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聖杯8


【聖杯8のイメージ】

・正位置

1人の人物が8つの聖杯を背にどこかへ行こうとしています。
この人物は、聖杯7で出てきた人物です。
聖杯7では、色々なものが聖杯に乗っていましたが、全てを手に入れられないことがわかったようです。
あるいは、本当に欲しいものではなかったことに気付いたのかもしれません。
別の見方をすれば、彼の背後にあるということから過去の思い出という見方もできますし、納得して新しいものを探しに出かけたようにも見えます。
いずれにしても、8つの聖杯を全て置いていくようです。

この人物をどう読むのかは、このカードを理解する上でとても重要かと思います。

表情を見ることができませんが、どこか寂しげなように感じられます。
孤独という印象を受けますね。
気分を示す月の表情は、彼の表情や気持ちを示しています。
味方によっては、満月であったり三日月にも見えます。
これは、彼の気持ちが不安でまだ揺れていることを示しているのです。
行く先に何が待っているのかまだわからないということかもしれません。

彼の先にある山は困難を暗示しています。
果たして1人でどのような目的地を目指しているのでしょうか。
杖を持って1人でいる姿は、隠者を想像させますね。
聖杯を全て置いていくという決断は、それなりに熟考したと想像ができます。

・逆位置

置いていこうとした聖杯を改めて中身を精査するでしょう。
その過程で、これまで気付かなかった価値観が見えてくるかもしれません。
必要な聖杯を再び手にすることがありそうです。

【聖杯8のカードを理解する上で重要なポイント】
・聖杯を背にどこかへ向かう姿
・三日月

代表的な聖杯8の意味です。

【正位置】
孤独、見切りをつける、寂しさ、1人になる、離脱する

【逆位置】
他者との交流、パーティー、色々な人の考え、出会い、多くの出来事

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