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聖杯7


【聖杯7のイメージ】

・正位置

1人の人物の目前に7つの聖杯があります。
それらには、色々なものが乗っています。
宝石、女性の顔、月桂樹などですね。
これらは地位、名声、成功、財産などを示しています。。

左上に女性の顔があるということは、黒塗りのような人物は男性であろうと推測できます。
恋愛や結婚のパートナーを表しているからです。
理想のタイプあるいは結婚願望という辺りかと感じます。

下段の右から2番目の聖杯には、月桂樹が乗っています。
その聖杯だけがいこつが描かれているように見えます。
これは戦いで勝利を収めたいという思惑であるとか、生涯ずっと勝利者でありたいという考えです。

富士山のような山や塔のカードをイメージさせるものは、頂点に立ちたいという願望でしょう。
ドラゴンのようなものは、強さというものをイメージできるので、これも地位や立場、権力を望んでいるものを推測できます。

蛇は、欲望を示すものです。
成功や繁栄を暗示しています。

いずれにしてもこれらの聖杯は、この人物の欲望や狙いを示しているのです。

これら聖杯は、雲の上にあります。
背景の水色と合わせるとまるで急に発生する雷雲のようにも見えます。
これらの聖杯はどれも手にすることができないということです。
雲は手でつかむことができませんからね。

また、この人物が黒塗りのようになっているのは、大アルカナだと塔や悪魔のような印象を受けます。
服装だけではなく、手も真っ黒であることに注目すべき箇所です。
判断が付かないという状況を示しています。
あるいは、全てを手に入れたいという誘惑を感じさせます。

・逆位置
迷いや欲望が抑えられます。
本当に望むべきものが何なのかということが明確になることでしょう。
嘘や偽りには騙されない状態です。

【聖杯7のカードを理解する上で重要なポイント】
・聖杯に雲がかかっている
・人物が黒塗りである
・それぞれの聖杯に乗っているもの

代表的な聖杯7の意味です。

【正位置】
幻、色々なことに手を出しすぎている、迷い、妄想、先行きが見えていない

【逆位置】
的を絞る、現実的な考え、迷いがなくなる、落ち着く、あれこれ求めない

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