読めなかった小説の映画化(マチネの終わりに)
この3連休に見ると決めていたのだが、日曜日は雨の予報だったので、今日、1番目を、地元のシネコンに見に行った。
エレベーターに並んで、朝イチでチケットを取って、上映時間までスタバで朝飯を食って、スクリーンへ。
満杯というほどではなかったけど、そこそこの混み具合。
福山ファン層っぽい人たちが多かったような感じ。
「マチネの終わりに」は、出版されて直ぐに買ったのだけど、その時の心境から、読めなくて、読まないまま映画化を迎えてしまった。
本は、引っ越しの時に無くしてしまっていたっぽい。本棚には見当たらない。
良い映画だった。
大きく感情を、動かされることはあまり無いが、静かに上に下に揺さぶられる。
世界で唯一50代にして最もかわいい女性、石田ゆり子は、とても素晴らしかった。
福山は、いつもどおり。
そして、桜井ユキ。
目的のためには手段を選ばない、曲がった愛情を演じきった。
最近注文の女優だが、この映画でも素晴らしかったと思う。
(逆に今のドラマは、すこし合ってない気がする)
気になったのは、全体的にダークな場面が多いこと。室内が多いというのもあるが、戸外の場面でも、あまり晴れ上がった場面は少ない。
そうでも無い場面でも、ずっと沈んだ印象になっている。
あとは、若干の間延び感があったりしたので、今年ベストの映画とは言えないが、かなり上位に入る映画だった。
無くしてしまったので、帰りに文庫版を買った。
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