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Weekly Media Log 2022.1.23

仕事が徐々に忙しくなってきました。それでも最近は毎日できるだけ運動を取り入れるようにしたところ、だいぶ安定して自分のリズムを刻めている気がして、疲れにくくなりました。体と頭の疲れのバランスが大事ですね。

さて、今週は少し駆け足になりますが、media logを始めたいと思います。

News

観葉植物の「下取りサービス」が静かな人気の理由

そもそも僕自身が葉っぱ好きということもあるのですが、この取り組みを見た瞬間「うまいな〜」とうなってしまいました。一度枯れかけてしまった観葉植物を下取りし、それを再生させて再度売りに出す、リボーンプランツのビジネス。もちろん、すくすくと育った綺麗な形の観葉植物は美しいですが、一度枯れかけたり折れてしまったりしたところから、新しい芽が吹くことで、個性的な形になりそれが生命力を感じさせ時に勇気を与えてくれる。そんな世界観がとても心地よいなと感じました。植物だけで無く、動物や人間にも同じような世界観が生まれてくると本当に心地よいと思います。

自宅にあるシェフレラも、実は何度か折れて、くねくねとしながら成長しているのを一目惚れして購入したのですが、それを毎日見ることで「自分も毎日頑張っていこう」と思えるし、純粋に美しい。一度傷ついたものの美しさ、不完全なところから再起していく美しさというものがある気がしています。

2030年の世界:知っておきたい9つのメガトレンド

とてもわかりやすくまとまっていると思います。僕の気になるトレンドとしては、都市化・透明性・テクノロジーシフト。どれも魅力的側面と不安な側面が入り混じってます。

特に透明性については覚悟しているし、自分の意見や意思をはっきりと表明していかなければ、透明性が上がるとともに、自分の色がどんどん透明になり周囲と一体化してしまうだろうと感じています。透明性に対してどう自分の色を強く持つのか。

またテクノロジーシフトに関しては、ずーっとここ最近言われていることで、AIに対する期待と不安感がありますが、人間が現実世界に身体と共に生き続ける限り、テクノロジーだけでは成立しない、という点もしっかりと考えないといけないと思います。一方でAIやIoTを駆使すれば、人間を介さなくてもできるようになるのは、世の中のほぼ全てに対して起きること。そのとき、自分は一体何で稼ぎたいのか、何を人生の拠り所にするのはただひたすらに考え行動し続けなければなりません。

大阪・堺市の、三住戸の改修「茶山台団地のリノベーション」

団地って割と環境的に豊かだと思うので、こういうおしゃれな改修がどんどん増えていってストックを活用する方向に行ってほしいです。内装も最小限で、ワラン合板の剥き出しとかも、そこまでお金かけてない感じがして好み。どこか一部の内装にお金をかけ始めると、全て拘らないといけなくなり始めますからね。一方でライティングレールはできるだけ各所に欲しい。


Book

イヴァン・イリイチ/エネルギーと公正

大きくは2つの内容に分かれ、前半が「エネルギーと公正」、後半が「創造的失業の権利」です。

エネルギーを消費しすぎることによってむしろ人間はそれに縛られてしまい豊かさから離れてしまうということ。そして専門家が技能や技術を独占して囲い込もうとすることによって、これまで当然のように専門家以外が行ってきた生業だったり能力が退化してしまい、専門家に依存する世の中になってしまうと言うこと。

同意する内容も多かったが、もう引き返せないところまで今日来てしまってるとすると、僕たちにできることはなんだろうと考えさせられました。

特に専門家が技能や技術を独占するっていうのは身近にもある話だと思っていて、社内でとある専門部署が立ち上がると、その部署が専門的部分を担うことが当然になり、今までいろんな部署で個々人がやってきたことが、専門部署にお願いしないといけない雰囲気になる。それは効率性の面からは良いかもしれないけれども、個々人のできる能力というのはどんどん限定されていってしまう。

一方で、専門家同士が高度なコラボレーションをすることを前提とすれば良いはずで、お互いの専門分野を任せて信頼しつつ、お互いが専門外のことも言い合えるような姿勢・雰囲気・多少の専門外の知識、が必要になってくるんじゃないかと思っています。世の中がどんどん技術的に複雑になれば専門家が増えるのは仕方のないことなので、それを前向きに捉えたいです。

Movie

グッド・ウィル・ハンティング/旅立ち

いくら親友であっても、相手の成功を心から喜ぶのはどれだけ難しいか。それをこの映画は見事に描いていると思います。僕自身も他人の成功を素直に喜べないことはあります。その醜い自分の心をどう扱えば良いか途方に暮れることもあります。この映画はその葛藤が誰にでもあること、そしてその感情を克服するには、徹底的に自分自身に対して後悔しないことである、ということを教えてくれました。


Music

John Adams/Hallelujah Junction: 1st Movement

この曲との出会いはと映画「Call me by your name」のBGM。とにかく衝撃的でした。すごい音が厚いなと思い、よく調べてみると、この曲は2台のピアノで奏でられ高度にそれが連携することで一体化して聴こえている高度な曲だということがわかり、より好きになりました(この動画を見るとそれがわかります。いつか弾きたい)。Spotifyの音源はかなり連携度が高い。同じ人が弾いてるレベルで音のタッチが一緒なので、2台のピアノとは思えないほどです。


また、John Adamsは「ミニマル・ミュージック」を提唱していて、音の動きが最小限に抑えられ、パターン化された音形が反復し、徐々に変化していくという特徴的な楽曲が多いです。この楽曲はその中でも比較的動きが多く、他にも美しい楽曲はたくさんあります。僕はこの楽曲をきっかけに、好きなジャンルとなりました。特定の感情に心が動かされない、研ぎ澄まされていくような感覚が大好きです。他に有名な作曲家としては、Steve Reichもいて、そのうちにその楽曲も紹介していきたいです。

今週は以上になります。最後まで読んでいただきありがとうございました。

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