剣７

【剣７のイメージ】

・正位置

５本の剣を持った男性がいます。
背後の様子を気にしている姿です。
後ろを振り向きながら、前に進んでいる状況ですね。
しかも、何やら忍び足で移動しているようにさえ感じられます。
また、彼の表情を見ると、うまく敵を出し抜いて剣を手に入れたという様子に見えますね。

更に２本の剣が地面に刺さった状態です。
これは、彼にとって必要がない剣であると考えられますし、敵を欺くために置いたとも考えられます。

彼の背景を見ると、テントらしきものがいくつか確認できます。
カードの左側には、土煙のようなものと、小さいですが人影があります。
タロットの解説書では、軍隊の演習ということがよく記載されている状況の絵です。

実際に軍隊の演習かどうかはわかりませんが、少なくともわかることがいくつかあります。
まず、テントは一時的に寝泊りや休憩するものであって、長い間定住するものではありません。
テントの数もこのカードに描かれているだけでもいくつかあるということから、かなりの人数や多くの物資があることを想像させます。

また、背後に小さく見える人たちは具体的に何をしているのかははっきりわかりませんが、土煙が立っていることを考えると大勢の人数がいることが想像できます。
つまり、この地で何らかの目的を達成するために一時的にいるのです。
ですが、剣が持ち去られていることに気付いていないようです。

彼は、見つかることなく剣を無事に手に入れることができたと想像できます。
それは、地面の境界線が示しています。
背景にある部分は、剣の持ち主の領域ですが、境界線を越えた先は彼の領域であることを示す線だからです。

・逆位置

剣は盗まれずに済みます。
事前に発見されることになるでしょう。
仮に盗まれたとしても、その原因は判明されます。

【剣７のカードを理解する上で重要なポイント】
・剣を盗んだ人物の表情、また進行方向と顔の向きが正反対であること
・背景のテントや土煙、そして地面の境界線

代表的な剣７の意味です。

【正位置】
裏切り、目に見えないダメージ、状況悪化が進行する、嘘、知らない出来事

【逆位置】
正直、隠し事がない、実体が見える、現実的、素直