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聖杯6


【聖杯6のイメージ】

・正位置

中央に2人の子供がいます。
左側の少年(少女のようにも見えます)が、右側の少女に白い花が咲いている聖杯を渡しています。
他の聖杯にも同様に白い花を咲かせています。
白い花は、純粋さを示しています。
法王に出てくる信者などでも白い花は出てきますが、同じ意味合いです。

背景の建物に着目すると、城下町という感じです。
しかし、地面はまるで乾燥した大地のように感じます。
棒4は外見だけですが、それとは雰囲気が異なります。

これらは一体何を示しているのでしょうか?

答えを先に書くと、思い出や記憶です。
その持ち主は、聖杯5で出てきた人物です。
カードは順番で繋がっているので、このような発想となります。

彼は、何か悲しいことがあって辛い気持ちでいます。
橋を渡った先に少し離れていますが、城があります。
彼が小さい頃に住んでいたのかもしれませんが、その頃のことを思っているようにも見えます。

同じように見える聖杯や白い花ですが、彼にとっては1つ1つが違うものでしょう。
草木があまり生えていないような場所で、聖杯の花はとても貴重なものだと感じます。
あるいは彼の中で、特に記憶に残っている場面なのかもしれません。
白黒ではないことから、記憶や思い出は鮮明なものと考えられるでしょう。

・逆位置

忘れられない思い出や出来事には変わりないかもしれませんが、こだわりや執着があります。
うまく行かなかったことや苦い出来事など後悔が残っているかもしれません。
捕らわれすぎていて、前を向くことができない状態です。

【聖杯6のカードを理解する上で重要なポイント】
・聖杯に咲いている白い花
・城下町の雰囲気
・全体が白黒ではない

代表的な聖杯6の意味です。

【正位置】
いい思い出、気持ちの整理、振り返り、原点に立ち戻る

【逆位置】
嫌な思い出、過去への捕らわれ、しがらみ、先に進めない

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