ルーフボックスのトラブル

昨晩、和多志たちは東京都内のパーキングにいた。

熊本オフ会に向かうためである。
移動手段はもちろん車。

これは日本有事の際の避難訓練を兼ねている。

直家さんがYouTubeで話していた通り、
車の屋根の上に巨大な荷物入れを付けた。

したがって、車の中は空で、
人間様とセキセイインコの希さんが大の字で寝られる予定であった・・・。

しかし・・・

時間は有限。
やりたいこと、学びたいことは無限の和多志たち。

衣類や日常品の量は極端に少ないものの、パソコンは計5台。
移動用のルーター1台にスターリンク。
書籍は150冊ぐらいを車に積んだ。

セキセイインコちゃんは、ケージで乗車スペースが保証されているが、
人間様の寝ころびスペースは1名様分となった。

直家さんは自宅を出発する直前まで
1冊1冊心を込めて潜在意識メッセージを書いた。

だから、荷物は車に詰め込んだだけで、
ルーフボックスに入れるものか、車内に置いておくのかの
分別もまったくしていなかった。

昨日、午前中の都内での用事が終わって、
西に向かって車を走らせた。

東京の西側の八王子手前のパーキングについた時点で、
嫁は爆発寸前!

なぜなら、車の中がメチャクチャだったからだ。

せっかく車内の天井に付けたネットも
直家さんの荷物が分別されていないから、
宝の持ち腐れ状態だった。

出発前日は直家さんも睡眠時間が2時間だったため、
眠気が来た段階でパーキングに入った。
そこで2時間ほど眠り、目が覚めたところで、
車内清掃開始!!

まずはルール設定。

1週間以内に使用予定のあるものは車内。
それ以外はルーフボックスへ、と決めた。

ルーフボックスは、オフ会で使用する椅子、スピーカー等と
嫁の私物がすでに入っていたので、
荷物が大きいままでの収納は不可能。
そこで直家さんの荷物は、
都内100均で購入していた分別用の袋に入れて
それぞれ内容を書いて小分けにして
ルーフボックス内の隙間に収めていった。

そして、ルーフボックスの鍵を閉めようとした時に、
何をやっても鍵が閉まらない。

このルーフボックスは、両方から開けることができるので、
ならば反対側から開けてみようということになった。

そしたら、今度は、お弁当箱状のルーフボックスの
身と蓋がズレ始めてしまった。

直家さんの指示で、和多志も車の側面に登り、
言われたとおりに力をかけた。

そしたら、片側の鍵は何とかしまったが、
反対側の鍵が何をやっても閉まらない。

このまま走ると、ルーフボックスの蓋が開いてしまい、
高速道路の大惨事につながりかねない。

そこでJAFに電話をした。

「このままでは車を走らせることもできないし、
レッカーで運んでもらうこともできない」
と状況を説明した。

JAFのコールセンターの方は、
「ほとんど力になれないかもしれないが、
これから係員を向かわせます」
とのことだった。

祈るしかない、とはこのことだ。

約1時間後、JAFの方が来てくれた。

JAF隊員さんは、背が高くて、
車の側面に登らなくても、
ルーフボックスに手が届いた。

直家さんとJAF隊員さんで
同時にルーフボックスに力をかけたら
パチン!

気持ちの良い音を立てて、ルーフボックスが閉まった。

私はすぐにルーフボックスに鍵をかけた。


実は26日の今日、あることにお誘いくださった方がいた。
しかし、余裕をもってオフ会の現地入りしたいからと
そのイベントには出席せずに出発してこの状況。

もしこれが時間ギリギリで起こっていたら・・・
もし日本有事の時に起こっていたら・・・

相当パニックになったであろうことは簡単に想像がつく。


余裕のある時に、このようなトラブルに見舞われたことで
ルーフボックスもこのようなことがあり得ることを知った。
海外メーカー製なので、
日本においてのサポート体制はよくわからないが、
ホームセンターに行って、
ルーフボックスをきちんと止めるものを購入して対応すれば、
ルーフボックスの鍵自体が壊れていたとしても、
お弁当箱状の身も蓋もきちんと合っているのだから
使い続けることはできる。

オフ会に向かう機会を利用して
和多志たちは日本有事の際の避難訓練をしている。

ルーフボックスには、このようなトラブルがあり得ることを知ることができて良かったと思う。

考えてみれば、有事の際は、
日本製の製品を買っていたとしても、
サポート体制が機能していないことは簡単に想像がつく。

ということで、昨晩の状況報告でした。

事前にこのようなことを知ることができて良かったと思う。
今日はさっそく、ホームセンターで
ルーフボックスの鍵が壊れていたとしても、
身と蓋が開かないようにするグッズを購入します。

行ってきまーす!






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