データで見るラフマニノフ全作品のジャンル
はじめに:「データで見る」とは?
クラシック音楽についてデータで分析してみようという試み。これまで、ラフマニノフの生涯、ラフマニノフの調性を見てきた。
今回はラフマニノフの作曲した全作品のジャンルを見ていく。
今回のデータ
データはIMSLPから取得し、作品番号(Op.)付きのものとそうでないものを分けてカウントした。
作品数カウントのルール
異なるアレンジで複数作曲されているもの(ピアノ協奏曲第1番のオリジナルと2台ピアノ編曲 など)は、区別せずに1曲としてカウント。
プレリュードなどの組曲は、それぞれを1曲ずつとしてカウント。
交響曲など楽章で分かれているものは、分けずに1曲としてカウント。
このカウント方法には議論が残るが、ひとまずこれで進める。
ラフマニノフ全作品のジャンル
ラフマニノフ自身がピアニストであったことから、ピアノ作品(ソロ、2台ピアノなど)が多いことに驚きはないが、歌曲も多く作曲されている。(12曲からなる『12のロマンス Op. 14』のように組曲形式になっているものが多いので、多くカウントされがちではあるが。)
一般にピアノ協奏曲(ここではオーケストラ作品としてカウント)を中心に、交響曲などオーケストラやピアノ作品の演奏機会が多いが、この数多くの歌曲にも注目したい。
Xのフォロワーさんに教えていただいた、歌詞とその日本語訳が見られるWebサイト。
これから書くもの
ラフマニノフ以外の作曲家にも展開
次はグスタフ・マーラー?