとHIITトレーニング
以前、別の場所で書いていた記事を移行。古い内容なので参考程度によろしくお願いします。
以下本文：
顔面肩甲上腕型筋ジストロフィー（FSHD）の人に有益かもしれない情報を見つけたのでシェアします。
アメリカのFSH協会（日本でいうFSHDをアメリカはFSHと言ってます）が、FSHDの人にとって運動は重要な役割を果たしていると発表しています。以下に本文の翻訳抜粋を載せます。
今までお医者様といえば我々には無理な運動をしてはいけないと言ってきましたが、それに対してもう少し具体的にどのような運動が適しているかを示してくれています。
今までFSHD患者が運動をすることが悪とされていたのは、筋肉へ過度な負荷を与えた運動は病気を進行させるかもしれないといった不確定性が患者と医者の間で浸透しているが、これを大いに広めているのは、1990年早期に行われたマウス実験が原因とされているようだ。ところが近年では、複合的に綿密に計画され、管理たFSHD患者への臨床試験で何を示したかというと、”エアロビクス運動は、酸素供給量と持久力の向上のため、そして疲労軽減のために、安全で効果的な方法”であることを示している。
具体的にどのような運動がいいのか
同記事内にこのような記述があります。
high-intensity training (HIT) in people with FSHD Type 1 (3). HIT is a type of aerobic training carried out at an intensity level that maximizes the subject’s oxygen uptake.
HITというエアロビクス運動があるみたいです。
少しそのことについて調べてみました。
HITエアロビクスとは
Wikipediaからの参照となりますが、こう記されています。
高強度インターバルトレーニング（こうきょうどいんたーばるとれーにんぐ、英: High-intensity interval training, HIIT, HIT）とは、高強度間欠的運動 (HIIE) や スプリントインターバルトレーニング (SIT) や VO2maxインターバルトレーニング とも呼ばれ、インターバルトレーニングの拡張形で、不完全回復をはさみながら高強度・短時間の運動（無酸素運動）を繰り返すトレーニング方法である。高強度インターバルトレーニングは心血管運動の一種である。一般的な高強度インターバルトレーニングは合計4〜30分程度である。この短時間の負荷の高いトレーニングは運動能力を向上させ、グルコース代謝を改善し、脂肪を燃焼させる[1][2][3]。
HITエアロビクス構成
このアメリカの記事の実験では、以下の構成で行われたようです。
使用道具：
固定自転車での運動
運動の長さ：全体の長さ：21分
ウォームアップ：8分
HIT：5分
インターバル：3分
HIT（2セット目）：5分
これを1週間に3回だそうです。
HITエアロビクスの内容
実際に行われた実験のHITの内容ですが、結構面白いですね。
The HIT portion of the regimen was carried out in 60-second intervals where 30 seconds was spent at low intensity, 20 seconds at moderate intensity, and 10 seconds at maximal-intensity pedaling.
HITの構成
軽い自転車運動：30秒
程よく自転車運動：20秒
本気で自転車運動：10秒
これを5回で5分という内容です。
本気でっていうのが面白いですね。今までなら負荷をかけないでねっていう話だったので。
やってみる価値ありか
実際にやる際は自己責任でお願いします。
私はやってみます。ほっといても進行しますし。
実際に上記の実験後に病状が進行したという報告はないようです。
実際のところですが、FSHDの方はギリギリで生活できている人がいる分、健康意識が低い人が多い気がします。
私の場合は、リハビリはとても中だと思っています。運動だけでなく姿勢に関しても、FSHDの人で悪い人が多いのは筋力だけの問題ではなく、姿勢に対する意識が低い可能性があるんじゃないかなーとも思っています。偉そうなことは言えませんが。
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